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公開番号2025014404
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023116924
出願日2023-07-18
発明の名称光電変換装置および機器
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H10F 39/12 20250101AFI20250123BHJP()
要約【課題】感度向上をより簡易な構造で実現するのに有利な技術を提供する。
【解決手段】光電変換素子を備える半導体層と、配線構造体と、前記配線構造体に含まれる配線層のうち最も前記半導体層に近い配線層に配された配線パターンと前記半導体層とを接続するコンタクトプラグと、を備える光電変換装置であって、前記配線層と前記半導体層との間に、前記コンタクトプラグが貫通する光反射層が配され、前記光反射層は、誘電体または半導体によって構成される第1層と、前記第1層とは異なる誘電体または半導体によって構成される第2層と、が周期的に積層された周期構造を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
光電変換素子を備える半導体層と、配線構造体と、前記配線構造体に含まれる配線層のうち最も前記半導体層に近い配線層に配された配線パターンと前記半導体層とを接続するコンタクトプラグと、を備える光電変換装置であって、
前記配線層と前記半導体層との間に、前記コンタクトプラグが貫通する光反射層が配され、
前記光反射層は、誘電体または半導体によって構成される第1層と、前記第1層とは異なる誘電体または半導体によって構成される第2層と、が周期的に積層された周期構造を備えることを特徴とする光電変換装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記第1層は、酸化シリコンを含むことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項3】
前記第2層は、酸化セリウム、酸化ニオブ、酸化チタン、硫化亜鉛、アモルファスシリコン、および、アモルファスゲルマニウムのうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項4】
前記第2層は、アモルファスシリコンまたはアモルファスゲルマニウムを含み、
前記アモルファスシリコンまたは前記アモルファスゲルマニウムは、10atom%以上の水素を含有することを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項5】
前記第2層は、前記第1層よりも屈折率が高く、
前記第1層の厚さが、前記第2層の厚さよりも厚いことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項6】
前記第2層の屈折率が、2.3以上であることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項7】
前記光反射層が反射する光の中心波長をλ[nm]、前記第1層の厚さをT1[nm]、前記第1層の屈折率をN1、前記第2層の厚さをT2[nm]、前記第2層の屈折率をN2とした場合に、
N1×T1×0.9≦λ/4≦N1×T1×1.1
N2×T2×0.9≦λ/4≦N2×T2×1.1
を満たすことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項8】
前記配線層と前記光反射層との間に、前記コンタクトプラグが貫通する絶縁層が配され、
前記第2層は、前記絶縁層よりも屈折率が高いことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項9】
前記絶縁層は、酸化シリコンを含むことを特徴とする請求項8に記載の光電変換装置。
【請求項10】
前記第2層は、前記配線構造体を構成する層間絶縁膜よりも屈折率が高いことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光電変換装置および機器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、アバランシェフォトダイオード(APD)を用いた光電変換素子において、光入射面とは反対の面に配された配線構造体に、APDに重なるように反射メタル層を配することが示されている。特許文献1によれば、半導体層で吸収しきれなかった光を反射メタル層において半導体層へ反射させることによって、感度を向上させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-112594号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、APDのカソードに接続される反射メタル層と、APDのアノードに接続される配線パターンと、を異なる配線層に配することによって、反射メタル層とアノードに接続される配線パターンとの間の耐圧を確保することが示されている。一方で、APDのアノードと配線パターンとを接続するコンタクトプラグは、反射メタル層が配された配線層を通過する。そのため、反射メタル層とコンタクトプラグとの間の耐圧を考慮して反射メタル層およびコンタクトプラグを配置する必要があるなど、設計が煩雑になる可能性がある。
【0005】
本発明は、感度向上をより簡易な構造で実現するのに有利な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題に鑑みて、本発明の実施形態に係る光電変換装置は、光電変換素子を備える半導体層と、配線構造体と、前記配線構造体に含まれる配線層のうち最も前記半導体層に近い配線層に配された配線パターンと前記半導体層とを接続するコンタクトプラグと、を備える光電変換装置であって、前記配線層と前記半導体層との間に、前記コンタクトプラグが貫通する光反射層が配され、前記光反射層は、誘電体または半導体によって構成される第1層と、前記第1層とは異なる誘電体または半導体によって構成される第2層と、が周期的に積層された周期構造を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、感度向上をより簡易な構造で実現するのに有利な技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態の光電変換装置の構成例を示す図。
図1の光電変換装置の画素アレイの構成例を示す図。
図1の光電変換装置の構成例を示すブロック図。
図1の光電変換装置の画素の構成例を示す回路図。
図4の画素の動作例を説明する図。
図1の光電変換装置の画素の構成例を示す断面図。
図6の画素のA-A’間の構成例を示す平面図。
図6の画素のB-B’間の構成例を示す平面図。
図6の画素のC-C’間の構成例を示す平面図。
図6の画素の光反射層における膜厚の変化に対する反射率を示す図。
図6の画素の光反射層における屈折率の変化に対する反射率を示す図。
図6の画素の変形例を示す断面図。
図12のB-B’間の構成例を示す平面図。
本実施形態の光電変換装置が組み込まれたカメラの構成例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
まず、図1~図5を用いて、以下に説明する各実施形態に共通する構成を説明する。図1は、光電変換装置100の構成例を示す図である。光電変換装置100は、センサ基板411と回路基板421との2つの基板が積層され、かつ、電気的に接続されることによって構成されていてもよい。つまり、光電変換装置100は、積層型のデバイスであってもよい。センサ基板411には、後述するように、複数の画素150が配された半導体層300や配線構造体310などが配されている。回路基板421には、画素150から出力される信号を処理する信号処理回路253などの回路を有する半導体層や配線構造体などが配されている。光電変換装置100は、回路基板421の半導体層、回路基板421の配線構造体、センサ基板411の配線構造体310、センサ基板411の半導体層300の順に積層して構成されうる。光電変換装置100は、センサ基板411の半導体層300の配線構造体310が配される側とは反対の側から光が入射する、所謂、裏面照射型の光電変換装置でありうる。
(【0011】以降は省略されています)

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