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公開番号
2024156440
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-06
出願番号
2023070902
出願日
2023-04-24
発明の名称
洗濯機
出願人
シャープ株式会社
代理人
弁理士法人あーく事務所
主分類
D06F
39/02 20060101AFI20241029BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】自動投入用のタンクおよび手動投入部のスペースを確保しつつ、限られたスペースでタンク容量を大きくすることが可能な洗濯機を提供する。
【解決手段】洗濯機1は、処理剤を投入可能な処理剤投入ユニット10を備える。処理剤投入ユニット10には、給水弁20、自動投入部30、および手動投入部40が設けられている。自動投入部30には、少なくとも1つのタンクが設けられており、前記タンクから取り出された処理剤が給水弁20から供給される水とともに流れる自動投入用給水経路と、前記手動投入部40とが、給水弁20と自動投入部30との間に配設されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
中心軸が鉛直方向に沿うように設けられた槽と、
水の供給を受けて前記槽に処理剤を投入可能な処理剤投入ユニットとを備える洗濯機であって、
前記処理剤投入ユニットは、
給水弁と、
前記槽に投入される複数回分の処理剤を収容する少なくとも1つのタンクを含む自動投入部と、
前記槽に投入される1回分の処理剤を収容する手動投入部と、
前記タンクから取り出された処理剤が前記給水弁から供給される水とともに流れる自動投入用給水経路とを備え、
前記給水弁と前記自動投入部との間には、前記手動投入部、および前記自動投入用給水経路が配設されていることを特徴とする洗濯機。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の洗濯機において、
前記給水弁、前記手動投入部、および前記自動投入部は、この順に一方向に並んで配設されていることを特徴とする洗濯機。
【請求項3】
請求項1に記載の洗濯機において、
前記自動投入用給水経路からの前記槽への排出口は前記手動投入部の下部領域に設けられていることを特徴とする洗濯機。
【請求項4】
請求項1に記載の洗濯機において、
前記自動投入用給水経路と前記タンクとの間には逆止弁が設けられて、前記自動投入用給水経路に負圧を発生させることで前記処理剤が前記タンクから前記自動投入用給水経路内に取り出され、
前記自動投入用給水経路には、上流側から押し上げることで経路を開放する弁体が前記タンクの下流側に備えられ、前記弁体を備える弁機構は前記手動投入部の後方に配設されていることを特徴とする洗濯機。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1つの請求項に記載の洗濯機において、
前記処理剤投入ユニットは、前記槽の上部領域の後方に配設されていることを特徴とする洗濯機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗濯機に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
洗剤等の処理剤をタンク内にあらかじめ複数回分貯留しておき、洗濯運転時に必要量を自動的にタンクから槽内に投入する洗濯機が提案されている。例えば、特許文献1には、処理剤の自動投入装置として、水槽の上側後方の左側寄りに処理剤タンクおよび供給ポンプを設けて、処理剤を自動で水槽に供給することが示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-80918号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
処理剤の自動投入機能を備える洗濯機であっても、洗濯運転時にユーザが処理剤を手動投入するための手動投入部も設けられることがある。ところが、洗濯機における槽の上側後方には、給水ホースや風呂水ホースなどを接続して水を供給する給水接続口が設けられており、処理剤の自動投入部と手動投入部との両方を設けるには設置スペースが限られている。そのため、自動投入用のタンクの大きさに制約を受けやすく、タンク容量が十分でないと、頻繁に処理剤を補充しなければならず、処理剤を補充する手間がかかる。
【0005】
本発明は、前記のような課題にかんがみてなされたものであり、その目的とするところは、処理剤の自動投入部および手動投入部の設置スペースを確保しつつ、タンク容量も確保することが可能な洗濯機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記の目的を達成するための本発明の解決手段は、中心軸が鉛直方向に沿うように設けられた槽と、水の供給を受けて前記槽に処理剤を投入可能な処理剤投入ユニットとを備える洗濯機であって、前記処理剤投入ユニットは、給水弁と、前記槽に投入される複数回分の処理剤を収容する少なくとも1つのタンクを含む自動投入部と、前記槽に投入される1回分の処理剤を収容する手動投入部と、前記タンクから取り出された処理剤が前記給水弁から供給される水とともに流れる自動投入用給水経路とを備え、前記給水弁と前記自動投入部との間には、前記手動投入部、および前記自動投入用給水経路が配設されていることを特徴とする。
【0007】
前記構成を有する洗濯機において、前記給水弁、前記手動投入部、および前記自動投入部は、この順に一方向に並んで配設されることが好ましい。
【0008】
また、前記構成を有する洗濯機において、前記自動投入用給水経路からの前記槽への排出口は前記手動投入部の下部領域に設けられることが好ましい。
【0009】
また、前記構成を有する洗濯機において、前記自動投入用給水経路と前記タンクとの間には逆止弁が設けられて、前記自動投入用給水経路に負圧を発生させることで前記処理剤が前記タンクから前記自動投入用給水経路内に取り出され、前記自動投入用給水経路には、上流側から押し上げることで経路を開放する弁体が前記タンクの下流側に備えられ、前記弁体は前記自動投入部に隣接し、前記手動投入部の後方に配設されることが好ましい。
【0010】
また、前記構成を有する洗濯機において、前記処理剤投入ユニットは、前記槽の上部領域の後方に配設されることが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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