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公開番号2025014755
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023117566
出願日2023-07-19
発明の名称画像形成装置、その制御方法及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人ひのき国際特許事務所
主分類B41J 29/38 20060101AFI20250123BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】地震などの災害によりネットワークに障害が生じた際にも定額サービス契約中の画像形成装置が使用できるようにする手段の提供を目的とする。
【解決手段】定額サービスを管理するサーバとネットワークを介して通信可能に接続された画像形成装置であって、前記サーバと通信が可能でない場合には、該定額サービスのもとでの画像形成装置を機能制限する制限手段と、前記機能制限を解除するための値の入力手段を有効化する有効化手段と、前記入力手段への入力値が適正であった場合に、機能制限を解除する解除手段を有することを特徴とする。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
定額サービスを管理するサーバとネットワークを介して通信可能に接続された画像形成装置であって、
前記サーバと通信が可能でない場合には、該定額サービスのもとでの画像形成装置を機能制限する制限手段と、
前記機能制限を解除するための値の入力手段を有効化する有効化手段と、
前記入力手段への入力値が前記画像形成装置に保持される値と一致した場合に、機能制限を解除する解除手段を
有することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記機能制限は、定額サービス専用インクのみの使用に制限することである
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記機能制限は、印刷枚数の上限制限である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記入力手段は、画像形成装置に備えられた操作部であることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記入力手段は、有線又は無線ネットワークによって接続された携帯端末である
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記画像形成装置に保持される値は、前記サーバより更新される
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記入力手段が前記有効化手段により有効化され、前記サーバと通信が可能となった場合に、前記入力手段を無効化する
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項8】
定額サービスを管理するサーバとネットワークを介して通信可能に接続された画像形成装置の制御方法であって、
前記サーバと通信が可能でない場合には、該定額サービスのもとでの画像形成装置を機能制限する制限工程と、
前記機能制限を解除するための値の入力手段を有効化する有効化工程と、
前記入力手段への入力値が前記画像形成装置に保持される値と一致した場合に、機能制限を解除する解除工程を
有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
【請求項9】
請求項8に記載の画像形成装置の制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は画像形成装置、その制御方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 3,700 文字)【背景技術】
【0002】
ネットワーク機能を備えた画像形成装置において、デバイス情報やユーザの使用履歴を管理サーバに送信することにより、不具合解析や課金システムといった様々なサービスが展開されている。例えば、インクの管理コストを削減するために、インクの管理を管理サーバで行い、残量が少なくなった際に自動で配送するサービスもその一例である。
また、近年は定額サービスの導入により、ユーザに対して定額で画像形成装置本体及びインクの提供を行うビジネスモデルが広まっている。このような定額サービスにおいてインクの管理及びインクの自動配送を実現するために、画像形成装置はインク情報をサーバに送信し、管理サーバは画像形成装置毎にそのインク情報を管理、そして交換品の配送判断を行っている。また、定額サービスの契約情報の確認及びインク情報の送信はネットワークを介して随時行われ、画像形成装置と管理サーバが通信できない場合は定額サービスを制限もしくは停止する。ここで、定額サービスの制限とは、例えば、プリント機能、スキャン機能、コピー機能などの基本機能を制限することである。また、ネットワークの一時的な帯域制限等も考慮すると、一時的なネットワーク環境の不安定化についても考慮する必要があるため、管理サーバと画像形成装置の通信不可が発生してもこれら基本機能制限を即時に反映することができない。このため一定猶予期間を設ける目的で、通信不可状態の猶予期間としての印刷枚数上限を設ける場合がある。
一方、地震などの災害により画像形成装置を取り巻く環境が平時と異なる状況に陥ることを考慮する必要がある。たとえば特許文献1では、情報配信サーバから災害情報が配信された際に、災害情報の警戒レベルに応じてユーザ認証解除、節電モードの変更、緊急停止を行うシステムが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-49685公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
地震などの災害時は、定額サービス契約中の画像形成装置は、ネットワークに問題が発生して画像形成装置と管理サーバが通信できないといった障害が発生しうる。それにより、定額サービス契約中は定額サービス専用インク以外のインク、具体的には一般販売インクの使用を制限する画像形成装置などは、ネットワークに障害が発生している間は使用できなくなる。また、管理サーバと画像形成装置が通信できない場合に定額サービスの動作に対して制限もしくは停止を行う印刷システムの画像形成装置においても、その使用ができなくなるという課題がある。
本発明は上記課題を解決するためのものであり、定額サービス契約中に地震などの災害によりネットワークに障害が生じサーバと通信ができなくなった場合にも画像形成装置が使用できるようにする手段の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、定額サービスを管理するサーバとネットワークを介して通信可能に接続された画像形成装置であって、前記サーバと通信が可能でない場合には、該定額サービスのもとでの画像形成装置を機能制限する制限手段と、前記機能制限を解除するための値の入力手段を有効化する有効化手段と、前記入力手段への入力値が適正であった場合に、機能制限を解除する解除手段を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
定額サービス契約中にサーバと画像形成装置が通信できなくなった場合にも画像形成装置が使用可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態に係るサービス管理システムの全体構成図
実施形態に係るプリンタのハードウェア構成を示すブロック図
実施形態に係るサービス管理サーバのハードウェア構成を示すブロック図
システムのサービス契約からプリンタの制御開始までのシーケンス図
プリンタの契約情報取得後の制御を示すフローチャート
デバイス管理サーバが持つ契約情報の例
プリンタのデバイス管理サーバとの通信状況確認の処理のフローチャート
制限解除入力手段の一例を説明した図
制限解除のためのコード入力が行われた場合の処理のフローチャート
オフライン印刷枚数の上限制限の動作のフローチャート
実施形態に係る携帯端末のハードウェアの概略構成を示すブロック図
プリンタと携帯端末間の制限解除コードの処理のフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
【0009】
[実施形態1]
・サービス管理システムの全体構成
図1は、本実施形態のサービス管理システムの全体の構成図である。
本管理システムは、画像形成装置であるプリンタ100、デバイス管理サーバ200とサービス管理サーバ300がインターネット等の通信ネットワーク400を介して通信可能に接続されて構成される。
プリンタ100は契約情報を後述するプリンタ100のNVM104に記録し、記録した契約情報に従ってプリンタ100を制御する。プリンタ100は契約情報を、通信ネットワーク400を介してデバイス管理サーバ200と通信することで受信する。
デバイス管理サーバ200はサービス管理サーバ300から通知された契約情報を保持することで、それに基づいてプリンタ100に対して契約情報の提供を行う。
プリンタ100とデバイス管理サーバ200及びサービス管理サーバ300間の通信は、Hypertext Transfer Protocol(以下「HTTP」という。)などの通信プロトコルを使用し、その制御方法は公知の方法を用いるものとする。
また、プリンタ100とサービス管理サーバ300の間にデバイス管理サーバ200が入る構成となっているが、本実施形態はこれに限らない。例えば、プリンタ100とサービス管理サーバ300がインターネットを介して直接、契約情報を受け渡しする構成でもよい。契約情報及び契約情報に従って行うプリンタ100の制御の詳細については後述する。
【0010】
・プリンタのハードウェア構成
図2は、画像形成装置であるプリンタ100のハードウェアの概略構成を示すブロック図である。プリンタ100は、CPU101、ROM102、RAM103、NVM104、ネットワーク接続部105、表示部106と、操作部107を有する。
CPU101は、プリンタ100内の各部を制御するための中央演算装置である。
ROM102には各種のプログラムコードが記憶されている。
RAM103には、各サービス実行時に画像データ等のデータが一時的に記憶されたり、バッファリングが行われたりする。また、RAM103は、後述のネットワーク接続部105が受信した画像データ等も記憶する。
NVM104は不揮発性メモリであり、不揮発性の情報が記憶される。例えば、NVM104には、プリンタ100の個体識別情報、出荷先情報、表示部106で表示する言語の設定等が記憶される。本実施形態のプリンタ100では、後述するサービスごとの契約情報もこのNVM104に格納されている。
ネットワーク接続部105は、USBや通信ネットワーク400を介して外部装置と通信可能に接続する。本実施形態では、プリンタ100は、ネットワーク接続部105を用い、通信ネットワーク400を介してデバイス管理サーバ200と通信を行う。
表示部106は、例えば液晶表示器などによって構成されており、文字、図形及び指標(インジケータ)等を表示することが可能である。表示部106は、液晶表示器に限らず、LEDやその他の表示器を用いて構成することも可能である。表示部106によって表示する情報としては、例えば、プリンタ100に対する設定情報や、各インクタンクに収容されているインクに関する情報(インク残量)等がある。なお、表示部106の駆動はCPU101によって制御される。
操作部107は、ユーザが各種の入力操作を行うためのスイッチ、ハードキー等から成る。また、タッチパネルのように、表示部106が入力操作などを行う操作部としての機能を果たす形態とすることも可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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