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公開番号2025014701
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023117470
出願日2023-07-19
発明の名称顔認証装置、顔認証方法及び顔認証プログラム
出願人綜合警備保障株式会社
代理人個人
主分類G06T 7/00 20170101AFI20250123BHJP(計算;計数)
要約【課題】扉からの入退出者を検出して扉の施解錠を制御する。
【解決手段】設備の利用権限を確認するために顔認証処理を実行する顔認証装置を、設備の周辺を撮像した画像、及び該画像に含まれる人物の胴体の向きに関する情報を取得する、少なくとも1つのセンサを含むセンサ部と、センサ部で得られた画像から人物の顔を検出して設備の利用権限を有する人物の顔であるか否かを判定する顔認証処理を実行する認証部と、センサ部で得られた情報からセンサ部で撮像された人物の胴体の向きを特定し、胴体の向きに基づいて、画像に写った人物が設備を利用するか否かを判定する判定処理を実行する判定部と、顔認証処理及び判定処理の結果に基づいて、設備の利用可否に係る制御を実行する制御部とを含み、顔認証処理で設備の利用権限を有すると判定された人物が、判定処理で設備を利用すると判定されたことを条件に、設備を利用可能とする制御を実行するように構成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
設備の利用権限を確認するために顔認証処理を実行する顔認証装置であって、
前記設備の周辺を撮像した画像、及び前記画像に含まれる人物の胴体の向きに関する情報を取得する、少なくとも1つのセンサを含むセンサ部と、
前記センサ部で得られた画像から人物の顔を検出して前記設備の利用権限を有する人物の顔であるか否かを判定する顔認証処理を実行する認証部と、
前記センサ部で得られた情報から前記センサ部で撮像された前記人物の胴体の向きを特定し、前記胴体の向きに基づいて、前記人物が前記設備を利用するか否かを判定する判定処理を実行する判定部と、
前記顔認証処理及び前記判定処理の結果に基づいて、前記設備の利用可否に係る制御を実行する制御部と
を含み、
前記顔認証処理で前記設備の利用権限を有すると判定された人物が、前記判定処理で前記設備を利用すると判定されたことを条件に、前記設備を利用可能とする制御を実行する
ことを特徴とする顔認証装置。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記センサ部は、
前記設備の周辺を撮像する第1センサと、
前記第1センサで撮像された人物の左右の肩部を特定する情報を取得する第2センサと
を含み、
前記認証部は、前記第1センサによる撮像画像から顔を検出して前記顔認証処理を実行して、
前記判定部は、前記第2センサによる取得情報から、顔認証された人物の左右の肩部を特定し、該左右の肩部に基づいて胴体の向きを特定して前記判定処理を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載の顔認証装置。
【請求項3】
前記判定部は、3次元空間上に設定した所定の原点位置から、顔認証された人物の右肩までの距離及び方向と、左肩までの距離及び方向とを特定し、前記右肩の位置と前記左肩の位置とに基づいて前記人物の胴体の向きを特定することを特徴とする請求項2に記載の顔認証装置。
【請求項4】
前記センサ部は、前記設備の周辺を撮像する第1センサを含み、
前記認証部は、前記第1センサによる撮像画像から顔を検出して前記顔認証処理を実行し、
前記判定部は、顔認証された人物の肩幅から、前記人物が前記第1センサに正対している場合に前記第1センサによる撮像画像に写るはずの前記人物の肩幅を算出して、算出した前記肩幅と、前記撮像画像に写っている前記人物の肩幅とに基づいて、前記人物の胴体の向きを特定して前記判定処理を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載の顔認証装置。
【請求項5】
前記判定部は、顔認証された人物の左右の肩を結ぶ直線と直交する方向を前記胴体の向きとして、前記人物から見て前記設備がある方向と前記胴体の向きとに基づいて、前記人物が前記設備を利用するか否かを判定することを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の顔認証装置。
【請求項6】
前記判定部は、顔認証された人物について、顔認証されてから所定時間が経過するまでの間、前記判定処理を実行することを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の顔認証装置。
【請求項7】
前記判定部は、顔認証された人物の位置を特定して、特定した位置から前記設備までの移動に要する時間を算出し、前記時間が経過するまでの間、前記人物を対象とする前記判定処理を実行することを特徴とする請求項6に記載の顔認証装置。
【請求項8】
施解錠部によって施錠された扉の周辺を撮像した画像、及び前記画像に含まれる人物の胴体の向きに関する情報を取得する、少なくとも1つのセンサを含むセンサ部と、
前記センサ部で得られた画像から人物の顔を検出して前記扉からの入退出を許可された人物の顔であるか否かを判定する顔認証処理を実行する認証部と、
前記センサ部で得られた情報から前記センサ部で撮像された前記人物の胴体の向きを特定し、前記胴体の向きに基づいて、前記人物が前記扉から入退出するか否かを判定する判定処理を実行する判定部と、
前記顔認証処理で前記扉からの入退出許可者であると判定された人物が、前記判定処理で前記扉から入退出すると判定されたことを条件に、前記施解錠部を制御して前記扉を解錠する扉制御部と、
前記扉の解錠後に前記扉が開閉されたことに基づいて、顔認証された人物の前記扉からの入退出情報を管理する入退出管理部と
を含み、
前記入退出管理部が管理する前記入退出情報に基づいて前記扉のアンチパスバック制御を行う
ことを特徴とする顔認証装置。
【請求項9】
設備の利用権限を確認するために顔認証装置が実行する顔認証方法であって、
前記設備の周辺の撮像画像から人物の顔を検出して、前記顔が前記設備の利用権限を有する人物の顔であるか否かを判定する顔認証処理を実行する工程と、
前記撮像画像に含まれる前記人物の胴体の向きに関する情報を取得して前記人物の胴体の向きを特定し、前記胴体の向きに基づいて、前記人物が前記設備を利用するか否かを判定する判定処理を実行する工程と、
前記顔認証処理で前記設備の利用権限を有すると判定された人物が、前記判定処理で前記設備を利用すると判定されたことを条件に、前記設備を利用可能とする制御を実行する工程と
を含むことを特徴とする顔認証方法。
【請求項10】
設備の利用権限を確認するための顔認証プログラムであって、
前記設備の周辺の撮像画像から顔を検出して、前記顔が前記設備の利用権限を有する人物の顔であるか否かを判定する顔認証処理を実行する工程と、
前記撮像画像に含まれる人物の胴体の向きに関する情報を取得して前記人物の胴体の向きを特定し、前記胴体の向きに基づいて、前記人物が前記設備を利用するか否かを判定する判定処理を実行する工程と、
前記顔認証処理で前記設備の利用権限を有すると判定された人物が、前記判定処理で前記設備を利用すると判定されたことを条件に、前記設備を利用可能とする制御を実行する工程と
をコンピュータに実行させることを特徴とする顔認証プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、所定設備の利用権限を確認するために顔認証処理を実行する顔認証装置、顔認証方法及び顔認証プログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、施設の扉、施設に設置された装置等、様々な設備の利用権限を確認するために顔認証技術が利用されている。例えば、特許文献1には、カメラで撮像した利用者の顔画像を、予め登録された入退許可顔画像と比較する顔認証を行って、認証成功時に扉の電気錠を解錠するシステムが開示されている。予め顔画像が登録された利用者だけが入退出できるように、扉の電気錠が自動的に施解錠されるため、セキュリティの向上に加えて利用者にとっての利便性も向上する。顔認証技術は様々な分野で利用されており、例えば、特許文献2には、画像形成装置に近付いてくる利用者の顔認証結果に基づいて装置を利用可能に制御する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-234637号公報
特開2021-024093号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、顔認証の精度が向上して、カメラから離れた場所にいる利用者の顔認証が可能になったことに伴い、例えば利用者の顔認証結果に基づいて扉の電気錠を施解錠する場合に、利用者が入退出することなく扉の前を通り過ぎるだけで、顔認証されて扉の電気錠が解錠されてしまうことがあった。特許文献2の技術を利用すれば、利用者が扉に近付いてきたことに基づいて電気錠を解錠することができるが、利用者が扉の前を通り過ぎる場合も、扉に近付いた後に再び遠ざかる動きとなるため、電気錠が解錠されてしまう可能性がある。アンチパスバック機能が利用されている場合、扉の前を通り過ぎる第1の利用者が意図せず顔認証されて電気錠が解錠され、解錠された扉から別の第2の利用者が入退出してしまい、アンチパスバック機能が働いて第1の利用者が入退出できないといった事態が生じ得る。
【0005】
本開示は、上記課題を含む従来技術を鑑みてなされたもので、その目的の1つは、設備の利用意志がある人物を検出することができる顔認証装置、顔認証方法及び顔認証プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る顔認証装置は、設備の利用権限を確認するために顔認証処理を実行する顔認証装置であって、前記設備の周辺を撮像した画像、及び前記画像に含まれる人物の胴体の向きに関する情報を取得する、少なくとも1つのセンサを含むセンサ部と、前記センサ部で得られた画像から人物の顔を検出して前記設備の利用権限を有する人物の顔であるか否かを判定する顔認証処理を実行する認証部と、前記センサ部で得られた情報から前記センサ部で撮像された前記人物の胴体の向きを特定し、前記胴体の向きに基づいて、前記人物が前記設備を利用するか否かを判定する判定処理を実行する判定部と、前記顔認証処理及び前記判定処理の結果に基づいて、前記設備の利用可否に係る制御を実行する制御部とを含み、前記顔認証処理で前記設備の利用権限を有すると判定された人物が、前記判定処理で前記設備を利用すると判定されたことを条件に、前記設備を利用可能とする制御を実行する。
【0007】
上記構成において、前記センサ部は、前記設備の周辺を撮像する第1センサと、前記第1センサで撮像された人物の左右の肩部を特定する情報を取得する第2センサとを含み、前記認証部は、前記第1センサによる撮像画像から顔を検出して前記顔認証処理を実行して、前記判定部は、前記第2センサによる取得情報から、顔認証された人物の左右の肩部を特定し、該左右の肩部に基づいて胴体の向きを特定して前記判定処理を実行してもよい。
【0008】
上記構成において、前記判定部は、3次元空間上に設定した所定の原点位置から、顔認証された人物の右肩までの距離及び方向と、左肩までの距離及び方向とを特定し、前記右肩の位置と前記左肩の位置とに基づいて前記人物の胴体の向きを特定してもよい。
【0009】
上記構成において、前記センサ部は、前記設備の周辺を撮像する第1センサを含み、前記認証部は、前記第1センサによる撮像画像から顔を検出して前記顔認証処理を実行し、前記判定部は、顔認証された人物の肩幅から、前記人物が前記第1センサに正対している場合に前記第1センサによる撮像画像に写るはずの前記人物の肩幅を算出して、算出した前記肩幅と、前記撮像画像に写っている前記人物の肩幅とに基づいて、前記人物の胴体の向きを特定して前記判定処理を実行してもよい。
【0010】
上記構成において、前記判定部は、顔認証された人物の左右の肩を結ぶ直線と直交する方向を前記胴体の向きとして、前記人物から見て前記設備がある方向と前記胴体の向きとに基づいて、前記人物が前記設備を利用するか否かを判定してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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