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公開番号2025014448
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023117011
出願日2023-07-18
発明の名称検索装置、検索方法、および検索プログラム
出願人LINEヤフー株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06F 16/903 20190101AFI20250123BHJP(計算;計数)
要約【課題】ユーザによって入力された検索クエリから、拠点をより正確に検索できる検索装置、検索方法及び検索プログラムを提供する。
【解決手段】検索装置100において、制御部130は、ユーザによって入力された検索クエリを取得する取得部131と、検索クエリを複数の検索エンジンの各々に入力して拠点を検索する検索部132と、複数の検索エンジンによる拠点の検索結果に基づいて、複数の検索エンジンの検索結果の中から採用すべき第1の検索結果を決定する決定部133と、第1の検索結果を出力する出力部134と、を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
ユーザによって入力された検索クエリを取得する取得部と、
前記検索クエリを複数の検索エンジンの各々に入力して拠点を検索する検索部と、
前記複数の検索エンジンによる前記拠点の検索結果に基づいて、前記複数の検索エンジンの前記検索結果の中から採用すべき第１の検索結果を決定する決定部と、
前記第１の検索結果を出力する出力部と
を有することを特徴とする検索装置。
続きを表示（約 1,800 文字）【請求項２】
前記複数の検索エンジンは、ＤＮＮ（Deep Neural Network）を用いた第１の検索エンジン、およびディレクトリ型検索エンジンである第２の検索エンジンであることを特徴とする請求項１に記載の検索装置。
【請求項３】
前記第１の検索結果を決定する処理は、
前記検索結果の自信度、前記検索結果に表示されたＵＲＬ（Uniform Resource Locator）のクリック率、および前記検索結果の内容の少なくとも１つに基づいて、前記第１の検索結果を決定する
処理を含むことを特徴とする請求項１または２に記載の検索装置。
【請求項４】
前記第１の検索結果を決定する処理は、
前記第２の検索エンジンによる前記検索結果に表示されたＵＲＬのクリック率に基づいて、前記第２の検索エンジンによる前記検索結果を出力するか否かを判定し、
前記第２の検索エンジンによる前記検索結果を出力すると判定した場合、前記第２の検索エンジンによる前記検索結果を、前記第１の検索結果に決定し、
前記第１の検索エンジンによる前記検索結果を出力しないと判定した場合、前記第１の検索エンジンによる前記検索結果を、前記第１の検索結果に決定する
処理を含むことを特徴とする請求項２に記載の検索装置。
【請求項５】
前記第１の検索結果を決定する処理は、
前記第１の検索エンジンによる前記検索結果に表示されたＵＲＬのクリック率に基づいて、前記第１の検索エンジンによる前記検索結果が正解であるか否かを判定し、
前記第１の検索エンジンによる前記検索結果が正解であると判定した場合、前記第１の検索エンジンによる前記検索結果を、前記第１の検索結果に決定し、
前記第１の検索エンジンによる前記検索結果が不正解であると判定した場合、前記第２の検索エンジンによる前記検索結果を、前記第１の検索結果に決定する
処理を含むことを特徴とする請求項２に記載の検索装置。
【請求項６】
第１の検索クエリを入力データ、および第１の拠点の情報を正解ラベルとして、前記第１の検索エンジンに用いられる前記ＤＮＮの機械学習モデルを訓練して生成する訓練部を有することを特徴とする請求項２に記載の検索装置。
【請求項７】
前記入力データおよび前記正解ラベルは、前記検索結果に表示されたＵＲＬのクリックログに基づいて生成されることを特徴とする請求項６に記載の検索装置。
【請求項８】
前記機械学習モデルを訓練して生成する処理は、
正解である前記第１の検索クエリと前記第１の拠点の情報との第１のペアのベクトルの距離が近くなるように前記機械学習モデルを訓練し、
不正解である第２の検索クエリと第２の拠点の情報との第２のペアのベクトルの距離が遠くなるように前記機械学習モデルを訓練し、
前記第１の検索クエリと、前記第１の検索クエリ以外の第３の検索クエリとのベクトルの距離が遠くなるように前記機械学習モデルを訓練し、
前記第１の拠点の情報と、前記第１の拠点の情報以外の第３の拠点の情報とのベクトルの距離が遠くなるように前記機械学習モデルを訓練する
処理を含むことを特徴とする請求項６または７に記載の検索装置。
【請求項９】
検索装置が実行する検索方法であって、
ユーザによって入力された検索クエリを取得する取得工程と、
前記検索クエリを複数の検索エンジンの各々に入力して拠点を検索する検索工程と、
前記複数の検索エンジンによる前記拠点の検索結果に基づいて、前記複数の検索エンジンの前記検索結果の中から採用すべき第１の検索結果を決定する決定工程と、
前記第１の検索結果を出力する出力工程と
を含むことを特徴とする検索方法。
【請求項１０】
ユーザによって入力された検索クエリを取得する取得手順と、
前記検索クエリを複数の検索エンジンの各々に入力して拠点を検索する検索手順と、
前記複数の検索エンジンによる前記拠点の検索結果に基づいて、前記複数の検索エンジンの前記検索結果の中から採用すべき第１の検索結果を決定する決定手順と、
前記第１の検索結果を出力する出力手順と
をコンピュータに実行させるための検索プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、検索装置、検索方法、および検索プログラムに関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
ユーザは、スマートフォンなどを用いて検索サイトやアプリケーションにアクセスし、ランドマーク、コンビニエンスストア、ホテルなど、各種拠点の情報を検索できる。このような拠点検索では、例えば、ユーザが、スマートフォンなどを介して、検索サイトなどの入力フォームに、拠点の名称などの検索クエリを入力し、当該検索クエリが検索エンジンに入力されて拠点が検索される。
【０００３】
拠点の検索に用いられる検索エンジンには、例えば、検索クエリの揺れに強く１つの拠点を探すようなクエリに強いＤＮＮ（Deep Neural Network）を用いた検索エンジンや、リスト型クエリに強く検索クエリを解析してカテゴリ検索ができ文字列マッチングも可能なカテゴリ検索エンジン（ディレクトリ型検索エンジンなどとも呼ばれる）など様々な検索エンジンがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２００７－２３３８６３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、ユーザは、このような各検索エンジンの特徴を知ることや意識することはほぼなく、そもそも検索エンジンに合わせて検索クエリを考えることもないため、拠点検索において、ユーザによって入力された検索クエリからユーザが求める拠点の検索が正確に行えない場合がある。
【０００６】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザによって入力された検索クエリから、拠点をより正確に検索することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本願に係る検索装置は、ユーザによって入力された検索クエリを取得する取得部と、検索クエリを複数の検索エンジンの各々に入力して拠点を検索する検索部と、複数の検索エンジンによる拠点の検索結果に基づいて、複数の検索エンジンの検索結果の中から採用すべき第１の検索結果を決定する決定部と、第１の検索結果を出力する出力部とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【０００８】
本実施形態の一態様によれば、ユーザによって入力された検索クエリから、拠点をより正確に検索できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
図１は、拠点の検索に用いられる検索エンジンの一例を示す図である。
図２は、本実施形態に係る情報処理システム１の構成例を示す図である。
図３は、本実施形態に係る複数の検索エンジンによる拠点検索の一例を示す図である。
図４は、本実施形態に係る検索装置１００の構成例を示す図である。
図５は、本実施形態に係る距離学習の一例を示す図である。
図６は、本実施形態に係る拠点検索処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図７は、本実施形態に係る訓練処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図８は、検索装置１００の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下に本願に係る検索装置、検索方法、および検索プログラムを実施するための形態（以下、「実施形態」と呼ぶ）について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る検索装置、検索方法、および検索プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
（【００１１】以降は省略されています）

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