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公開番号2025013030
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023116292
出願日2023-07-14
発明の名称情報処理装置、表示端末、情報処理システム及びプログラム
出願人東芝テック株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06Q 30/0201 20230101AFI20250117BHJP(計算;計数)
要約【課題】店舗における、香りを用いた媒体の効果的な運用を可能とすること。
【解決手段】実施形態に係る情報処理装置は、取得部と、記憶部と、を備える。前記取得部は、店舗内を買い回りする顧客が香りで商品の購入を訴求するための販促物である物品を利用した場合に、前記顧客を識別する会員識別情報と、前記顧客が前記物品を利用したことを示す情報と、を取得する。前記記憶部は、取得した前記会員識別情報と、前記物品を利用したことを示す情報とを関連付けて記憶する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
店舗内を買い回りする顧客が香りで商品の購入を訴求するための物品を利用した場合に、前記顧客を識別する会員識別情報と、前記顧客が前記物品を利用したことを示す情報と、を取得する取得部と、
取得した前記会員識別情報と、前記物品を利用したことを示す情報とを関連付けて記憶する記憶部と、を備える、
情報処理装置。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記顧客が前記物品を利用した場合に、当該物品の香りに関する販売促進情報を、前記店舗内を移動する顧客により操作される表示端末に出力する制御部をさらに備える、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項３】
前記制御部は、前記会員識別情報に対応する前記顧客の属性に応じて、前記販売促進情報を変更する、
請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項４】
前記店舗内を移動する前記顧客により操作される表示端末の位置情報を取得し、前記表示端末が前記物品から所定範囲内に位置する場合に、前記顧客に前記物品の利用を促す利用促進情報を、前記表示端末に出力する制御部をさらに備える、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項５】
前記取得部は、前記顧客が利用した前記物品が香りで購入を訴求する前記商品を購入したか否かを示す情報をさらに取得する、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項６】
店舗内を移動する顧客により操作される表示端末であって、
表示部と、
香りで商品の購入を訴求するための販促物である物品の香りに基づく情報を受信したことを契機として、前記物品の香りに関する情報を前記表示部により表示する制御部と、を備える、
表示端末。
【請求項７】
前記物品の香りに基づく情報は、前記顧客に前記物品の利用を促す利用促進情報であり、
前記制御部は、前記利用促進情報と、前記物品に香りを放出させるための操作ボタンと、を前記表示部により表示する、
請求項６に記載の表示端末。
【請求項８】
前記物品の香りに基づく情報は、当該物品が香りで購入を訴求する前記商品に関する販売促進情報であり、
前記制御部は、前記顧客が前記物品を利用した場合に、前記販売促進情報を前記表示部により表示する、
請求項６に記載の表示端末。
【請求項９】
請求項１から請求項５のうちのいずれか一項に記載の情報処理装置と、
請求項６から請求項８のうちのいずれか一項に記載の表示端末と、
香りを放出可能に構成された放出部と、前記情報処理装置又は前記表示端末からの情報を受信したことを契機として前記放出部により香りを放出する放出制御部と、を有する前記物品と、を含む、
情報処理システム。
【請求項１０】
店舗内を買い回りする顧客が香りで商品の購入を訴求するための販促物である物品を利用した場合に、前記顧客を識別する会員識別情報と、前記顧客が前記物品を利用したことを示す情報と、を取得し、
取得した前記会員識別情報と、前記物品を利用したことを示す情報とを関連付けて記憶する、
ことをコンピュータに実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明の実施形態は、情報処理装置、表示端末、情報処理システム及びプログラムに関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、量販店などの店舗において、店舗に陳列された商品の販促物として、その商品の「香り」で商品の購入を顧客に訴求するセントテスターや試供品などの香りを用いた媒体が利用されている。
【０００３】
このような中、その設置率や運用方法が各店舗に任されているなど、実際の運用状況がこれらの媒体を提供した側において把握されていないという問題があった。また、これらの媒体を提供された側の店舗においても顧客の利用状況が把握されてないという問題があった。これらのことから、店舗における、香りを用いた媒体の運用には改善の余地があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本発明が解決しようとする課題は、店舗における、香りを用いた媒体の効果的な運用を可能とすることである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
実施形態に係る情報処理装置は、取得部と、記憶部と、を備える。前記取得部は、店舗内を買い回りする顧客が香りで商品の購入を訴求するための販促物である物品を利用した場合に、前記顧客を識別する会員識別情報と、前記顧客が前記物品を利用したことを示す情報と、を取得する。前記記憶部は、取得した前記会員識別情報と、前記物品を利用したことを示す情報とを関連付けて記憶する。
【図面の簡単な説明】
【０００６】
図１は、実施形態に係るシステムの構成の一例を示すブロック図である。
図２は、図１のサーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図３は、図１のセントテスターの一例を示すブロック図である。
図４は、図１の販売データ処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図５は、図２のサーバの機能構成の一例を示すブロック図である。
図６は、実施形態に係る顧客行動データの構成を模式的に示す図である。
図７は、図３のセントテスターの機能構成の一例を示すブロック図である。
図８は、図４の販売データ処理装置の機能構成の一例を示すブロック図である。
図９は、実施形態に係るシステムにおける処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図１０は、実施形態に係るシステムにおける処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【０００７】
以下、図面を参照して、実施形態に係る情報処理装置、表示端末、情報処理システム、プログラム及び記録媒体について説明する。
【０００８】
以下に説明する実施形態は、情報処理装置、表示端末、情報処理システム、プログラム及び記録媒体の一実施形態であって、その構成や仕様等を限定するものではない。以下に説明する実施形態は、スーパーマーケットなどの店舗に導入されたＰＯＳ（ＰｏｉｎｔＯｆＳａｌｅｓ）システムへの適用例である。
【０００９】
図１は、実施形態に係るシステム１の構成の一例を示す図である。システム１は、図１に示すように、サーバ３、セントテスター５及び少なくとも１つの販売データ処理装置８を含む。システム１は、図１の例では、少なくとも１つの販売データ処理装置８として、カート端末６及びＰＯＳ端末７を含む。
【００１０】
なお、図１は、それぞれ１つのカート端末６及びＰＯＳ端末７を含むシステム１を例示するが、これに限らない。カート端末６及びＰＯＳ端末７のそれぞれは、２つ以上の複数であってもよい。また、システム１においてＰＯＳ端末７は必須の構成ではなく、設けられていなくてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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