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公開番号2025015257
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023118555
出願日2023-07-20
発明の名称乗降車確認システム及び乗降車確認方法
出願人株式会社 ミックウェア
代理人
主分類G06Q 50/40 20240101AFI20250123BHJP(計算;計数)
要約【課題】見守るべき対象者の乗り遅れ、降り忘れ等の異常を検知して、管理者または保護者に通知する。
【解決手段】複数の乗降車地点を移動して、複数の対象者を乗降車させる乗り物の運用において、対象者の乗降車状況を管理する乗降車確認システムは、対象者が携帯する携帯端末と、乗り物に設置した通信装置と、管理装置と、を有し、通信装置は、各携帯端末から識別情報を受信し、現在位置を示す位置情報を取得し、管理装置は、通信装置から受信した識別情報及び位置情報と、設定情報とに基いて、対象者の乗降車状況の異常の有無を判定し、異常があれば、通知先に通知する。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
複数の乗降車地点を移動して、複数の対象者を乗降車させる乗り物の運用において、前記対象者の乗降車状況を管理する乗降車確認システムであって、
複数の前記対象者が携帯する携帯端末と、前記乗り物に設置した通信装置と、管理装置と、を有し、
各前記携帯端末は、
予め割り当てられた識別情報を、所定の距離範囲内で到達する電波強度で、繰り返し送信する無線送信部を備え、
前記通信装置は、
前記識別情報を受信する受信部と、
現在位置を示す位置情報を取得する取得部と、
前記識別情報及び前記位置情報を受信、または取得したタイミングで、前記識別情報及び前記位置情報を時系列で記憶する履歴記憶部と、
前記履歴記憶部に記憶した前記識別情報と前記位置情報とを、前記管理装置に逐次転送する通信部と、を備え、
前記管理装置は、
前記対象者を示す対象者情報と、前記識別情報と、前記対象者の乗車予定の位置及び降車予定の位置を示す確認ポイントと、を対応付けた設定情報を記憶する管理記憶部と、
前記通信装置から、前記識別情報と、前記位置情報とを逐次受信する管理通信部と、
受信した前記識別情報と前記位置情報とに基いて、前記確認ポイントにおける前記対象者の乗降車状況を示す状況情報を生成する生成部と、
前記確認ポイントと前記状況情報とに基いて、前記対象者の乗降車状況の異常の有無を判定する判定部と、
前記判定部が判定した結果を出力する出力部と、を備える、
ことを特徴とする乗降車確認システム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
複数の乗降車地点を移動して、複数の対象者を乗降車させる乗り物の運用において、前記対象者の乗降車状況を管理する乗降車確認システムであって、
複数の前記対象者が携帯する携帯端末と、前記乗り物に設置した通信装置と、各前記乗降車地点に設置した地点通信装置と、管理装置と、を有し、
各前記携帯端末及び各前記地点通信装置は、
予め割り当てられた識別情報を、所定の距離範囲内で到達する電波強度で、繰り返し送信する無線送信部を備え、
前記通信装置は、
前記識別情報を受信する受信部と、
前記識別情報を受信したタイミングで時系列に記憶する履歴記憶部と、
前記履歴記憶部に記憶した前記識別情報を、前記管理装置に逐次転送する通信部と、を備え、
前記管理装置は、
前記対象者を示す対象者情報と、前記識別情報と、前記対象者の乗車予定の位置及び降車予定の位置を示す確認ポイントとを対応付けた設定情報を記憶する管理記憶部と、
前記通信装置から、前記識別情報を逐次受信する管理通信部と、
受信した前記識別情報に基いて、前記確認ポイントにおける前記対象者の乗降車状況を示す状況情報を生成する生成部と、
前記確認ポイントと前記状況情報とに基いて、前記対象者の乗降車状況の異常の有無を判定する判定部と、
前記判定部が判定した結果を出力する出力部と、を備える、
ことを特徴とする乗降車確認システム。
【請求項3】
前記設定情報には、前記対象者の乗車予定の有無を示す予定情報が、更に含まれ、
前記判定部は、前記予定情報が乗車予定有りを示し、前記状況情報が、前記対象者が乗車予定の前記確認ポイントにおいて、乗車していないことを示す場合、異常有りと判定する、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の乗降車確認システム。
【請求項4】
前記設定情報には、前記対象者の乗車予定の有無を示す予定情報が、更に含まれ、
前記判定部は、前記予定情報が乗車予定無し、を示し、前記状況情報が、前記対象者が乗車予定の前記確認ポイントにおいて、乗車していることを示す場合、異常有りと判定する、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の乗降車確認システム。
【請求項5】
前記判定部は、前記状況情報が、前記乗り物の移動方向上、前記対象者が降車する前記確認ポイントよりも後にある、他の前記確認ポイントにおいて乗車していることを示す場合、異常有りと判定する、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の乗降車確認システム。
【請求項6】
前記判定部は、前記状況情報が、前記乗り物の移動方向上、前記対象者が降車する前記確認ポイントよりも前にある、他の前記確認ポイントにおいて降車していることを示す場合、異常有りと判定する、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の乗降車確認システム。
【請求項7】
前記設定情報は、前記対象者に異常があった場合に通知する通知先を示す通知先情報が含まれ、
前記出力部は、前記判定部が前記対象者の乗降車状況に異常有りと判定した場合に、前記通知先に対して、前記対象者に異常があった旨を通知する、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の乗降車確認システム。
【請求項8】
請求項1または請求項2に記載の乗降車確認システムを用いて、前記判定部が判定した結果をユーザに通知することを特徴とする乗降車確認方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、幼稚園・保育園等の園児、デイケアサービスを利用する老人等(以下、「対象者」という。)を送迎するためのバスの運用において、対象者の乗降車状況を把握する技術に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1は、ツアーに参加している乗客に携帯型の通信タグを持たせ、乗客がバスを乗り降りする際、バスの乗降ドア付近に設置した受信用アンテナで、通信タグから発せられる識別信号を受信して、乗客の乗車/降車状況を管理することを開示する。
【0003】
特許文献1の搭乗者管理システムでは、乗客の乗車/降車状況は、管理装置が記憶するタグテーブルで管理をしており、通信タグを持っていない人が乗車すると、識別情報を受信することができないため、この場合、正しい乗客ではないと判定して警報を発令する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-139459号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記の対象者のバス送迎においては、対象者の乗り遅れ、降り忘れ等が発生することがある。施設の管理者、保護者は、対象者の乗り遅れ、降り忘れを異常状態として素早く把握したいという要望がある。なぜなら、このような異常状態に気付かないままでいると、最悪の場合、対象者の生死に関わる事故につながる可能性があるからである。
【0006】
特許文献1は、乗客の乗り遅れを検出して、乗り遅れた乗客が保持する通信タグに呼び出し通知を行うことを開示する。しかし、上記の対象者の場合、呼び出し通知をしても、対象者自身は、その呼び出しに対応できない可能性がある。また、特許文献1は、降り忘れを異常状態として検知することについては、何ら開示していない。
【0007】
1つの側面において、本発明は、見守るべき対象者の乗り遅れ、降り忘れ等の異常を検知して、施設の管理者、または保護者が異常の有無を確認できるようにした乗降車確認システム、乗降車確認方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)本開示の1つの態様の乗降車確認システムは、複数の乗降車地点を移動して、複数の対象者を乗降車させる乗り物の運用において、対象者の乗降車状況を管理する乗降車確認システムである。乗降車確認システムは、複数の対象者が携帯する携帯端末と、乗り物に設置した通信装置と、管理装置と、を有する。各携帯端末は、予め割り当てられた識別情報を、所定の距離範囲内で到達する電波強度で、繰り返し送信する無線送信部を備え、通信装置は、識別情報を受信する受信部と、現在位置を示す位置情報を取得する取得部と、識別情報及び位置情報を受信、または取得したタイミングで、識別情報及び位置情報を時系列で記憶する履歴記憶部と、履歴記憶部に記憶した識別情報と位置情報とを、管理装置に逐次転送する通信部と、を備える。管理装置は、対象者を示す対象者情報と、識別情報と、対象者の乗車予定の位置及び降車予定の位置を示す確認ポイントと、を対応付けた設定情報を記憶する管理記憶部と、通信装置から、識別情報と、位置情報とを逐次受信する管理通信部と、受信した識別情報と位置情報とに基いて、確認ポイントにおける対象者の乗降車状況を示す状況情報を生成する生成部と、確認ポイントと状況情報とに基いて、対象者の乗降車状況の異常の有無を判定する判定部と、判定部が判定した結果を出力する出力部と、を備える、ことを特徴とする。
【0009】
(2)本開示の1つの態様の乗降車確認システムは、複数の乗降車地点を移動して、複数の対象者を乗降車させる乗り物の運用において、対象者の乗降車状況を管理する乗降車確認システムであって、複数の対象者が携帯する携帯端末と、乗り物に設置した通信装置と、各乗降車地点に設置した地点通信装置と、管理装置と、を有する。各携帯端末及び各地点通信装置は、予め割り当てられた識別情報を、所定の距離範囲内で到達する電波強度で、繰り返し送信する無線送信部を備える。通信装置は、識別情報を受信する受信部と、識別情報を受信したタイミングで時系列に記憶する履歴記憶部と、履歴記憶部に記憶した識別情報を、管理装置に逐次転送する通信部と、を備える。管理装置は、対象者を示す対象者情報と、識別情報と、対象者の乗車予定の位置及び降車予定の位置を示す確認ポイントとを対応付けた設定情報を記憶する管理記憶部と、通信装置から、識別情報を逐次受信する管理通信部と、受信した識別情報に基いて、確認ポイントにおける対象者の乗降車状況を示す状況情報を生成する生成部と、確認ポイントと状況情報とに基いて、対象者の乗降車状況の異常の有無を判定する判定部と、判定部が判定した結果を出力する出力部と、を備える、ことを特徴とする。
【0010】
(3)上記(1)または(2)に記載の乗降車確認システムにおいて、設定情報には、対象者の乗車予定の有無を示す予定情報が、更に含まれ、判定部は、予定情報が乗車予定有りを示し、状況情報が、対象者が乗車予定の確認ポイントにおいて、乗車していないことを示す場合、異常有りと判定する、ことを特徴としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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