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公開番号
2025006221
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023106885
出願日
2023-06-29
発明の名称
算出方法および管理装置
出願人
株式会社FUJI
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
H05K
13/00 20060101AFI20250109BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】ユーザが部品実装機の消費エネルギーをより詳細に知り得る技術を提供する。
【解決手段】本明細書では、部品実装機の消費エネルギーの算出方法を開示する。部品実装機は、部品を基板の実装位置まで移動させる第1の装置と、第1の装置とは異なる第2の装置と、を備える。算出方法は、部品の実装において、第1の装置によって消費される第1の消費エネルギーを算出する第1の算出工程と、部品の実装において、第2の装置によって消費される第2の消費エネルギーを算出する第2の算出工程と、算出された第1の消費エネルギーと第2の消費エネルギーとを表示する表示工程と、を含む。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
部品実装機の消費エネルギーの算出方法であって、
前記部品実装機は、
部品を基板の実装位置まで移動させる第1の装置と、
前記第1の装置とは異なる第2の装置と、
を備え、
前記算出方法は、
前記部品の実装において、前記第1の装置によって消費される第1の消費エネルギーを算出する第1の算出工程と、
前記部品の実装において、前記第2の装置によって消費される第2の消費エネルギーを算出する第2の算出工程と、
算出された前記第1の消費エネルギーと前記第2の消費エネルギーとを表示する表示工程と、
を含む、
算出方法。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記算出方法は、
前記部品の実装が実行される前に前記部品実装機の前記消費エネルギーを算出可能な方法であり、
前記部品の実装を実行するための実装プログラムを取得する取得工程をさらに備え、
前記第1の算出工程では、前記取得工程によって取得される前記実装プログラムに含まれる前記第1の装置の出力値を利用して、前記第1の消費エネルギーが算出され、
前記第2の算出工程では、前記取得工程によって取得される前記実装プログラムに含まれる前記部品の実装に要する実装時間を利用して、前記第2の消費エネルギーが算出される、
請求項1に記載の算出方法。
【請求項3】
前記実装プログラムは、第1の実装時間で前記部品の実装を実行する第1のプログラムと、前記第1の実装時間とは異なる第2の実装時間で前記部品の実装を実行する第2のプログラムと、を備え、
前記取得工程では、前記第1のプログラムと前記第2のプログラムとが取得され、
前記第1の算出工程では、
前記第1のプログラムに含まれる前記第1の装置の第1の出力値を利用した第3の消費エネルギーと、
前記第2のプログラムに含まれる前記第1の装置の第2の出力値を利用した第4の消費エネルギーと、
が算出され
前記第2の算出工程では、
前記第1のプログラムに含まれる前記第1の実装時間を利用した第5の消費エネルギーと、
前記第2のプログラムに含まれる前記第2の実装時間を利用した第6の消費エネルギーと、
が算出され、
前記表示工程では、
前記第1のプログラムに従った前記部品の実装において消費される前記第3の消費エネルギーおよび前記第5の消費エネルギーが含まれる前記第1の消費エネルギーと、
前記第2のプログラムに従った前記部品の実装において消費される前記第4の消費エネルギーおよび前記第6の消費エネルギーが含まれる前記第2の消費エネルギーと、
のうち少なくとも一方の消費エネルギーが表示される、
請求項2に記載の算出方法。
【請求項4】
前記表示工程では、前記第1の消費エネルギーと前記第2の消費エネルギーとのうち、小さい方の消費エネルギーが表示される、
請求項3に記載の算出方法。
【請求項5】
前記算出方法は、前記実装時間の指定を受け付ける時間指定工程を含み、
前記実装プログラムは、前記時間指定工程によって指定される前記実装時間に応じた前記出力値を含み、
前記第1の算出工程では、前記時間指定工程によって指定される前記実装時間に応じた前記出力値を利用して、前記第1の消費エネルギーが算出され、
前記第2の算出工程では、前記時間指定工程によって指定される前記実装時間を利用して、前記第2の消費エネルギーが算出される、
請求項2に記載の算出方法。
【請求項6】
前記第1の装置は、前記部品実装機のヘッド駆動装置を前記基板の表面に沿って移動させるサーボモータを備え、
前記第1の算出工程では、前記サーボモータによって生じる回生エネルギーを加味して、前記第1の消費エネルギーが算出される、
請求項1に記載の算出方法。
【請求項7】
部品実装機を管理する管理装置であって、
前記部品実装機は、
部品を基板の実装位置まで移動させる第1の装置と、
前記第1の装置とは異なる第2の装置と、
を備え、
前記部品の実装において、前記第1の装置によって消費される第1の消費エネルギーを算出する第1の算出部と、
前記部品の実装において、前記第2の装置によって消費される第2の消費エネルギーを算出する第2の算出部と、
算出された前記第1の消費エネルギーと前記第2の消費エネルギーとを表示する表示部と、
を備える、管理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、部品実装機の消費エネルギーを算出するための技術に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、部品実装機における消費エネルギーを低減する装置タクト最適化方法が開示されている。装置タクト最適化方法では、実装ラインを構成する実装処理装置のうちいずれかの装置タクトである参照タクトが取得され、基準となる実装処理条件で実装処理が行われた場合の装置タクトである初期タクトが取得される。さらに、初期タクトが参照タクト未満である場合、参照タクトを超えない範囲の装置タクトで消費エネルギーが減少するように、実装処理条件が決定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-269754号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年の気候変動問題への対応策の一つとして、例えば、消費エネルギーの低減が求められている。部品実装機において消費エネルギーを低減するためには、ユーザは、部品実装機における消費エネルギーの内訳をより詳細に知る必要がある。本明細書では、ユーザが部品実装機の消費エネルギーの内訳をより詳細に知り得る技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書では、部品実装機の消費エネルギーの算出方法を開示する。前記部品実装機は、部品を基板の実装位置まで移動させる第1の装置と、前記第1の装置とは異なる第2の装置と、を備える。前記算出方法は、前記部品の実装において、前記第1の装置によって消費される第1の消費エネルギーを算出する第1の算出工程と、前記部品の実装において、前記第2の装置によって消費される第2の消費エネルギーを算出する第2の算出工程と、算出された前記第1の消費エネルギーと前記第2の消費エネルギーとを表示する表示工程と、を含む。
【0006】
部品を基板の実装位置まで移動させる第1の装置では、例えば、部品を基板の実装位置まで移動させる速度に応じて、消費エネルギーが大きく変化する。具体的には、部品を基板の実装位置まで移動させる速度が速くなれば、消費エネルギーが増加し、当該速度が遅くなれば、消費エネルギーが低減する。一方、部品実装機の第2の装置では、部品を基板の実装位置まで移動させる速度が変化しても、第1の装置と比較すると消費エネルギーは大きく変化はしない。上記の算出方法では、第1の装置によって消費される第1の消費エネルギーと、第2の装置によって消費される第2の消費エネルギーと、を別々に表示する。このため、本明細書が開示する算出方法によれば、ユーザは、部品実装機の消費エネルギーの内訳(例えば、部品を基板の実装位置まで移動させる速度を変化させたときの消費エネルギーの内訳の変化等)をより詳細に知り得る。
【0007】
また、上記の算出方法を実行する部品実装機の管理装置、さらに、管理装置に算出方法を実行させるためのコンピュータプログラム、管理装置および部品実装機を備える部品実装システムも新規で有用である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例の管理装置を備える部品実装システムの概略図。
部品実装機の側面図。
管理装置の制御構成図。
消費電力と実装時間との関係を示すグラフ。
部品実装処理の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。
【0010】
本明細書に開示する算出方法は、前記部品の実装が実行される前に前記部品実装機の前記消費エネルギーを算出可能な方法であってもよい。この場合、算出方法は、前記部品の実装を実行するための実装プログラムを取得する取得工程をさらに備えてもよい。前記第1の算出工程では、前記取得工程によって取得される前記実装プログラムに含まれる前記第1の装置の出力値を利用して、前記第1の消費エネルギーが算出されてもよく、前記第2の算出工程では、前記取得工程によって取得される前記実装プログラムに含まれる前記部品の実装に要する実装時間を利用して、前記第2の消費エネルギーが算出されるてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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