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公開番号2025014772
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023117587
出願日2023-07-19
発明の名称乳房炎予防シートの使用方法、乳房炎予防シート、および、乳房炎予防シートの製造方法
出願人TOPPANホールディングス株式会社,北海道曹達株式会社
代理人個人,個人
主分類A01K 13/00 20060101AFI20250123BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】粘着層を乳頭から剥がれにくくすることを可能とした乳房炎予防シートの使用方法、乳房炎予防シート、および、乳房炎予防シートの製造方法を提供する。
【解決手段】家畜用の乳房炎予防シート10は、基材層11と、キトサンを含み、基材層11に支持された粘着層12とを備える。粘着層12において、基材層11と対向する面とは反対側の面が粘着面12Sである。乳房炎予防シート10の使用方法は、粘着面12Sの第1部分を粘着面の第2部分に密着させることによって、乳房炎予防シート10が乳頭を取り囲むような筒状を有するように乳頭に乳房炎予防シート10を貼り付けること、および、乳房炎予防シート10の筒端を塞ぐように、乳頭の乳頭口から離れた位置において、粘着面12Sの第1部分を粘着面12Sの第2部分に密着させることを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基材層と、キトサンを含み、前記基材層に支持された粘着層と、を備え、抗菌効果を有した家畜用の乳房炎予防シートの使用方法であって、
前記粘着層において、前記基材層と対向する面とは反対側の面が粘着面であり、
前記乳房炎予防シートが乳頭を取り囲むような筒状を有するように前記乳頭に前記乳房炎予防シートを貼り付けること、および、
前記乳房炎予防シートの筒端を塞ぐように、前記乳頭の乳頭口から離れた位置において、前記粘着面の第1部分を前記粘着面の第2部分に密着させること、を含む
乳房炎予防シートの使用方法。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記乳頭に前記乳房炎予防シートを貼り付けることは、前記粘着面の第3部分を前記粘着面の第4部分に密着させることによって、前記乳房炎予防シートが前記乳頭を取り囲むような筒状を有するように前記乳頭に前記乳房炎予防シートを貼り付けることを含む
請求項1に記載の乳房炎予防シートの使用方法。
【請求項3】
前記基材層において、前記粘着層と対向する面とは反対側の面が被粘着面であり、
前記乳頭に前記乳房炎予防シートを貼り付けることは、前記粘着面の第3部分を前記基材層の前記被粘着面の第1部分に密着させることによって、前記乳房炎予防シートが前記乳頭を取り囲むような筒状を有するように前記乳頭に前記乳房炎予防シートを貼り付けることを含む
請求項1に記載の乳房炎予防シートの使用方法。
【請求項4】
前記乳房炎予防シートは、前記乳房炎予防シートの厚さ方向において、前記乳房炎予防シートを貫通する貫通孔を備え、
前記乳房炎予防シートを貼り付けることは、前記乳房炎予防シートの前記筒端に前記貫通孔が位置するように前記乳房炎予防シートを前記乳頭に貼り付けることを含む
請求項1から3のいずれか一項に記載の乳房炎予防シートの使用方法。
【請求項5】
前記乳房炎予防シートの前記筒端に位置する前記貫通孔から乳汁を排出させることをさらに含む
請求項4に記載の乳房炎予防シートの使用方法。
【請求項6】
基材層と、
2質量%以上のキトサンを含み、前記基材層に支持された粘着層と、を備え、抗菌効果を有した乳房炎予防シートであって、
前記粘着層において、前記基材層と対向する面とは反対側の面が粘着面であり、
前記粘着面の第1部分と前記粘着面の第2部分との間における密着強度が、2N/25mm以上10N/25mm以下である
乳房炎予防シート。
【請求項7】
前記乳房炎予防シートが広がる平面と対向する視点から見て、
前記乳房炎予防シートは、
前記乳房炎予防シートの外縁に沿う帯状部と、
前記乳房炎予防シートの厚さ方向に沿って前記乳房炎予防シートを貫通し、前記帯状部に位置する貫通孔であって、前記乳房炎予防シートの前記外縁に沿って延びる形状を有した前記貫通孔と、を備える
請求項6に記載の乳房炎予防シート。
【請求項8】
前記乳房炎予防シートが広がる平面と対向する視点から見て、前記貫通孔の長さは、1mm以上4mm以下である
請求項7に記載の乳房炎予防シート。
【請求項9】
前記粘着層は、前記基材層に接し、
前記粘着層と前記基材層とから構成されるシート本体の少なくとも一部における全光線透過率が、30%以上である
請求項6から8のいずれか一項に記載の乳房炎予防シート。
【請求項10】
基材層と、キトサンを含み、前記基材層に支持された粘着層と、を備え、抗菌効果を有した家畜用の乳房炎予防シートの製造方法であって、
前記基材層を形成すること、
2質量%以上の前記キトサンを含む前記粘着層であって、前記基材層と対向する面とは反対側の面である粘着面の第1部分と前記粘着面の第2部分との間における密着強度が2N/25mm以上10N/25mm以下である前記粘着層を形成すること、および、
前記基材層に前記粘着層を貼り合わせること、を含み、
前記粘着層を形成することは、前記キトサンを含む酸性水溶液を用いることを含む
乳房炎予防シートの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、乳房炎予防シートの使用方法、乳房炎予防シート、および、乳房炎予防シートの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
家畜用の乳頭口保護パッチにおける一例は、弾性シートと、弾性シートの第1面に積層された粘着層との積層体を含んでいる。積層体の2倍伸長引張応力が、0.1N以上5N以下の範囲内に含まれる。乳頭口保護パッチは、弾性シートの第1面とは反対側の面である第2面に積層された保護フィルムと、粘着層に貼り付けられた離型シートとをさらに備えている。乳頭口保護パッチが使用される際には、まず、粘着層から離型シートが剥がされる。次いで、粘着層が乳頭の先端に位置する乳頭口を覆うように乳頭に貼り付けられる。そして、弾性シートから保護シートが取り外される(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2017/150203号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、乳腺で合成された乳汁は、乳頭口から分泌される。そのため、乳頭口保護パッチが乳頭口を覆うように乳頭に貼り付けられる場合には、乳頭口から分泌された乳汁が、乳頭と乳頭口保護パッチとの間に入り込む。これにより、乳頭に対する粘着層の粘着性が低下するため、乳頭口保護パッチが乳頭から剥がれやすくなる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための乳房炎予防シートの使用方法は、基材層と、キトサンを含み、前記基材層に支持された粘着層と、を備え、抗菌効果を有した家畜用の乳房炎予防シートの使用方法である。前記粘着層において、前記基材層と対向する面とは反対側の面が粘着面である。乳房炎予防シートの使用方法は、前記乳房炎予防シートが乳頭を取り囲むような筒状を有するように前記乳頭に前記乳房炎予防シートを貼り付けること、および、前記乳房炎予防シートの筒端を塞ぐように、前記乳頭の乳頭口から離れた位置において、前記粘着面の第1部分を前記粘着面の第2部分に密着させること、を含む。
【0006】
上記乳房炎予防シートの使用方法によれば、乳房炎予防シートが、乳頭を取り囲む筒状を有するように乳頭に取り付けられる。これにより、粘着面と乳頭との間には、乳頭口から分泌された乳汁が行き渡りにくい。また、乳頭口から離れた位置において粘着面の第1部分が第2部分に密着するため、乳頭口から分泌された乳汁が、粘着面と乳頭口との間に留まりにくくなる。そのため、粘着層が乳頭から剥がれにくいので、結果として乳房炎予防シートが乳頭から剥がれにくくなる。
【0007】
上記乳房炎予防シートの使用方法において、前記乳頭に前記乳房炎予防シートを貼り付けることは、前記粘着面の第3部分を前記粘着面の第4部分に密着させることによって、前記乳房炎予防シートが前記乳頭を取り囲むような筒状を有するように前記乳頭に前記乳房炎予防シートを貼り付けることを含んでよい。
【0008】
上記乳房炎予防シートの使用方法によれば、粘着面の第3部分に第4部分が密着されることによって形成された粘着部には、乳頭口から分泌された乳汁が行き渡りにくいため、粘着層が乳頭から剥がれにくくなる。
【0009】
上記乳房炎予防シートの使用方法において、前記基材層において、前記粘着層と対向する面とは反対側の面が被粘着面であり、前記乳頭に前記乳房炎予防シートを貼り付けることは、前記粘着面の第3部分を前記基材層の前記被粘着面の第1部分に密着させることによって、前記乳房炎予防シートが前記乳頭を取り囲むような筒状を有するように前記乳頭に前記乳房炎予防シートを貼り付けることを含んでよい。
【0010】
上記乳房炎予防シートの使用方法によれば、被粘着面の第1部分に粘着面の第3部分が密着されることによって形成された粘着部には、乳頭口から分泌された乳汁が行き渡りにくいため、粘着層が乳頭から剥がれにくくなる。
(【0011】以降は省略されています)

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