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公開番号2024139752
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2024048634
出願日2024-03-25
発明の名称衝撃吸収保護シート
出願人個人
代理人個人
主分類B65D 81/03 20060101AFI20241002BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】外部から受ける衝撃に対しても長期にわたり十分な保護機能を有する衝撃吸収保護シートを提供する。
【解決手段】衝撃吸収保護シートは、発泡シート層10と、衝撃吸収セル20とからなる。発泡シート層10は、ガスバリア性を有し、柔軟性のあるものである。複数の衝撃吸収セル20は、発泡シート層10内に設けられ、外部から受ける衝撃を吸収可能な程度の容積のガスが内部に密閉されるものである。衝撃吸収セル20は、例えば発泡シート層10を貫通する貫通孔により提供され、第1表面保護シート層11により貫通孔の表の開口を密閉し、第2表面保護シート層12により貫通孔の裏の開口を密閉する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
外側から受ける衝撃を吸収し保護対象物を保護するための衝撃吸収保護シートであって、該衝撃吸収保護シートは、
ガスバリア性を有し、柔軟性のある発泡シート層と、
発泡シート層内に設けられ、外部から受ける衝撃を吸収可能な程度の容積のガスが内部に密閉される複数の衝撃吸収セルと、
を具備することを特徴とする衝撃吸収保護シート。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
請求項1に記載の衝撃吸収保護シートにおいて、前記衝撃吸収セルは、発泡シート層を貫通する貫通孔により提供され、
さらに、衝撃吸収保護シートは、
貫通孔の表の開口を密閉するガスバリア性を有する第1表面保護シート層と、
貫通孔の裏の開口を密閉するガスバリア性を有する第2表面保護シート層と、
を有することを特徴とする衝撃吸収保護シート。
【請求項3】
請求項2に記載の衝撃吸収保護シートにおいて、前記貫通孔は、六角柱状の貫通孔であることを特徴とする衝撃吸収保護シート。
【請求項4】
請求項2に記載の衝撃吸収保護シートにおいて、
前記第1表面保護シート層は、想定される外側から受ける衝撃に応じてその硬度が選択され、
前記第2表面保護シート層は、保護対象物に擦り傷を付けないような軟性材料からなる、
ことを特徴とする衝撃吸収保護シート。
【請求項5】
請求項1に記載の衝撃吸収保護シートにおいて、前記衝撃吸収セルは、発泡シート層に開けられる有底凹部により提供され、
さらに、衝撃吸収保護シートは、有底凹部の開口を密閉するガスバリア性を有する表面保護シート層を有する、
ことを特徴とする衝撃吸収保護シート。
【請求項6】
請求項1に記載の衝撃吸収保護シートにおいて、前記衝撃吸収セルは、深さ方向に向かってテーパー状に設けられることを特徴とする衝撃吸収保護シート。
【請求項7】
請求項1に記載の衝撃吸収保護シートにおいて、前記衝撃吸収セルは、発泡シート層内に設けられる独立気泡構造により提供されることを特徴とする衝撃吸収保護シート。
【請求項8】
請求項1に記載の衝撃吸収保護シートは、耐候性カバーに覆われる、又は耐候性カバー内側に装着される、ことを特徴とする衝撃吸収保護シート。
【請求項9】
請求項1乃至請求項8の何れかに記載の衝撃吸収保護シートは、所定の大きさで折り畳み可能となるように構成される折り曲げ部を有する、ことを特徴とする衝撃吸収保護シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は衝撃吸収保護シートに関し、特に、外側から受ける衝撃を吸収し保護対象物を保護するための衝撃吸収保護シートに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
地球温暖化や気象変動等の影響か、雹(ヘイル)による被害が全世界的に深刻化している。特に西欧や南米では、野球ボール大かそれ以上の大きさの雹が確認されている。このような雹が自動車やオートバイ、航空機、家屋の屋根等に降り落ちると、その衝撃は凄まじく、深刻なダメージや事故に繋がるケースも報告されている。例えば自動車の場合、所謂モータープールには新車の自動車が大量に置かれている。このようなモータープールに雹が降り落ちると、大量の自動車の屋根やボンネットがボコボコに凹んだり、フロント・リアガラスが割れたりといった甚大な被害になる。このような被害は、自動車製造販売会社だけでなく、損害保険会社としても損失は大きい。
【0003】
このような雹被害対策として、気泡緩衝材や風船状のエアカバー、傘タイプのカバー等、種々のものが存在する。また、例えば発泡シートを用いるものも存在する。発泡シートは、物品の梱包材、気体又は液体から保護が必要な部品等の周縁部分を密封するシール材、振動及び衝撃を緩衝する緩衝材、粘着シートの基材等の様々な用途に使用されている。
【0004】
このような発泡シートを自動車の保護用部材として用いるものに、例えば特許文献1がある。特許文献1には、厚みや曲げ剛性、衝撃吸収率を一定範囲に調整することで、高い衝撃吸収性を有し、曲面形状への追従性に優れる架橋樹脂発泡シートが開示されている。具体的には、厚みが3~15mmであり、1000mm四方サイズの曲げ剛性が10,000~40,000,000MPa・mm

であり、287gの鉄球を落下させたときの衝撃吸収率が40~95%である保護用部材が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-150737号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に開示の保護用部材は、例えばより大きい雹による衝撃に対して適用させようとした場合には、より厚みを厚くする必要がある。そうすると、曲げ剛性が低下し、追従性が悪くなる可能性がある。また、架橋樹脂発泡シートは、使用していくうちに所謂ヘタリが生じ、厚みが薄くなってくる場合もある。そうすると、衝撃吸収率が悪くなり、十分な保護機能を発揮できなくなる可能性もある。
【0007】
したがって、より大きい雹の衝撃といった強い衝撃に対しても長期にわたり十分に適用可能な衝撃吸収保護シートの開発が望まれていた。
【0008】
本発明は、斯かる実情に鑑み、外部から受ける衝撃に対しても長期にわたり十分な保護機能を有する衝撃吸収保護シートを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した本発明の目的を達成するために、本発明による衝撃吸収保護シートは、ガスバリア性を有し、柔軟性のある発泡シート層と、発泡シート層内に設けられ、外部から受ける衝撃を吸収可能な程度の容積のガスが内部に密閉される複数の衝撃吸収セルと、を具備するものである。
【0010】
ここで、衝撃吸収セルは、発泡シート層を貫通する貫通孔により提供され、さらに、衝撃吸収保護シートは、貫通孔の表の開口を密閉するガスバリア性を有する第1表面保護シート層と、貫通孔の裏の開口を密閉するガスバリア性を有する第2表面保護シート層と、を有するものであれば良い。
(【0011】以降は省略されています)

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