TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025012582
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023115505
出願日
2023-07-13
発明の名称
薄箱封函装置
出願人
株式会社印南製作所
代理人
個人
主分類
B65B
51/06 20060101AFI20250117BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】内容物を収納した未封函の箱に封函用テープを上蓋側から底面側まで貼付して封函する作業を容易に素早く綺麗に行うことができ、移動しながら箱の裏面に粘着テープを貼付するテープ貼付用ローラーを複数要しない薄箱封函装置を提供する。
【解決手段】テープ貼り機11の直下となる箇所の搬送面に箱2の幅より狭い開口部を設けてある薄箱封函装置で、後端裏面テープ貼付手段の移動速度が箱2の搬送速度より速く、箱2の後端が第2ガイド溝の上方を通過中に、第1ガイド溝の最下端から第2ガイド溝へ上昇した後端裏面テープ貼付手段が、テープ貼り機11により箱2の上面部に貼付して切断した粘着テープの後端側であって箱2の後端面の下辺より下側に垂れ下がった後端垂下部を、前記箱の裏面部に貼り付けながら、第2ガイド溝の終端に到達するものとする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内容物を入れて上蓋フラップを閉じた箱を載置して搬送する搬送手段と、前記搬送手段の上方に前記箱の上蓋フラップを粘着テープで封函するテープ貼り機とを備え、前記テープ貼り機の直下となる箇所の搬送面に前記箱の幅より狭い開口部を設けてある薄箱封函装置であって、
前記開口部に、
モーターによって回転駆動可能な円板部材と、
一端側を支点とし他端側を揺動可能としたリンクプレートと、
前記円板部材と前記リンクプレートとを接続し前記円板部材の回転に連動して前記リンクプレートの前記他端側を揺動させるリンクロッドと、
前記リンクプレートの前記他端側に取り付けた後端裏面テープ貼付手段と、
前記後端裏面テープ貼付手段を挿嵌して前記搬送方向と並行にピストン移動させる長溝部を備えた溝カムと、を備え、
前記長溝部が、前記後端裏面テープ貼付手段を前記開口部の下方から前記搬送面まで上昇させる第1ガイド溝と、前記第1ガイド溝に延設され搬送方向川下側に前記後端裏面テープ貼付手段を平行移動させる第2ガイド溝とを有し、
前記後端裏面テープ貼付手段の移動速度が前記箱の搬送速度より速く、
前記箱の後端が前記第2ガイド溝の上方を通過中に、前記第1ガイド溝の最下端から前記第2ガイド溝へ上昇した前記後端裏面テープ貼付手段が、前記テープ貼り機により前記箱の上面部に貼付して切断した前記粘着テープの後端側であって前記箱の後端面の下辺より下側に垂れ下がった後端垂下部を、前記箱の裏面部に貼り付けながら、前記第2ガイド溝の終端に到達することを特徴とする薄箱封函装置。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記リンクプレートが2枚組であって、
両端を前記リンクプレートの間に挟持して固定した連結軸を有し、
前記リンクプレートと前記リンクロッドとは、前記連結軸を介して接続されており、
前記リンクロッドが、環状の両端を有する棒で、一端の環は前記円板部材の表面上に立設した接続ピンに外嵌してあり、他端の環は前記連結軸に外嵌してあり、
前記支点が、前記リンクプレートの間に挟持して前記リンクプレートを回転可能に支持する回転軸であって、
前記後端裏面テープ貼付手段が、前記リンクプレートの間に挟持した後端裏面テープ貼付用ローラーであって、
前記後端裏面テープ貼付用ローラーが、前記第2ガイド溝を搬送方向川下側に滑動中、前記箱の裏面部に前記粘着テープの前記後端垂下部の粘着面側を押し当てて押圧することを特徴とする請求項1記載の薄箱封函装置。
【請求項3】
前記後端裏面テープ貼付用ローラーが前記箱の後端面の下辺に接するときの位置から前記第2ガイド溝の終端の位置までの長さが、前記粘着テープの前記後端垂下部の長さより長く、
前記箱の後端面が前記第2ガイド溝の終端の上方を通過するときには、前記後端裏面テープ貼付用ローラーが前記第1ガイド溝の最下端に戻って前記モーターは前記箱の次に搬送される箱の後端が前記第2ガイド溝の上方を通過開始するまで停止することを特徴とする請求項1又は2記載の薄箱封函装置。
【請求項4】
前記搬送手段が、搬送ローラーが複数配置されたローラーコンベアであり、前記開口部の搬送方向川下側の搬送ローラーが、前端裏面テープ貼付手段としての機能を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の薄箱封函装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、粘着テープで封函する装置であって、厚みが薄い箱に適した薄箱封函装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
各種製品の出荷を行う工場や物流センター等において、箱の中に発送物を入れた後、封函作業が行われる。例えば出荷作業ラインに配置される自動又は半自動で箱の組立から発送物の充填、フラップの折込、テープによる封函、ラベル貼りまで行う自動梱包機などに組み込まれる封函作業を行う封函装置では、内容物を充填した状態の箱を進行させる方向(箱の搬送方向)を、上蓋フラップ封止のための粘着テープの貼り付け方向と同じ方向とし、箱を進行させると同時に粘着テープを貼り付けて上蓋フラップを封函する。
【0003】
上蓋フラップを粘着テープで封函する際に、厚みのある箱(例えば厚みが70mm以上)の封函では、箱を、進行方向後方側(箱の入口側)から前方側(箱の出口側)、すなわち搬送方向川上側から川下側へ流すとき、進行方向前方側(搬送方向川下側)の箱の側面部に粘着テープの前方側の端を貼り付けるために一定の長さ(例えば50mm程度)を垂らした状態で箱を進入させて、搬送方向川下側の側面部(前端面)、続いて上面部に粘着テープを貼り付け、さらに後方側(搬送方向川上側)の側面部(後端面)に粘着テープの後方側の端を貼り付けるために上面部の後方の端から一定の長さ(例えば50mm程度)を設けて粘着テープを粘着テープカッターで切断して貼り付けする。
【0004】
近年では、通信販売や個人間の取引などの個人宅への発送が増加し、コスト削減や再配達防止や手軽さから、ポストに投函できる発送方法が重宝されている。定形外郵便の厚みの規格が30mm以内であり、大手宅配業者のポスト投函可能な配達サービスの厚みの規格が25mm以内という点もあり、近年、厚みが25mm以内あるいは35mm以内程度の薄型の箱が多用されるようになった。上蓋フラップを閉じる薄型の箱は厚みが10mm以上となる。本願では、厚みが10mm以上35mm以内の箱を薄箱というものとする。
【0005】
厚みが25mmあるいは30mm程度の薄い箱の封函作業では、上蓋フラップを粘着テープで封函する際に、粘着テープの両端を側面部に自動で貼り付けるには精度を要し、側面部に粘着テープを貼り付けることができても、側面部に貼り付けた部分の長さが短いので剥がれやすく、搬送途中の振動等でテープが剥離する等のトラブルが生じやすい。そのため、粘着テープの両端が側面部までだけでなく裏面部にまで至る必要がある。
【0006】
しかし、箱を進行させると同時に粘着テープを貼り付けて上蓋フラップを封函する際に、上蓋フラップを封函する粘着テープの両端を箱の裏面部で貼り付けすることは、箱の下までテープが垂れ下がるため困難であるという問題があった。
【0007】
かかる問題に対し、二条のエンドレスコンベアベルトの間に出荷箱前端部テープ貼着機構と出荷箱後端部テープ貼着機構とを備える封函システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2022-92553号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、上述した従来の封函システムでは、搬送面の下に、移動しながら箱の前端側の裏面にテープを貼付するテープ貼付用ローラーと、移動しながら箱の後端側の裏面にテープを貼付するテープ貼付用ローラーを必要とし、また、ともに平行移動のみであるので、前端側と後端側の両方で粘着テープを垂れ下げた状態で裏面側に回り込ませて貼る際、垂下させた粘着テープが長いとテープ貼付用ローラー又は搬送用ローラーに貼り付いてしまうおそれがあるという問題があった。
【0010】
本発明は、このような課題を鑑みてなされたものであり、内容物を収納した未封函の箱に封函用テープを上蓋側から底面側まで貼付して封函する作業を容易に素早く綺麗に行うことができ、移動しながら箱の裏面に粘着テープを貼付するテープ貼付用ローラーを複数要しない薄箱封函装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社印南製作所
薄箱封函装置
16日前
個人
箱
4か月前
個人
包装体
4か月前
個人
ゴミ箱
3か月前
個人
収納用具
8か月前
個人
容器
23日前
個人
物品収納具
7か月前
個人
パウチ補助具
3か月前
個人
折り畳み水槽
4か月前
個人
閉塞装置
1か月前
個人
ダンボール宝箱
4か月前
個人
掃除楽々ゴミ箱
9か月前
個人
開封用カッター
9か月前
個人
折りたたみコップ
10か月前
個人
圧縮収納袋
4か月前
個人
チャック付き袋体
10か月前
個人
ゴミ処理機
17日前
株式会社和気
包装用箱
10日前
三甲株式会社
容器
6か月前
三甲株式会社
容器
7か月前
株式会社イシダ
包装装置
4か月前
個人
チャック付き保存袋
9か月前
個人
塗料容器用蓋
4か月前
個人
粘着テープ切断装置
6か月前
積水樹脂株式会社
接着剤
3か月前
積水樹脂株式会社
接着剤
8か月前
株式会社イシダ
箱詰装置
6か月前
三甲株式会社
蓋体
25日前
個人
粘着テープ剥がし具
5か月前
個人
粘着テープ剥がし具
9か月前
株式会社新弘
容器
3か月前
株式会社新弘
容器
3か月前
個人
包装箱
1か月前
個人
蓋付結束バンド
5か月前
個人
装飾品展示台兼梱包箱
10か月前
三菱製紙株式会社
包装用紙
5か月前
続きを見る
他の特許を見る