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公開番号2025014761
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023117573
出願日2023-07-19
発明の名称ポストフォーム加工品の製造方法、ポストフォーム加工品及びそれを備えた把手部材
出願人アイカ工業株式会社,株式会社ジュケン,加藤木材工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A47K 17/02 20060101AFI20250123BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】第二芯材の形状設定を自由にできるポストフォーム加工品の製造方法、ポストフォーム加工品及びそれを備えた把手部材を提供する。
【解決手段】両サイド手摺50は、第一芯材60と、第一芯材60内に配される第二芯材80と、第一芯材60の外面を覆う外装部材90と、備える。第一芯材60は、第一分割体62と、第二分割体65と、で構成され、第二芯材80が配される第二芯材配置部61を備える。第二芯材配置部61は、第一分割体62及び第二分割体65の対向面に、それぞれ形成された第二芯材配置部形成凹部63、66により形成され、第一芯材60の軸線方向からみて、第一芯材60の一端側の、第一分割体62と、第二分割体65との継ぎ目部分が、外装部材90で覆われ、第一芯材60の他端側の、第一分割体62と、第二分割体65との継ぎ目部分に、外装部材90の継ぎ目部分が配されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第一芯材と、
前記第一芯材の外面を覆う外装部材と、
備えるポストフォーム加工品の製造方法であって、
前記第一芯材は、
前記第一芯材の軸線方向に沿って分割される、第一分割体と、第二分割体と、で構成され、
前記第一芯材より剛性が高い第二芯材を内部に配置可能な第二芯材配置部を備え、
前記第一分割体と、前記第二分割体と、の少なくとも一方の対向面に、前記第二芯材配置部を形成するための第二芯材配置部形成凹部が形成され、
前記第一分割体と、前記第二分割体と、前記第一分割体と前記第二分割体との間隔を規定する治具と、を平坦面にセットし、前記平坦面とは反対側の面に前記セットした状態を保持する仮止めテープを貼り、一体化された半完ユニットを形成する第一工程と、
前記外装部材と、前記半完ユニットを構成する前記第一分割体及び前記第二分割体の一部とを、前記仮止めテープとは反対側において接着する第二工程と、
前記軸線方向からみて、前記第一分割体及び前記第二分割体の、前記治具と反対側の端部と対応する部分の前記外装部材を曲げて、前記外装部材と、前記第一分割体及び前記第二分割体とを接着する、第三工程と、
前記仮止めテープ、前記治具を撤去する、第四工程と、
前記軸線方向からみて、前記第一分割体及び前記第二分割体の前記治具が配されていた側とは反対側の端部どうしを近づけて、前記第一分割体と前記第二分割体の対向面どうしを接着する工程、を含む第五工程と、
を経て行われることを特徴とするポストフォーム加工品の製造方法。
続きを表示(約 2,400 文字)【請求項2】
第一芯材と、
前記第一芯材より剛性が高く、前記第一芯材内に配される第二芯材と、
前記第一芯材の外面を覆う外装部材と、
備えるポストフォーム加工品の製造方法であって、
前記第一芯材は、
前記第一芯材の軸線方向に沿って分割される、第一分割体と、第二分割体と、で構成され、
前記第二芯材が配される第二芯材配置部を備え、
前記第一分割体と、前記第二分割体と、の少なくとも一方の対向面に、前記第二芯材配置部を形成するための第二芯材配置部形成凹部が形成され、
前記第二芯材配置部形成凹部が形成された、
又は、
前記第二芯材配置部形成凹部が形成される前の、
前記第一分割体と、前記第二分割体と、前記第一分割体と前記第二分割体との間隔を規定する治具と、を平坦面にセットし、前記平坦面とは反対側の面に前記セットした状態を保持する仮止めテープを貼り、一体化された半完ユニットを形成する第一工程と、
前記外装部材と、前記半完ユニットを構成する前記第一分割体及び前記第二分割体の一部とを、前記仮止めテープとは反対側において接着する第二工程と、
少なくとも、前記第一分割体と前記第二分割体の一方に、前記第二芯材配置部形成凹部を形成して、前記仮止めテープ、前記治具を撤去し、
又は、
前記仮止めテープ、前記治具を撤去し、
前記軸線方向からみて、前記第一分割体及び前記第二分割体の、前記治具と反対側の端部と対応する部分の前記外装部材を曲げて、前記外装部材と、前記第一分割体及び前記第二分割体とを接着、
すると同時に、又は、した後に、又は、する前に、
前記軸線方向からみて、前記第一分割体及び前記第二分割体の前記治具が配されていた側とは反対側の端部どうしを近づけて、前記第一分割体と前記第二分割体の対向面どうしを接着する工程、を含む接着工程と、
前記接着工程の後に前記第二芯材を、前記第二芯材配置部に配設する、
又は、
前記接着工程において、前記第二芯材を、前記第二芯材配置部形成凹部に配設する、
第二芯材配設工程と、
を経て行われることを特徴とするポストフォーム加工品の製造方法。
【請求項3】
前記外装部材が、熱硬化性樹脂化粧板とされ、
前記第三工程が、前記軸線方向からみて、前記第一分割体及び前記第二分割体の、前記治具と反対側の端部と対応する部分の前記熱硬化性樹脂化粧板を、加熱し折り曲げて、前記熱硬化性樹脂化粧板と、前記第一分割体及び前記第二分割体とを接着し、必要ならば前記外装部材の余り代をトリミングする、工程とされ、
前記第五工程が、前記熱硬化性樹脂化粧板の前記治具が配されていた部分、及びその周辺を加熱して、前記軸線方向からみて、前記第一分割体及び前記第二分割体の前記治具が配されていた側とは反対側の端部どうしを近づけて、前記第一分割体及び前記第二分割体と前記熱硬化性樹脂化粧板、及び、前記第一分割体と前記第二分割体の対向面どうし、を接着する工程とされ、
ていることを特徴とする請求項1にポストフォーム加工品の製造方法。
【請求項4】
前記外装部材が、熱硬化性樹脂化粧板とされ、
前記接着工程が、前記軸線方向からみて、前記第一分割体及び前記第二分割体の、前記治具と反対側の端部と対応する部分の前記熱硬化性樹脂化粧板を、加熱し折り曲げて、前記熱硬化性樹脂化粧板と、前記第一分割体及び前記第二分割体とを接着し、必要ならば前記外装部材の余り代をトリミング、
すると同時に、又は、した後に、又は、する前に、
前記熱硬化性樹脂化粧板の前記治具が配されていた部分、及びその周辺を加熱して、前記軸線方向からみて、前記第一分割体及び前記第二分割体の前記治具が配されていた側とは反対側の端部どうしを近づけて、前記第一分割体及び前記第二分割体と前記熱硬化性樹脂化粧板、及び、前記第一分割体と前記第二分割体の対向面どうし、を接着する、
工程とされていることを特徴とする請求項2にポストフォーム加工品の製造方法。
【請求項5】
前記第一芯材は、前記軸線方向からみて、外形形状が、矩形状の部分を含み、少なくとも一方の端部が弧状に形成されていることを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載のポストフォーム加工品の製造方法。
【請求項6】
第一芯材と、
前記第一芯材より剛性が高く、前記第一芯材内に配される第二芯材と、
前記第一芯材の外面を覆う外装部材と、
備え、
前記第一芯材は、
第一分割体と、第二分割体と、で構成され、
前記第二芯材が配される第二芯材配置部を備え、
前記第一分割体と、前記第二分割体と、の少なくとも一方の対向面に、前記第二芯材配置部を形成するための第二芯材配置部形成凹部が形成され、
前記第一芯材の軸線方向からみて、前記第一芯材の一端側の、前記第一分割体と、前記第二分割体との継ぎ目部分が、前記外装部材で覆われ、
前記第一芯材の他端側の、前記第一分割体と、前記第二分割体との継ぎ目部分に、前記外装部材の継ぎ目部分が配されていることを特徴とするポストフォーム加工品。
【請求項7】
請求項6に記載のポストフォーム加工品を備えていることを特徴とする把手部材。
【請求項8】
請求項6に記載のポストフォーム加工品と、前記ポストフォーム加工品に取り付けられるとともに建築物に取り付け可能な取付部材と、を備えることを特徴とする把手部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポストフォーム加工品の製造方法、ポストフォーム加工品及びそれを備えた把手部材に関するものである。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来のポストフォーム加工品として、特許文献1に記載されるものがあり、これによれば、柱状に形成された第一芯材(芯材)と、芯材の扉と対向する面側に形成された有底凹部と、有底凹部内に配される第二芯材(補強パイプ)と、第二芯材と扉とを連結する取付部材と、第一芯材を外側から覆う外装部材と、を有していた(第五実施形態、図15~18参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3230141号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記ポストフォーム加工品では、第二芯材が露出する構成であるので、第二芯材を使用する場合においても、露出させないことが望まれていた。その場合、仮に、第一芯材を無垢材で構成して、第二芯材を配置する空間を形成しようとすると、軸線方向に沿ってドリルで孔を形成する加工法以外に適切な方法が無く、中に入れられる第二芯材の形状設定に制約が生じていた。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑み、第二芯材を露出させない構成としたうえで、第二芯材の形状設定を自由にできるポストフォーム加工品の製造方法、ポストフォーム加工品及びそれを備えた把手部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の発明では、第一芯材と、
前記第一芯材の外面を覆う外装部材と、
備えるポストフォーム加工品の製造方法であって、
前記第一芯材は、
前記第一芯材の軸線方向に沿って分割される、第一分割体と、第二分割体と、で構成され、
前記第一芯材より剛性が高い第二芯材を内部に配置可能な第二芯材配置部を備え、
前記第一分割体と、前記第二分割体と、の少なくとも一方の対向面に、前記第二芯材配置部を形成するための第二芯材配置部形成凹部が形成され、
前記第一分割体と、前記第二分割体と、前記第一分割体と前記第二分割体との間隔を規定する治具と、を平坦面にセットし、前記平坦面とは反対側の面に前記セットした状態を保持する仮止めテープを貼り、一体化された半完ユニットを形成する第一工程と、
前記外装部材と、前記半完ユニットを構成する前記第一分割体及び前記第二分割体の一部とを、前記仮止めテープとは反対側において接着する第二工程と、
前記軸線方向からみて、前記第一分割体及び前記第二分割体の、前記治具と反対側の端部と対応する部分の前記外装部材を曲げて、前記外装部材と、前記第一分割体及び前記第二分割体とを接着する、第三工程と、
前記仮止めテープ、前記治具を撤去する、第四工程と、
前記軸線方向からみて、前記第一分割体及び前記第二分割体の前記治具が配されていた側とは反対側の端部どうしを近づけて、前記第一分割体と前記第二分割体の対向面どうしを接着する工程、を含む第五工程と、
を経て行われる。
【0007】
これによれば、第二芯材を露出させない構成としたうえで、第二芯材の形状設定を自由にできる。
【0008】
請求項2記載の発明では、第一芯材と、
前記第一芯材より剛性が高く、前記第一芯材内に配される第二芯材と、
前記第一芯材の外面を覆う外装部材と、
備えるポストフォーム加工品の製造方法であって、
前記第一芯材は、
前記第一芯材の軸線方向に沿って分割される、第一分割体と、第二分割体と、で構成され、
前記第二芯材が配される第二芯材配置部を備え、
前記第一分割体と、前記第二分割体と、の少なくとも一方の対向面に、前記第二芯材配置部を形成するための第二芯材配置部形成凹部が形成され、
前記第二芯材配置部形成凹部が形成された、
又は、
前記第二芯材配置部形成凹部が形成される前の、
前記第一分割体と、前記第二分割体と、前記第一分割体と前記第二分割体との間隔を規定する治具と、を平坦面にセットし、前記平坦面とは反対側の面に前記セットした状態を保持する仮止めテープを貼り、一体化された半完ユニットを形成する第一工程と、
前記外装部材と、前記半完ユニットを構成する前記第一分割体及び前記第二分割体の一部とを、前記仮止めテープとは反対側において接着する第二工程と、
少なくとも、前記第一分割体と前記第二分割体の一方に、前記第二芯材配置部形成凹部を形成して、前記仮止めテープ、前記治具を撤去し、
又は、
前記仮止めテープ、前記治具を撤去し、
前記軸線方向からみて、前記第一分割体及び前記第二分割体の、前記治具と反対側の端部と対応する部分の前記外装部材を曲げて、前記外装部材と、前記第一分割体及び前記第二分割体とを接着、
すると同時に、又は、した後に、又は、する前に、
前記軸線方向からみて、前記第一分割体及び前記第二分割体の前記治具が配されていた側とは反対側の端部どうしを近づけて、前記第一分割体と前記第二分割体の対向面どうしを接着する工程、を含む接着工程と、
前記接着工程の後に前記第二芯材を、前記第二芯材配置部に配設する、
又は、
前記接着工程において、前記第二芯材を、前記第二芯材配置部形成凹部に配設する、
第二芯材配設工程と、
を経て行われる。
【0009】
このような製造方法としても、第二芯材を露出させない構成としたうえで、第二芯材の形状設定を自由にできる。
【0010】
また、請求項1記載の発明において、前記外装部材が、熱硬化性樹脂化粧板とされ、
前記第三工程が、前記軸線方向からみて、前記第一分割体及び前記第二分割体の、前記治具と反対側の端部と対応する部分の前記熱硬化性樹脂化粧板を、加熱し折り曲げて、前記熱硬化性樹脂化粧板と、前記第一分割体及び前記第二分割体とを接着し、必要ならば前記外装部材の余り代をトリミングする、工程とされ、
前記第五工程が、前記熱硬化性樹脂化粧板の前記治具が配されていた部分、及びその周辺を加熱して、前記軸線方向からみて、前記第一分割体及び前記第二分割体の前記治具が配されていた側とは反対側の端部どうしを近づけて、前記第一分割体及び前記第二分割体と前記熱硬化性樹脂化粧板、及び、前記第一分割体と前記第二分割体の対向面どうし、を接着する工程とされ、
ている製造方法とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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