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公開番号2025015204
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023118459
出願日2023-07-20
発明の名称ストレージシステム及びストレージシステムのバックアップ方法
出願人日立ヴァンタラ株式会社
代理人弁理士法人サンネクスト国際特許事務所
主分類G06F 3/06 20060101AFI20250123BHJP(計算;計数)
要約【課題】ネットワークの負荷の影響を受けず、ストレージシステムのデータについて確実に定期的なバックアップを行うストレージシステム及びストレージシステムのバックアップ方法を提供する。
【解決手段】クラウドストレージシステム1において、スケジューラ(スナップショットスケジューラ312)は、ストレージ管理サーバ200から、ストレージシステム30のデータについて少なくともバックアップ頻度を含む定期的なバックアップの設定を受け付けると、定期的なバックアップのための時刻を含むスケジュールを設定し、バックアップ部(スナップショットプログラム313)は、スケジューラによって設定されたスケジュールの時刻に従って、定期的にバックアップデータを作成し、データ転送部(データ転送プログラム413)は、スケジューラが設定したスケジュールの時刻に従って作成したバックアップデータをクラウドストレージ装置に対して転送する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
プロセッサと記憶装置とを有し、バックアップの対象となるデータを保有するストレージシステムにおいて、
ストレージ管理サーバと、前記バックアップによるバックアップデータを格納可能なクラウドストレージ装置と、にネットワークを経由して接続されており、
前記ストレージ管理サーバから、前記ストレージシステムのデータについて少なくともバックアップ頻度を含む定期的なバックアップの設定を受け付けると、前記定期的なバックアップのための時刻を含むスケジュールを設定するスケジューラと、
前記スケジューラによって設定された前記スケジュールの時刻に従って、定期的にバックアップデータを作成するバックアップ部と、
前記スケジューラによって設定された前記スケジュールの時刻に従って、前記作成されたバックアップデータを前記クラウドストレージ装置に対して転送するデータ転送部と、
を備えることを特徴とするストレージシステム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記バックアップ部は、前記バックアップデータとして、スナップショットプログラムによって、前記ストレージシステムのデータについてスナップショットを取得する
ことを特徴とする請求項1に記載のストレージシステム。
【請求項3】
プロセッサを有するネットワークインタフェースを有し、
前記バックアップ部は、前記ストレージシステムのプロセッサ上で稼働しており、
前記データ転送部は、前記ネットワークインタフェースのプロセッサ上で稼働している
ことを特徴とする請求項1に記載のストレージシステム。
【請求項4】
前記スケジューラは、
前記ストレージシステムのプロセッサ上で稼働し、スナップショットプログラムの実行スケジュールの時刻に基づき前記バックアップ部に指示するスナップショットスケジューラと、
前記ネットワークインタフェースのプロセッサ上で稼働し、前記データ転送部による前記バックアップデータの転送スケジュールの時刻に基づき前記データ転送部に指示を設定するデータ転送スケジューラと、
を含むことを特徴とする請求項3に記載のストレージシステム。
【請求項5】
前記スケジューラは、
前記ストレージシステムのプロセッサ上で稼働し、スナップショットプログラムの実行スケジュールの時刻に基づき前記バックアップ部に指示するとともに、前記データ転送部による前記バックアップデータの転送スケジュールの時刻に基づき前記データ転送部に指示する
ことを特徴とする請求項3に記載のストレージシステム。
【請求項6】
前記バックアップ部と前記データ転送部との間で前記バックアップデータの状態を共有するための情報共有テーブルを備える
ことを特徴とする請求項1に記載のストレージシステム。
【請求項7】
前記スケジューラは、前記ネットワークインタフェースに設けられている
ことを特徴とする請求項3に記載のストレージシステム。
【請求項8】
プロセッサと記憶装置とを有し、バックアップの対象となるデータを保有するストレージシステムのバックアップ方法において、
前記ストレージシステムは、ストレージ管理サーバと、前記バックアップによるバックアップデータを格納可能なクラウドストレージ装置と、にネットワークを経由して接続されており、
スケジューラが、前記ストレージ管理サーバから、前記ストレージシステムのデータについて少なくともバックアップ頻度を含む定期的なバックアップの設定を受け付けると、前記定期的なバックアップのための時刻を含むスケジュールを設定するスケジュール設定ステップと、
バックアップ部が、前記スケジューラによって設定された前記スケジュールの時刻に従って、定期的にバックアップデータを作成するバックアップステップと、
データ転送部が、前記スケジューラによって設定された前記スケジュールの時刻に従って、前記作成されたバックアップデータを前記クラウドストレージ装置に対して転送するデータ転送ステップと、
を有することを特徴とするストレージシステムのバックアップ方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はストレージシステム及びストレージシステムのバックアップ方法に関し、例えば、ストレージシステムのデータについて定期的なバックアップを実行可能なストレージシステムに適用して好適なものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、ストレージ市場において、顧客が所有するオンプレミスのストレージシステムと、クラウドシステム上のクラウドストレージサービスとを連携して利用する、いわゆるハイブリッドクラウドストレージシステムの利用が増えてきている。
【0003】
クラウドシステムにおいては、オンプレミスのストレージシステムを管理するストレージ管理サーバによってストレージ管理サービスが提供されている。このストレージ管理サービスは、ストレージシステムの設定や監視、バックアップやスナップショットの運用を行っている。
【0004】
ストレージシステムのバックアップ技術として、特許文献1に開示されたバックアップ方式が存在している。特許文献1は、ストレージシステムのデータをクラウドストレージサービスにバックアップする方式を開示している。特許文献1に開示されたバックアップ方式では、クラウドシステム上にあるストレージ管理サービスがバックアップスケジューラを有しており、ストレージシステムは、このバックアップスケジューラからバックアップ等の指示を受け取ると、当該指示に従ってストレージシステムのデータについて定期的にバックアップを実行する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許第950136号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に開示されたバックアップ方式では、クラウド上にあるストレージ管理サービスのバックアップスケジューラからのバックアップ等の指示がWAN(Wide Area Network)越しになる場合、WANのネットワーク状況によっては、当該バックアップ等の指示がオンプレミスのストレージシステムに届いたり届かなかったりと不安定となる。これは、バックアップができたりできなかったりすることを意味し、定期的なバックアップによる確実なデータ保護を実現することができなかった。
【0007】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、ネットワークの負荷の影響を受けることなくストレージシステムのデータについて確実に定期的なバックアップを行うことができるストレージシステム及びストレージシステムのバックアップ方法を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
かかる課題を解決するため本発明においては、プロセッサと記憶装置とを有し、バックアップの対象となるデータを保有するストレージシステムにおいて、ストレージ管理サーバと、前記バックアップによるバックアップデータを格納可能なクラウドストレージ装置と、にネットワークを経由して接続されており、前記ストレージシステムは、前記ストレージ管理サーバから、前記ストレージシステムのデータについて少なくともバックアップ頻度を含む定期的なバックアップの設定を受け付けると、前記定期的なバックアップのための時刻を含むスケジュールを設定するスケジューラと、前記スケジューラによって設定された前記スケジュールの時刻に従って、定期的にバックアップデータを作成するバックアップ部と、前記スケジューラによって設定された前記スケジュールの時刻に従って、前記作成されたバックアップデータを前記クラウドストレージ装置に対して転送するデータ転送部と、を備えるようにした。
【0009】
また本発明においては、プロセッサと記憶装置とを有し、バックアップの対象となるデータを保有するストレージシステムのバックアップ方法において、前記ストレージシステムは、ストレージ管理サーバと、前記バックアップによるバックアップデータを格納可能なクラウドストレージ装置と、にネットワークを経由して接続されており、スケジューラが、前記ストレージ管理サーバから、前記ストレージシステムのデータについて少なくともバックアップ頻度を含む定期的なバックアップの設定を受け付けると、前記定期的なバックアップのための時刻を含むスケジュールを設定するスケジュール設定ステップと、バックアップ部が、前記スケジューラによって設定された前記スケジュールの時刻に従って、定期的にバックアップデータを作成するバックアップステップと、データ転送部が、前記スケジューラによって設定された前記スケジュールの時刻に従って、前記作成されたバックアップデータを前記クラウドストレージ装置に対して転送するデータ転送ステップと、を有するようにした。
【0010】
本発明のストレージシステム及びストレージシステムのバックアップ方法によれば、クラウドシステム上のストレージ管理サーバとストレージシステムとの間のネットワークを経由して逐一バックアップ等の指示を、ストレージシステム側が受け取る必要がないため、クラウドシステム上のストレージ管理サーバとストレージシステムとの間のネットワークの負担の影響を受けることなく、ストレージシステムのデータについて確実に定期的なバックアップを行うことができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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