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公開番号
2025014719
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023117500
出願日
2023-07-19
発明の名称
シミュレーションシステム及びシミュレーションプログラム
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類
G06Q
50/04 20120101AFI20250123BHJP(計算;計数)
要約
【課題】複数の作業員による複数の作業が協調して実施される作業ラインにおいて、これらの作業員の間の人間関係を考慮して、作業ライン全体での作業効率を高める。
【解決手段】デジタルツインシミュレーションが行われる。このシミュレーションでは、。複数の作業員に含まれる2人の作業員の間の人間関係のレベルが計算される。また、この2人の作業員の間の人間関係のレベルと、現実空間の作業ラインで実施予定の作業の作業内容のデータと、に基づいて、デジタル空間の作業ライン全体での作業効率が目標値以上となる基準条件が満たされる作業員の割り当てパターンが探索される。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
現実空間の作業ラインに配置される複数の作業員に関するデータが格納されたデータベースと、
前記現実空間の作業ラインでの作業計画のデータと、前記データベースに格納されたデータと、に基づいて、前記現実空間の作業ラインに対応するデジタル空間の作業ラインに関するシミュレーションを行うプロセッサと、
を備え、
前記データベースに格納された前記複数の作業員に関するデータは、前記複数の作業員の個人属性に関するデータと、前記個人属性に関するデータに基づいて計算されるデータであって前記複数の作業員に含まれる2人の作業員の間の人間関係のレベルに関するデータと、を含み、
前記現実空間の作業ラインでの作業計画のデータは、前記現実空間の作業ラインで実施予定の作業の作業内容のデータを含み、
前記プロセッサは、前記シミュレーションにおいて、
前記実施予定の作業の作業内容のデータと、前記2人の作業員の間の人間関係のレベルに関するデータと、に基づいて、前記デジタル空間の作業ライン全体での作業効率が目標値以上となる基準条件が満たされる作業員の割り当てパターンを探索する
ことを特徴とするシミュレーションシステム。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記データベースに格納された前記複数の作業員に関するデータは、前記複数の作業員の個人特性に関するデータを更に含み、
前記2人の作業員の間の人間関係のレベルが、前記個人属性に関するデータと、前記個人特性に関するデータと、に基づいて計算される
ことを特徴とする請求項1に記載のシミュレーションシステム。
【請求項3】
前記実施予定の作業の作業内容のデータは、前記2人の作業員によりそれぞれ実施される作業内容の関連性のレベルのデータを含み、
前記プロセッサは、前記シミュレーションにおいて、更に、
前記関連性のレベルのデータに基づいて、前記実施予定の作業において要求される人間関係のレベルを前記実施予定の作業ごとに設定し、
前記シミュレーションにおいて、前記作業員の割り当てパターンの探索が、前記2人の作業員の間の人間関係のレベルと、前記実施予定の作業において要求される人間関係のレベルと、に基づいて行われる
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシミュレーションシステム。
【請求項4】
前記プロセッサは、更に、前記現実空間の作業ラインに作業員を配置する人員配置処理を更に行い、
前記プロセッサは、前記人員配置処理において、
前記シミュレーションによる探索結果を用いた前記現実空間の作業ラインに配置予定の作業員のスケジュールのデータの参照により、前記現実空間の作業ラインに配置する複数の作業員を選出する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシミュレーションシステム。
【請求項5】
前記シミュレーションによる探索結果に前記基準条件が満たされる作業員の割り当てパターンが2パターン以上含まれる場合、前記人員配置処理において、前記作業ライン全体での作業効率が高い作業員の割り当てパターンから順番に、前記配置予定の作業員のスケジュールのデータを用いた参照が行われる
ことを特徴とする請求項4に記載のシミュレーションシステム。
【請求項6】
現実空間の作業ラインに対応するデジタル空間の作業ラインにおけるシミュレーションをコンピュータに行わせるシミュレーションプログラムであって、
前記シミュレーションでは、
前記現実空間の作業ラインで実施予定の作業の作業内容のデータと、前記現実空間の作業ラインに配置される複数の作業員の個人属性に関するデータに基づいて計算されるデータであって前記複数の作業員に含まれる2人の作業員の間の人間関係のレベルのデータと、に基づいて、前記デジタル空間の作業ライン全体での作業効率が目標値以上となる基準条件が満たされる作業員の割り当てパターンが探索される
ことを特徴とするシミュレーションプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、作業ラインに関するシミュレーションを行うシステム及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2020-57176号公報は、ビル設備の保全、修理等のサービスの作業スケジュールを作成するシステムを開示する。この従来のシステムは、サービスを担当する作業員による他の作業員に対する評価データに基づいて、作業員の間の人間関係上の相性データを生成する。作業スケジュールは、この相性データに基づいて作成される。具体的に、あるサービスに従事する作業者と相性の良い作業者が組み合わせとなるように作業スケジュールが生成される。
【0003】
本開示に関連する技術分野の技術水準を示す文献としては、特開2020-57176号公報の他に、国際公開第2014/083656号を例示することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-57176号公報
国際公開第2014/083656号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のシステムにおいて、評価データの生成は、作業者が情報端末に他の作業員に対する評価を入力することにより行われる。そのため、他の作業員に対する評価が入力されない場合は、評価データの生成が行われず、相性データの生成も行われない。また、他の作業員に対する評価は、評価者の主観的なものなる傾向がある。そのため、実は相性が良い作業者同士の組み合わせであるにも関わらず、この組み合わせが含まれる作業スケジュールが作成されるのを妨げている可能性もある。
【0006】
特に、複数の作業員による複数の作業が協調して実施される作業ラインでは、これらの作業員の間の人間関係による作業効率の上昇又は低下が、作業ライン全体での作業効率に影響する。従って、この観点からの開発の余地がある。
【0007】
本開示の1つの目的は、複数の作業員による複数の作業が協調して実施される作業ラインにおいて、これらの作業員の間の人間関係を考慮して、作業ライン全体での作業効率を高めることが可能な技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の第1の観点は、シミュレーションシステムであり、次の特徴を有する。
前記シミュレーションシステムは、データベースと、プロセッサとを備える。前記データベースには、現実空間の作業ラインに配置される複数の作業員に関するデータが格納される。前記プロセッサは、前記現実空間の作業ラインでの作業計画のデータと、前記データベースに格納されたデータと、に基づいて、前記現実空間の作業ラインに対応するデジタル空間の作業ラインに関するシミュレーションを行う。
前記データベースに格納された前記複数の作業員に関するデータは、前記複数の作業員の個人属性に関するデータと、前記個人属性に関するデータに基づいて計算されるデータであって前記複数の作業員に含まれる2人の作業員の間の人間関係のレベルに関するデータと、を含む。
前記現実空間の作業ラインでの作業計画のデータは、前記現実空間の作業ラインで実施予定の作業の作業内容のデータを含む。
前記プロセッサは、前記シミュレーションにおいて、前記実施予定の作業の作業内容のデータと、前記2人の作業員の間の人間関係のレベルに関するデータと、に基づいて、前記デジタル空間の作業ライン全体での作業効率が目標値以上となる基準条件が満たされる作業員の割り当てパターンを探索する。
【0009】
本開示の第2の観点は、シミュレーションプログラムであり、次の特徴を有する。
前記シミュレーションプログラムは、現実空間の作業ラインに対応するデジタル空間の作業ラインにおけるシミュレーションをコンピュータに行わせる。
前記シミュレーションでは、前記現実空間の作業ラインで実施予定の作業の作業内容のデータと、前記現実空間の作業ラインに配置される複数の作業員の個人属性に関するデータに基づいて計算されるデータであって前記複数の作業員に含まれる2人の作業員の間の人間関係のレベルのデータと、に基づいて、前記デジタル空間の作業ライン全体での作業効率が目標値以上となる基準条件が満たされる作業員の割り当てパターンが探索される。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、現実空間の作業ラインに対応するデジタル空間の作業ラインに関するシミュレーションが行われる。このシミュレーションでは、複数の作業員に含まれる2人の作業員の間の人間関係のレベルが計算される。また、この2人の作業員の間の人間関係のレベルと、現実空間の作業ラインで実施予定の作業の作業内容のデータと、に基づいて、デジタル空間の作業ライン全体での作業効率が目標値以上となる基準条件が満たされる作業員の割り当てパターンが探索される。基準条件が満たされる作業員の割り当てパターンによれば、この割り当てパターンに基づいて現実空間の作業ラインを稼働したときに、当該作業ライン全体での作業効率が高まることが期待される。故に、本開示によれば、複数の作業が協調して実施される作業ラインにおいて、これらの作業員の間の人間関係を考慮して、作業ライン全体での作業効率を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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