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公開番号
2025012931
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023116134
出願日
2023-07-14
発明の名称
部品実装システム
出願人
株式会社FUJI
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
H05K
13/02 20060101AFI20250117BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】部品実装システム全体で生産効率を向上させるための技術を提供する。
【解決手段】部品実装システムは、電子部品を収容する部品供給装置を複数設置可能であり、当該部品供給装置から供給される電子部品を基板に実装する複数の部品実装機を備える。部品実装システムは、電子部品ごとに部品供給装置を部品実装機に設置するのに必要な作業時間を、当該電子部品の準備状況と当該電子部品を供給する部品供給装置の種類の少なくとも一方に基づいて演算する作業時間演算部と、電子部品が必要となる時刻と演算された作業時間とに基づき、部品供給装置を部品実装機に設置する作業の優先順位を決定する作業順決定部と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
電子部品を収容する部品供給装置を複数設置可能であり、当該部品供給装置から供給される前記電子部品を基板に実装する複数の部品実装機を備える部品実装システムであって、
前記電子部品ごとに前記部品供給装置を前記部品実装機に設置するのに必要な作業時間を、当該電子部品の準備状況と当該電子部品を供給する前記部品供給装置の種類の少なくとも一方に基づいて演算する作業時間演算部と、
前記電子部品が必要となる時刻と演算された前記作業時間とに基づき、前記部品供給装置を前記部品実装機に設置する作業の優先順位を決定する作業順決定部と、
を備える、部品実装システム。
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【請求項2】
前記電子部品が収容されている収容済部品供給装置の有無に関する供給装置在庫情報を記憶する記憶部をさらに備えており
前記供給装置在庫情報は、前記電子部品の種類と、当該電子部品の種類毎に紐付けられる前記収容済部品供給装置の有無と、を含んでおり、
前記作業時間演算部は、前記供給装置在庫情報から特定した前記電子部品の準備状況に基づいて、前記作業時間を演算可能である、請求項1に記載の部品実装システム。
【請求項3】
前記部品供給装置を前記部品実装機に設置するために要する設置時間に関する設置時間情報を記憶する記憶部をさらに備えており、
前記設置時間は、前記部品供給装置に収容される前記電子部品の種類毎に異なっており、
前記設置時間情報は、前記電子部品の種類と、当該電子部品の種類毎に紐付けられる前記設置時間と、を含んでおり、
前記作業時間演算部は、前記部品供給装置の種類から特定される前記設置時間情報を用いて、前記作業時間を演算可能である、請求項1に記載の部品実装システム。
【請求項4】
前記記憶部は、前記供給装置に前記電子部品を収容する作業に要する収容時間に関する収容時間情報をさらに記憶しており、
前記収容時間情報は、前記電子部品の種類と、当該電子部品の種類毎に紐付けられる前記収容時間と、を含んでおり、
前記作業時間演算部は、前記供給装置在庫情報及び前記収容時間情報と、に基づいて、前記作業時間を演算可能である、請求項2に記載の部品実装システム。
【請求項5】
各部品実装機は、
第1の基板を搬送する第1基板搬送装置と、
第2の基板を搬送する第2基板搬送装置と、
前記部品供給装置から供給される前記電子部品を、前記第1基板搬送装置で搬送された前記第1の基板及び前記第2基板搬送装置で搬送された前記第2の基板へそれぞれ実装する実装部と、をさらに備えており、
前記部品実装システムは、前記電子部品の種類毎に、当該電子部品が前記第1の基板と前記第2の基板のいずれに実装されるのかを認識する認識部をさらに備えており、
前記作業順決定部は、前記部品供給装置に収容される前記電子部品が所定数以下でであるときに、少なくとも前記認識部による認識結果に基づいて、前記部品供給装置を前記部品実装機に設置する作業の優先順位を決定する、請求項1に記載の部品実装システム。
【請求項6】
前記作業順決定部は、前記認識部によって前記第1の基板と前記第2の基板のうちの一方のみに実装されると認識された前記電子部品が、前記認識部によって前記第1の基板と前記第2の基板のうち両方に実装されると認定された前記電子部品より先に前記部品実装機に供給されるように、前記優先順位を決定する、請求項5に記載の部品実装システム。
【請求項7】
前記作業順決定部で決定した前記順番を報知する報知部をさらに備えている、請求項1~6のいずれか一項に記載の部品実装システム。
【請求項8】
第1の基板を搬送する第1基板搬送装置と、
第2の基板を搬送する第2基板搬送装置と、
電子部品を収容する部品供給装置を複数設置可能な部品供給部と、
前記部品供給装置から供給される前記電子部品を、前記第1基板搬送装置で搬送された前記第1の基板及び前記第2基板搬送装置で搬送された前記第2の基板へそれぞれ実装する実装部と、
前記電子部品の種類毎に、当該電子部品が前記第1の基板と前記第2の基板のいずれに実装されるのかを認識する認識部と、
前記部品供給装置に収容される前記電子部品が所定数以下でであるときに、少なくとも前記認識部による認識結果に基づいて、前記部品供給装置を前記部品供給部に設置する作業の優先順位を決定する作業順決定部と、
を備える、部品実装システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、電子部品を基板に実装する部品実装システムに関する。
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【背景技術】
【0002】
基板に電子部品を実装する部品実装機には、電子部品を供給する部品供給装置が設置される。部品実装機によって基板へ電子部品を実装する実装処理を実行すると、部品供給装置から電子部品が基板に供給される。実装処理が続けられると、部品供給装置内の電子部品が部品切れとなるため、部品切れとなる電子部品と同じ種類の電子部品を部品実装機に補充する必要がある。複数の部品実装機を備える部品実装システムでは、複数の部品実装機毎に複数の部品供給装置が設置されている。このため、複数の部品実装機がそれぞれ停止しないか、停止したとしても停止時間が短くなるように、各部品実装機に電子部品を補充する必要がある。例えば、特許文献1には、複数の部品実装機を備える部品システムにおいて、各部品実装機に電子部品を補充する順番を決定するための技術が開示されている。特許文献1の部品実装システムでは、複数の部品実装機に設置されている全ての供給装置について、部品切れまでの時間をそれぞれ予測し、予測した部品切れの時間が短い順番に従って、電子部品を補充する順番を決定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-41732号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の部品実装システムは、各部品供給装置の部品切れのタイミングに基づいて、電子部品を補充する順番を決定している。しかしながら、部品実装システムでは、多くの種類の電子部品が基板に実装され、部品供給装置は1種類の電子部品を収容するため、部品実装機には電子部品の種類毎に多くの部品供給装置が設置される。電子部品は、種類毎に部品実装機に補充するために要する作業時間が異なることがある。また、電子部品の種類によって、部品切れで実装作業が停止することによる部品実装システム全体への影響度は異なり、特定の部品実装機の特定の種類の電子部品の交換作業が部品実装システム全体の生産性の低下を招くボトルネックとなることがある。このため、部品切れまでの時間に従い順番に電子部品を補充すると、部品実装システム全体における実装処理に要する時間が長くなることがあった。
【0005】
本明細書は、部品実装システム全体で生産効率を向上させるための技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書に開示する第1の部品実装システムは、電子部品を収容する部品供給装置を複数設置可能であり、当該部品供給装置から供給される電子部品を基板に実装する複数の部品実装機を備える。部品実装システムは、電子部品ごとに部品供給装置を部品実装機に設置するのに必要な作業時間を、当該電子部品の準備状況と当該電子部品を供給する部品供給装置の種類の少なくとも一方に基づいて演算する作業時間演算部と、電子部品が必要となる時刻と演算された作業時間とに基づき、部品供給装置を部品実装機に設置する作業の優先順位を決定する作業順決定部と、を備える。
【0007】
例えば、寸法の大きな電子部品を収容する供給装置は、寸法の小さな電子部品を収容する供給装置より、供給装置を設置する際に作業時間が長くなることがある。また、電子部品を収容した状態の部品供給装置(部品供給装置の在庫)がない場合、部品供給装置に電子部品を収容するための作業時間をさらに要する。上記の部品実装システムでは、電子部品ごとに部品供給装置を部品実装機に設置するのに必要な作業時間を、当該電子部品の準備状況と当該電子部品を供給する部品供給装置の種類の少なくとも一方に基づいて演算し、電子部品が必要となる時刻と演算された作業時間とに基づき、部品供給装置を部品実装機に設置する作業の優先順位を決定する。これにより、電子部品の種類に応じて、部品実装機へ部品供給装置を設置完了するまでに時間を要するものを優先して設置することが可能となる。このため、複数の部品実装機全体において、実装処理が停止する時間を短縮することができ、生産性を向上させることができる。
【0008】
本明細書に開示する第2の部品実装システムは、第1の基板を搬送する第1基板搬送装置と、第2の基板を搬送する第2基板搬送装置と、電子部品を収容する部品供給装置を複数設置可能な部品供給部と、部品供給装置から供給される電子部品を、第1基板搬送装置で搬送された第1の基板及び第2基板搬送装置で搬送された第2の基板へそれぞれ実装する実装部と、電子部品の種類毎に、当該電子部品が第1の基板と第2の基板のいずれに実装されるのかを認識する認識部と、部品供給装置に収容される電子部品が所定数以下であるときに、少なくとも認識部による認識結果に基づいて、部品供給装置を部品供給部に設置する作業の優先順位を決定する作業順決定部と、を備える。
【0009】
第1の基板を搬送する第1基板搬送装置と、第2の基板を搬送する第2基板搬送装置を備える部品実装システムでは、電子部品が、第1の基板と第2の基板のいずれに実装されるのか(例えば、第1の基板と第2の基板のいずれか一方のみに実装されるのか、第1の基板と第2の基板の両方に実装されるのか)に応じて、その電子部品が部品切れになることがボトルネックになることがある。上記の部品実装システムでは、電子部品が所定数以下となったときに、認識部の認識結果(すなわち、第1の基板と第2の基板のいずれに実装されるのか)に基づいて、部品供給装置を部品供給部に設置する作業の優先順位を決定する。このため、ボトルネックになる電子部品を優先して補充することが可能となり、部品実装システム全体において、実装処理が停止する時間を短縮することができ、生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1に係る部品実装システムが備える部品実装ラインの概略構成を示す図。
実施例1の部品実装機の概略構成を示す図。
図2のIII-III線における断面図。
管理装置の概略構成を示すブロック図。
実施例1のサイクルタイム情報の一例を示す図。
フィーダ情報の一例を示す図。
実施例1において、演算部が各部品実装機に部品フィーダを設置する作業の優先順位を決定する処理の一例を示すフローチャート。
部品フィーダに関する情報の一例を示す図であり、タイムリミットが短い順番で部品フィーダに関する情報が表示されている。
実施例2に係る部品実装システムが備える部品実装ラインの概略構成を示す図。
実施例2の部品実装機の概略構成を示す図。
図10のXI-XI線における断面図。
実施例2のサイクルタイム情報の一例を示す図。
実施例2において、演算部が各部品実装機に部品フィーダを設置する作業の優先順位を決定する処理の一例を示すフローチャート。
演算部が選択した部品フィーダの優先順位を決定する処理の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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