特許ウォッチ

公開番号2025013210
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2024102668
出願日2024-06-26
発明の名称首の周りに着用することができる時計
出願人ポルシェライフスタイルゲゼルシャフトミットベシュレンクテルハフツングウントコンパニーコマンディートゲゼルシャフト,Porsche Lifestyle GmbH & Co. KG
代理人個人
主分類G04B 37/14 20060101AFI20250117BHJP(時計)
要約【課題】良好な運転の安全性での自動車における時間測定を可能にする。好ましくは、ラリースポーツに適した時計を可能にする。
【解決手段】時間測定のための時計10であって、時間測定ユニット14を収容するための時計ハウジング12と、時計ケース12に取り付けられた接続要素16と、人の首の周りに着用するための、接続要素に接続された首ひも20と、を備え、首の周りに係合する首ひものループサイズは、首ひもに係合する調整要素22の補助により可変的に調整され得る、時計が提供される。設定要素は、自動車、特にラリースポーツにおける時間測定が、良好な運転の安全性で可能であるように、首ひものループサイズを低減して、紛失を防ぐ様態で時計を保持することを可能にする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
時間測定のための時計（１０）であって、
時間測定ユニット（１４）を収容するための時計ハウジング（１２）と、
前記時計ハウジング（１２）に取り付けられた接続要素（１６）と、
人の首の周りに着用するための、前記接続要素（１６）に接続された首ひも（２０）と、を備え、
前記首を囲む前記首ひも（２０）のループサイズが、前記首ひも（２０）と係合する調整要素（２２）によって調整され得ることを特徴とする、時計（１０）。
続きを表示（約 780 文字）【請求項２】
前記調整要素（２２）が、前記首ひも（２０）に摩擦固定されている、請求項１に記載の時計（１０）。
【請求項３】
前記調整要素（２２）が、互いに隣り合って配置された前記首ひも（２０）の２つのストラップセクションを包含する、請求項１又は２に記載の時計（１０）。
【請求項４】
前記首ひも（２０）が、前記調整要素（２２）の補助により、事前定義された最小サイズに調整され得る前記ループサイズを制限するための、動きを防ぐ様態で固定された少なくとも１つのストッパを有する、請求項１又は２に記載の時計（１０）。
【請求項５】
前記調整要素（２２）が、前記首ひも（２０）によって形成されたジッパーの一部である、請求項１又は２に記載の時計（１０）。
【請求項６】
前記接続要素（１６）が、前記時計ハウジング（１２）にヒンジ接続されている、請求項１又は２に記載の時計（１０）。
【請求項７】
前記接続要素（１６）が、チタン及び／又はチタン合金で作製されており、かつ／又は被覆されている、請求項１又は２に記載の時計（１０）。
【請求項８】
前記接続要素（１６）が、アイレット（１８）又はクリップ閉鎖要素として設計されている、請求項１又は２に記載の時計（１０）。
【請求項９】
時計ケース（１２）の幅が、前記接続要素（１６）に向かって先細りであり、前記接続要素（１６）が、前記接続要素（１６）の形状を前記時計ケース（１２）の形状に統合するように、横方向に傾斜及び／又は湾曲して延在する、請求項１又は２に記載の時計（１０）。
【請求項１０】
前記首ひも（２０）が、平坦なストラップとして設計されている、請求項１又は２に記載の時計（１０）。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、首の周りに着用することができ、時間を測定するために使用することができる時計に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１及び特許文献２により、腕時計を首の周りに着用することができるように、腕時計ストラップを首ひもに取り替えることが知られている。
【０００３】
首の周りに着用することができる時計は、ラリーのコドライバーが、ラップタイム並びに／又はコーナリング及び／若しくは特別なステージに関する時間関連情報を知らせるのに理想的である。特にモータスポーツのラリーにおいて、運転の安全性を改善し、損傷及び／又は事故を防止することが常に必要とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
中国実用新案第２１８５４９９６１号明細書
独国実用新案第２０１１１１４９号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本発明の課題は、良好な運転の安全性での自動車における時間測定を可能にする測定を実証することである。好ましくは、ラリースポーツに適した時計を可能にする必要がある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明によれば、問題は、請求項１に記載の特徴を有する時計によって解決される。本発明の好ましい実施形態は、従属請求項及び以下の説明において開示され、本発明の一態様を個々に又は組み合わせて構成することができる。
【０００７】
本発明の一態様は、時間測定のための時計であって、時間測定ユニットを収容するための時計ハウジングと、時計ハウジングに取り付けられた接続要素と、人の首の周りに着用するための、接続要素に接続された首ひもと、を備え、首の周りに係合する首ひものループサイズが、首ひもと係合する調整要素によって可変的に調整され得る、時計に関する。
【０００８】
特にラリースポーツにおいて、スポーティで高技能の運転スタイルは、車両乗車者に高い加速力をもたらす可能性がある。コーナリング時、加速力は横断方向（Ｙ方向）に発生し得る一方、強い加速及び制動中に加速力は長手方向（Ｘ方向）に発生し得る。例えば、車両が丘の頂上を高速で走行し、地面から持ち上げられた場合、加速力が重力の方向（Ｚ方向）に発生する可能性もある。重力の方向の加速力により、首の周りに掛けられた時計が持ち上げられる場合があり、その結果、時計が自然に着用者の頭から外れ得るリスクがあることが認識された。次いで、外れた時計により、車両を損傷するか、又は時計自体を損傷する可能性がある。特に、外れた時計によって運転手が邪魔され、気を散らすリスクがあり、これは事故につながる可能性がある。
【０００９】
しかしながら、首ひものループサイズは、調整要素を使用して変更することができる。調整要素は、最初は非常に大きなループサイズを可能にすることができ、その結果、首ひもは着用者の頭の上に簡単に通すことができる。首ひもが着用者の首に達すると、調整要素を使用して首ひものループサイズを低減することができる。特に、首ひものループサイズは、ループサイズが首の周囲よりも大きいが、頭の周囲よりも小さくなるように低減される。万が一、重力の方向の加速力により時計が着用者から持ち上げられた場合、ループサイズの低減は、首ひもが着用者の顎に保たれ得、車両内部に投げ付けられることはないことを意味する。設定要素は、自動車、特にラリースポーツにおける時間測定が、良好な運転の安全性で可能であるように、首ひものループサイズを低減して、紛失を防ぐ様態で時計を保持することを可能にする。
【００１０】
時計の時間測定ユニットは、現在の時間を表示するように設計され得る。特に、時間測定ユニットは、腕時計の典型的な機能を満たすことができる。好ましくは、時間測定ユニットは、ストップウォッチ機能を有する。時間測定ユニットは、時間を測定するための機械的原理に基づくことができ、時間測定ユニットは、特に、機械式ムーブメント、例えば、バランス及び／又は巻きばねを有し、機械式ムーブメントを動作させるためのムーブメントのエネルギー源を機械的に設計することもでき、エネルギー源は、追加的又は代替的に、例えば、電池の補助により、電気的に設計することもできる。時間測定ユニットは、電子ユニットとして、特にスマートウォッチとして設計されていることが好ましい。
（【００１１】以降は省略されています）

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