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公開番号
2025014580
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023117260
出願日
2023-07-19
発明の名称
浸水防止ドアセット
出願人
株式会社日鋼サッシュ製作所
代理人
弁理士法人山内特許事務所
主分類
E06B
5/00 20060101AFI20250123BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約
【課題】2つのスイングドアを有し、これらのスイングドア同士の召し合わせ部での防水性能を高めることができる浸水防止ドアセットを提供する。
【解決手段】浸水防止ドアセット10は、環状枠11と、第1スイングドア12と、第2スイングドア13と、枠ドア間シール部材18と、2つのスイングドアとの召し合わせ部に位置し、第1スイングドア12等の、戸先側への動作により押圧されることで防水性能を高める第1召し合わせ部シール部材20と、を備えている。この構成の場合、ドア幅方向への構成に制約が少なく、第1召し合わせ部シール部材20を押圧する部材の剛性を高める構成を採用し、その押圧する力を強くすることができるので、召し合わせ部での防水性能を高めることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
環状枠と、
該環状枠に嵌る第1スイングドアと、
前記環状枠に嵌り、前記第1スイングドアと対となる第2スイングドアと、
前記環状枠に設けられ、前記第1スイングドアおよび前記第2スイングドアの、前記環状枠により構成される環状枠平面に垂直な方向への動作により押圧されることで防水性能を高める枠ドア間シール部材と、
前記第1スイングドアまたは前記第2スイングドアの少なくともいずれか一方に設けられ、前記第1スイングドアと前記第2スイングドアとの召し合わせ部に位置し、前記第1スイングドアまたは前記第2スイングドアの、前記第1スイングドアが前記環状枠に嵌り込んだ際の戸先側への動作により押圧されることで防水性能を高める第1召し合わせ部シール部材と、を備えた、
ことを特徴とする浸水防止ドアセット。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記第1スイングドアまたは前記第2スイングドアの少なくともいずれか一方に、
前記第1スイングドアおよび前記第2スイングドアに挟まれるように設けられ、
前記第1スイングドアまたは前記第2スイングドアの、前記環状枠平面に垂直な方向への動作により押圧されることで防水性能を高める第2召し合わせ部シール部材が設けられいる、
ことを特徴とする請求項1に記載の浸水防止ドアセット。
【請求項3】
前記第1スイングドアおよび前記第2スイングドアの少なくともいずれかのドアの吊元側には、
前記第1スイングドアもしくは前記第2スイングドアに関して、スイング動作を案内する機能と、前記枠ドア間シール部材を、前記環状枠平面に垂直な方向への押圧動作を案内する機能と、を有する二軸蝶番が設けられ、
前記二軸蝶番の環状枠側軸心に対する前記二軸蝶番のドア側軸心の水平面内の位置関係において、前記押圧動作の前よりも後において、前記ドア側軸心が前記戸先側に位置している、
ことを特徴とする請求項1に記載の浸水防止ドアセット。
【請求項4】
前記二軸蝶番は、前記第1スイングドアおよび前記第2スイングドアの少なくともいずれかのドアの吊元側一か所に対して一つ設けられ、
前記二軸蝶番の上下方向における上端および下端が、前記二軸蝶番が設けられている前記第1スイングドアまたは前記第2スイングドアの重心を挟んで設けられている、
ことを特徴とする請求項3に記載の浸水防止ドアセット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、浸水防止ドアセットに関する。さらに詳しくは、本発明は、環状枠と、2つのスイングドアと、を有する浸水防止ドアセットに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
浸水防止用設備建具型構成部材として、JIS A4716(2019)では、シャッター型とドア型が取り上げられており、ドア型は、スイング式またはスライド式のドアを持つものがあると記載されている。このスイング式のドアを有する構成部材は、特許文献1には止水扉という表現で開示されている。
【0003】
特許文献1の止水扉は、第1扉体と第2扉体とを有し、閉鎖状態の第1扉体を止水位置へ移動させる第1扉圧接装置と、閉鎖状態の第2扉体を止水位置へ移動させる第2扉圧接装置と、を有している。この第2扉圧接装置は、第1扉体に設けられた被係合部に嵌脱する第2扉戸先側係脱機構を有し、この被係合部と第2扉戸先側係脱機構により召し合わせ部のシール部材を、押圧することで防水性能を確保している。
【0004】
また特許文献2では、このスイング式の浸水防止ドアで用いられる二軸蝶番が開示されている。この二軸蝶番においては、スイング動作の案内のために、主に枠側の回転軸が用いられ、スイングドアを枠に設けられたシール部材に押し付ける動作の案内のために、枠側の回転軸およびドア側の回転軸が用いられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-59368号公報
実開昭58―11066号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の図10では、止水扉を平面方向から見た要部の断面図が示されている。この要部は、第1扉体と第2扉体と、の召し合わせ部であり、第2扉体に設けられた第2扉戸先側係脱機構の係合部材が、第1扉体に設けられた被係合部に係合することで、第2扉体に設けられたシール部材が、図10の上下方向に押圧され、防水性能を確保する。この図10の上下方向は、止水扉を構成する枠体により構成される環状枠平面に対して垂直な方向である。
【0007】
しかるに、防水性能を高めるためには、環状枠平面に対して垂直な方向にシール部材を押圧する必要がある。しかし扉体同士の召し合わせ部では、環状枠平面に対して垂直な方向への部材厚みを厚くすることは避けなければならず、押圧されるシール部材を受ける扉の構成部材を大きくすることに制約があり、その構成部材の変形等を抑制するために、押圧する力を抑制する必要があるため、シール部材の防水性能を高くすることが難しいという問題がある。
【0008】
また、浸水防止ドアセットは、水をせき止める必要がない場合、通常のドアとしても用いられる。その場合スイングドア同士の召し合わせ部で用いられるシール部材は、体積弾性係数が比較的小さく、圧縮する方向の力に対して比較的大きな変位が得られる部材が用いられる必要がある。しかし、召し合わせ部において、体積弾性係数が比較的小さい部材、すなわち圧縮する方向の力に対して比較的大きい変位が得られる部材が、特許文献1に記載の構成に採用されている場合において、水をせき止めるよう防水性能を高くするために押圧力を高くすると、召し合わせ部を構成する2つのスイングドアが、環状枠により構成される環状枠平面の垂直方向に対して、段差を生じやすく、枠ドア間シール部材との関係で、隙間が生じ、この隙間から水が漏れ出るという問題がある。
【0009】
本発明は上記事情に鑑み、2つのスイングドアを有し、これらのスイングドア同士の召し合わせ部での防水性能を高めることができる浸水防止ドアセットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
第1発明の浸水防止ドアセットは、環状枠と、該環状枠に嵌る第1スイングドアと、前記環状枠に嵌り、前記第1スイングドアと対となる第2スイングドアと、前記環状枠に設けられ、前記第1スイングドアおよび前記第2スイングドアの、前記環状枠により構成される環状枠平面に垂直な方向への動作により押圧されることで防水性能を高める枠ドア間シール部材と、前記第1スイングドアまたは前記第2スイングドアの少なくともいずれか一方に設けられ、前記第1スイングドアと前記第2スイングドアとの召し合わせ部に位置し、前記第1スイングドアまたは前記第2スイングドアの、前記第1スイングドアが前記環状枠に嵌り込んだ際の戸先側への動作により押圧されることで防水性能を高める第1召し合わせ部シール部材と、を備えたことを特徴とする。
第2発明の浸水防止ドアセットは、第1発明において、前記第1スイングドアまたは前記第2スイングドアの少なくともいずれか一方に、前記第1スイングドアおよび前記第2スイングドアに挟まれるように設けられ、前記第1スイングドアまたは前記第2スイングドアの、前記環状枠平面に垂直な方向への動作により押圧されることで防水性能を高める第2召し合わせ部シール部材が設けられいることを特徴とする。
第3発明の浸水防止ドアセットは、第1発明において、前記第1スイングドアおよび前記第2スイングドアの少なくともいずれかのドアの吊元側には、前記第1スイングドアもしくは前記第2スイングドアに関して、スイング動作を案内する機能と、前記枠ドア間シール部材を、前記環状枠平面に垂直な方向への押圧動作を案内する機能と、を有する二軸蝶番が設けられ、前記二軸蝶番の環状枠側軸心に対する前記二軸蝶番のドア側軸心の水平面内の位置関係において、前記押圧動作の前よりも後において、前記ドア側軸心が前記戸先側に位置していることを特徴とする。
第4発明の浸水防止ドアセットは、第3発明において、前記二軸蝶番は、前記第1スイングドアおよび前記第2スイングドアの少なくともいずれかのドアの吊元側一か所に対して一つ設けられ、前記二軸蝶番の上下方向における上端および下端が、前記二軸蝶番が設けられている前記第1スイングドアまたは前記第2スイングドアの重心を挟んで設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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