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公開番号
2025014077
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-29
出願番号
2021192827
出願日
2021-11-29
発明の名称
車体構造
出願人
三菱自動車工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60R
19/34 20060101AFI20250122BHJP(車両一般)
要約
【課題】車体構造に関し、簡素な構成で緩衝機能を維持しつつ耐久性を向上させる。
【解決手段】開示の車体構造は、サイドメンバ3の先端部に取り付けられるクラッシュカン10と、クラッシュカン10のサイドメンバ3側の端部近傍において角部の少なくとも一つに設けられ、角部を除く部分に対して凸になるように突出した形状を有する突出部16とを備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
サイドメンバの先端部に取り付けられるクラッシュカンと、
前記クラッシュカンの前記サイドメンバ側の端部近傍において角部の少なくとも一つに設けられ、前記角部を除く部分に対して凸になるように突出した形状を有する突出部と、
を備えることを特徴とする、車体構造。
続きを表示(約 910 文字)
【請求項2】
前記突出部が、車両前後方向に傾斜する第一斜面部と上下方向に傾斜する第二斜面部とを有する多面状に形成される
ことを特徴とする、請求項1記載の車体構造。
【請求項3】
前記突出部が、車幅方向外側に位置する前記角部の少なくとも一つに設けられ、車幅方向外側に突出した形状を有する
ことを特徴とする、請求項1または2記載の車体構造。
【請求項4】
前記突出部が、車幅方向外側かつ上部側に位置する前記角部に設けられる
ことを特徴とする、請求項3記載の車体構造。
【請求項5】
前記サイドメンバの端部に固定されるヘッドランプサポートと、
前記クラッシュカンの端部が溶接固定されるとともに前記ヘッドランプサポートに対して締結固定されるプレートとを備え、
前記突出部が、前記プレートの締結箇所に近づく方向に突出した形状を有する
ことを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載の車体構造。
【請求項6】
前記クラッシュカンの一側面と前記プレートとの接合部分を溶接する第一溶接部と、
前記突出部を挟んで前記一側面に隣接する前記クラッシュカンの他側面と前記プレートとの接合部分を溶接する第二溶接部とを備え、
前記第一溶接部において前記突出部側の端部から直近の前記締結箇所までの距離が、前記第二溶接部において前記突出部側の端部から前記直近の前記締結箇所までの距離とほぼ同一である
ことを特徴とする、請求項5記載の車体構造。
【請求項7】
前記第一溶接部及び前記第二溶接部の終端位置を移動させるべく、前記第一溶接部及び前記第二溶接部の各々の端部から前記プレートの端部に向かって延設される余長部を備える
ことを特徴とする、請求項6記載の車体構造。
【請求項8】
前記クラッシュカンの車幅方向外面及び内面が、それぞれ前記サイドメンバの車幅方向外面及び内面に対して同一平面上に配置される
ことを特徴とする、請求項1~7のいずれか一項に記載の車体構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本件は、車両のサイドメンバ端部に形成される車体構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車両の前端部や後端部にクラッシュカン(クラッシュボックス)を配置して、衝突時の衝撃を軽減できるようにした車体構造が知られている。クラッシュカンとは、衝突時の衝撃を受けて変形することで衝撃エネルギーを吸収する部材である。クラッシュカンをサイドメンバの前端部や後端部に取り付けることで、車両の緩衝性能が高まり、車室内の乗員保護性能が向上しうる(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-117159号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の衝撃吸収部材は、衝撃を吸収しながら適度に変形するように形成されることが好ましい。しかしながら、耐久強度の面では、剛性が高く容易に変形しないことが好ましい。したがって、衝撃吸収部材を含む車体構造には相反する特性が求められ、これらを両立させることが難しいという課題がある。
【0005】
例えば、バンパービームがクラッシュカンを介してサイドメンバに取り付けられる車両において、タイダウンフック(牽引フック)がクラッシュカンに設けられることがある。タイダウンフックとは、船舶や陸送トレーラーで車両を運搬する際に、固定用ワイヤが接続される部位である。この場合、タイダウンフックを介して荷重がクラッシュカンに作用することから、運搬中にクラッシュカンが意図せず変形してしまう可能性がある。一方、この変形を防ぐためにクラッシュカンの剛性を高めてしまうと、衝突時にクラッシュカンが変形しにくくなってしまい、良好な緩衝性能が得られなくなるおそれが生じる。
【0006】
本件の目的の一つは、上記の課題に照らして創案されたものであり、簡素な構成で緩衝機能を維持しつつ耐久強度を改善できるようにした車体構造を提供することである。なお、この目的に限らず、後述する「発明を実施するための形態」に示す各構成から導き出される作用効果であって、従来の技術では得られない作用効果を奏することも、本件の他の目的として位置付けられる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
開示の車体構造は、以下に開示する態様又は適用例として実現でき、上記の課題の少なくとも一部を解決する。開示の車体構造は、サイドメンバの先端部に取り付けられるクラッシュカンと、前記クラッシュカンの前記サイドメンバ側の端部近傍において角部の少なくとも一つに設けられ、前記角部を除く部分に対して凸になるように突出した形状を有する突出部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
開示の車体構造によれば、簡素な構成で緩衝機能を維持しつつ耐久強度を改善できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例としての車体構造が適用された車両においてクラッシュカンまわりの構造を透過させた斜視図である。
(A)は図1の車体構造を透過させた上面図、(B)はその側面図である。
図1の車体構造に係るクラッシュカンを分解して示す斜視図である。
図3のクラッシュカンを拡大して示す斜視図である。
図3のクラッシュカンの断面図である。
(A)は比較例としてのクラッシュカンの要部斜視図、(B)は図3のクラッシュカンの要部斜視図である。
変形例としての車体構造に係るクラッシュカンの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[1.構成]
実施例としての車体構造1は、図1に示す車両2に適用される。車両2の内部には、前後方向に延在するとともに車幅方向に間隔を空けて配置された左右一対のサイドメンバ3が設けられる。サイドメンバ3は筒状の構造部材であり、例えば断面略矩形状に形成される。また、サイドメンバ3の先端部(前端部,後端部)には、車幅方向に延在するバンパービーム7がクラッシュカン10を介して取り付けられる。クラッシュカン10は、衝突時の衝撃を受けて変形することで衝撃エネルギーを吸収する筒状の部材である。以下、本実施例では車両2の前側の車体構造1について詳述する。
(【0011】以降は省略されています)
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