TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025015002
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023118044
出願日2023-07-20
発明の名称電子制御装置及びメモリ検査方法
出願人日立Astemo株式会社
代理人個人,個人
主分類G06F 11/22 20060101AFI20250123BHJP(計算;計数)
要約【課題】電子制御装置のマイクロコンピュータが備える不揮発性メモリの出荷検査に要する時間を短縮する。
【解決手段】本発明の1つの態様では、プロセッサ及び不揮発性メモリを備えた車両用電子制御装置において、前記不揮発性メモリが、当該不揮発性メモリの検査が完了したことを示す識別データを記憶する領域を備える。そして、前記プロセッサが、前記車両用電子制御装置に電源が供給されたときに、前記不揮発性メモリの前記領域に前記識別データの書き込みが無いことを条件として前記不揮発性メモリの検査を開始し、当該検査が完了したときに、前記領域に対して前記識別データの書き込みを行うように構成される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
プロセッサ及び不揮発性メモリを備えた車両用電子制御装置であって、
前記不揮発性メモリが、当該不揮発性メモリの検査が完了したことを示す識別データを記憶する領域を備え、
前記プロセッサが、前記車両用電子制御装置に電源が供給されたときに、前記不揮発性メモリの前記領域に前記識別データの書き込みが無いことを条件として前記不揮発性メモリの検査を開始し、当該検査が完了したときに、前記領域に対して前記識別データの書き込みを行うように構成された、
車両用電子制御装置。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記プロセッサが、前記車両用電子制御装置において実行される処理に用いる制御データの書き込みが前記不揮発性メモリに無いことをさらなる条件として前記不揮発性メモリの検査を開始するように構成された、請求項1記載の車両用電子制御装置。
【請求項3】
前記不揮発性メモリが、前記識別データを記憶する前記領域を複数備え、
前記プロセッサが、前記不揮発性メモリの検査が完了したときに、複数の前記領域のそれぞれに対して前記識別データの書き込みを行うように構成された、請求項1又は2に記載の車両用電子制御装置。
【請求項4】
前記プロセッサが、前記不揮発性メモリの検査が完了したときに、さらに連続して前記不揮発性メモリの初期化を行う、請求項1又は2に記載の車両用電子制御装置。
【請求項5】
プロセッサ及び不揮発性メモリを備え、前記不揮発性メモリが当該不揮発性メモリの検査が完了したことを示す識別データを記憶する領域を備える車両用電子制御装置の前記プロセッサが、
前記車両用電子制御装置に電源が供給されたときに、前記不揮発性メモリの前記領域に前記識別データの書き込みが無いことを条件として前記不揮発性メモリの検査を開始し、
当該検査が完了したときに、前記領域に対して前記識別データの書き込みを行う、
メモリ検査方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載される電子制御装置及び当該電子制御装置において実行されるメモリ検査方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
車両に搭載されて車載機器を制御する電子制御装置においては、工場からの出荷前(出荷時)に、マイクロコンピュータに搭載された各種メモリの検査を行う出荷検査等が行われる。関連技術として、例えば特許文献1には、電子制御装置の出荷時に不揮発性メモリの一態様であるEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)を初期化する方法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-222546号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
かかる電子制御装置の出荷検査においては、不揮発性メモリについて全領域を検査する。このため、出荷検査の中でも、特に不揮発性メモリの検査時間が長くなる傾向にある。このような出荷検査に長い時間を要すると、工場における生産への影響が生じ得る。このため、出荷検査にかかる時間はより短い方が望ましい。
【0005】
そこで、本発明の1つの態様では、車両用電子制御装置が備える不揮発性メモリの出荷検査に要する時間を短縮することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の1つの態様では、プロセッサ及び不揮発性メモリを備えた車両用電子制御装置において、前記不揮発性メモリが、当該不揮発性メモリの検査が完了したことを示す識別データを記憶する領域を備える。そして、前記プロセッサが、前記車両用電子制御装置に電源が供給されたときに、前記不揮発性メモリの前記領域に前記識別データの書き込みが無いことを条件として前記不揮発性メモリの検査を開始し、当該検査が完了したときに、前記領域に対して前記識別データの書き込みを行うように構成される。
【発明の効果】
【0007】
本発明の1つの態様によれば、車両用電子制御装置が備える不揮発性メモリの出荷検査に要する時間を短縮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
車両用内燃機関の制御システムの一例を示すブロック図である。
EEPROMの出荷前処理に関連する機能構成の一例を示すブロック図である。
EEPROMのデータ構成の一例を示す図である。
EEPROMの検査処理の一例を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。なお、本明細書に記載する実施形態によって本発明が限定されるものではなく、異なる実施形態やその変形例は、適宜組み合わせることも可能である。
【0010】
[1.本実施形態のシステム構成]
図1は、車両用内燃機関の制御システム100の一例を示すブロック図である。制御システム100は、メイン制御ユニットであるECM(Engine Control Module)200と、ECM200に接続されたサブ制御ユニットであるVTCコントローラ300とを含んで構成される。
なお、VTCコントローラ300は、本発明に係る車両用電子制御装置の一態様であり、また、本発明に係る検査方法を適用する車両用電子制御装置の一態様である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
情報提示方法
13日前
個人
自動精算システム
21日前
個人
アカウントマップ
6日前
個人
RFタグ読取装置
1か月前
個人
プログラム
12日前
個人
プログラム
5日前
個人
売買システム
27日前
個人
管理サーバ
1か月前
個人
市場受発注システム
19日前
個人
発想支援方法及びシステム
16日前
個人
分類処理プログラム及び方法
16日前
個人
学習装置及び推論装置
5日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
29日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
29日前
井関農機株式会社
ロボット作業車両
21日前
富士通株式会社
金融システム
13日前
個人
VRによる人体各部位の立体化
1か月前
トヨタ自動車株式会社
管理装置
今日
キヤノン株式会社
情報処理装置
1か月前
株式会社プレニーズ
仲介システム
6日前
トヨタ自動車株式会社
記号識別方法
1か月前
村田機械株式会社
人員配置システム
16日前
トヨタ自動車株式会社
情報通知方法
19日前
トヨタ自動車株式会社
画像処理装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
無線通信装置
19日前
トヨタ自動車株式会社
作業評価装置
28日前
個人
販売支援システム
21日前
トヨタ自動車株式会社
作業管理装置
19日前
トヨタ自動車株式会社
作業評価装置
1か月前
個人
情報処理装置およびプログラム
1か月前
大王製紙株式会社
RFIDタグ
1か月前
トヨタ自動車株式会社
習熟度判定装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
生成装置
13日前
NISSHA株式会社
入力装置
16日前
AICRO株式会社
情報処理システム
19日前
株式会社COLORS
戸籍解析システム
1か月前
続きを見る