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公開番号2025014036
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-28
出願番号2024190553,2023116996
出願日2024-10-30,2021-11-04
発明の名称反応装置
出願人株式会社日本製鋼所
代理人個人
主分類F27B 7/20 20060101AFI20250121BHJP(炉,キルン,窯;レトルト)
要約【課題】所望の製品を効率よく製造する反応装置等を提供する。
【解決手段】反応装置10において、キルン部100は、回転可能に延伸する筒部103と、筒部103の一端側から供給される原料を受け入れる原料供給口101と、他端側に反応生成物を送出する送出口102と、を有する。流体供給装置120は、一端側または他端側から筒部の内側に延伸する流体供給管121と、圧送された所定の流体を筒部の内側に放出可能に流体供給管121に設けられた流体供給口122と、を有する。接触領域105は、流体供給口122から放出された流体と原料とが接触する。流体吸引装置130は、接触領域105を通過した流体を吸引可能に設けられた流体吸引口132と、流体吸引口132から吸引した流体をキルン部100の外部に圧送する流体吸引管131と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
中心軸に沿って回転可能に延伸する筒部と、
前記筒部の一端側に接続され、前記筒部の一端側から供給される原料を受け入れる原料供給部と、
前記筒部の他端側に接続され、前記筒部の他端側から反応生成物を送出する送出部と、
前記原料供給部と前記送出部とにより支持され、前記筒部の内側に延伸する支持部材と、を備え、
前記支持部材は、所定の流体を供給するための流体供給管と、前記筒部の内側に前記流体を放出可能に設けられた流体供給口と、を備える、
反応装置。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記支持部材は、前記流体の流れを規制するための邪魔板を備える、
請求項1に記載の反応装置。
【請求項3】
前記邪魔板は、前記流体の流れを螺旋状に規制するための形状を有する、
請求項2に記載の反応装置。
【請求項4】
前記邪魔板は、前記流体の流れを前記筒部の中心軸に平行な方向に沿って規制するための形状を有する、
請求項2に記載の反応装置。
【請求項5】
前記支持部材は、前記流体を吸引可能に設けられた流体吸引口を備え、
前記流体吸引口と前記流体供給口とは、対となる組合せを有して離間し、
そのうち一方が前記原料の流れの上流側、他方が前記原料の流れの下流側に配置される、
請求項2に記載の反応装置。
【請求項6】
反応生成物として電池材料を製造する請求項1~5のいずれか一項に記載の反応装置と、
前記電池材料をシート状に成形してシート状の前記電池材料を製造するシート製造装置と、を備える、
電池材料製造システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は反応装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
原料に対して所定の雰囲気を与えることにより所望の製品を連続的に製造するための反応装置が存在する。例えば一般には、ロータリーキルンと称される反応装置は、中心軸周りに回転する中空のキルン部を加熱し、このキルン部に材料を転動させながら通過させることにより所望の製品を製造する。また例えばローラーハースキルンと称される反応装置は、トンネル型のキルン部に原料やワークを通過させることにより所望の製品を製造する。またその他にも種々の反応装置が開発されている。
【0003】
例えば特許文献1は、以下の反応装置について開示している。反応装置は、圧力反応容器となるスクリュフィーダ本体と、スクリュフィーダ本体内に触媒を導入する触媒供給部と、スクリュフィーダ本体内に低級炭化水素を導入する低級炭化水素供給部と、を有する。またこの反応装置は、生成したナノ炭素を移送するスクリュと、スクリュによって移送される触媒とナノ炭素を送出する固体送出部と、生成した水素をフィーダ本体外に送出する気体送出部と、を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-290682号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
所で、固体電解質などの所望の反応生成物を製造する場合には、例えば原料に対して摂氏1000度を超える熱を付与する工程が必要となる。また固体電解質などの所望の反応生成物を製造する場合には、反応工程において所定の雰囲気ガスなどの流体に接触させることが望まれる。しかしながらこのような温度や雰囲気ガスを用いて好適に反応を生じさせるには、上述の技術を含む複数の装置を用いなければならず、所望の製品を効率よく製造することが困難だった。
【0006】
本開示は、このような課題を解決するためになされたものであって、所望の製品を効率よく製造する反応装置等を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示にかかる反応装置は、キルン部、流体供給装置、接触領域および流体吸引装置を有する。キルン部は、中心軸に沿って回転可能に延伸する筒部と、筒部の一端側から供給される原料を受け入れる原料供給口と、筒部の他端側に反応生成物を送出する送出口と、を有する。流体供給装置は、一端側または他端側から筒部の内側に延伸する流体供給管と、流体供給管により圧送された所定の流体を筒部の内側に放出可能に流体供給管に設けられた流体供給口と、を有する。接触領域は、流体供給口から放出された流体と原料とが接触する。流体吸引装置は、接触領域を通過した流体を吸引可能に設けられた流体吸引口と、流体吸引口から吸引した流体をキルン部の外部に圧送する流体吸引管と、を有する。
【0008】
本開示にかかる反応生成物製造方法は、反応生成物を製造する使用者が以下の工程を実行する。使用者は、中心軸に沿って回転可能に延伸する筒部と、筒部の一端側から供給される原料を受け入れる原料供給口と、筒部の他端側に反応生成物を送出する送出口と、を有するキルン部を用意する。使用者は、キルン部の内部を所定の温度に加熱する。使用者は、筒部に離間して筒部の内側に設けられた流体供給口から所定の流体を放出する。使用者は、筒部に離間して筒部の内側に設けられた流体吸引口から筒部の内側の流体を吸引する。使用者は、流体供給口から原料を供給する。使用者は、キルン部を回転させることにより、原料を流体に接触させながら中心軸に平行な方向に沿って送出口へ搬送し、原料と流体とを接触させる。使用者は、送出口から反応生成物を送出する。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、所望の製品を効率よく製造する反応装置等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1にかかる反応装置の側面方向の断面図である。
反応装置が実行する処理のフローチャートである。
実施の形態2にかかる反応装置の側面方向の断面図である。
実施の形態2にかかる反応装置の正面方向の断面図である。
実施の形態3にかかる反応装置の側面方向の断面図である。
実施の形態4にかかる反応装置の側面方向の断面図である。
実施の形態5にかかる反応システムの構成図である。
実施の形態6にかかる反応システムの構成図である。
実施の形態7にかかる電池用材料製造システムの構成図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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