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公開番号
2025012295
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023115030
出願日
2023-07-13
発明の名称
衝撃緩衝性を有する果実輸送容器の製造方法
出願人
株式会社マコトプラスチック
,
株式会社羽根
代理人
弁理士法人柳野国際特許事務所
主分類
B65D
85/34 20060101AFI20250117BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】傷みやすい果実を輸送するために用いる果実輸送容器の製造コストを低減する。
【解決手段】熱可塑性プラスチックである第1シートからシート成形により第1容器1を製造する第1容器製造工程と、熱可塑性プラスチックである第2シートからシート成形により第2容器2を製造する第2容器製造工程とを含む。シート成形型は、前記第1シートに収納凹部Bを賦形するための形状を有し、前記第1容器製造工程及び前記第2容器製造工程で共通して用いられる。前記熱可塑性プラスチックの成形収縮率を考慮して、前記第1シートの材質及び厚み、並びに、前記第2シートの材質及び厚みを選定する。前記第1容器製造工程及び前記第2容器製造工程を経て製造された第1容器1及び第2容器2は、第2容器2により第1容器1を支持した状態で、収納凹部B内に収納された果実は宙吊り状態となる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
衝撃緩衝性を有する果実輸送容器の製造方法であって、
前記果実輸送容器は、果実を収納する収納凹部が形成された軟質の第1容器と、前記第1容器を支持する硬質の第2容器とからなり、
前記製造方法は、
熱可塑性プラスチックである第1シートからシート成形により前記第1容器を製造する第1容器製造工程と、
熱可塑性プラスチックである第2シートからシート成形により前記第2容器を製造する第2容器製造工程と、
を含み、
前記シート成形を行うシート成形型は、前記第1シートに前記収納凹部を賦形するための形状を有し、前記第1容器製造工程及び前記第2容器製造工程で共通して用いられ、
前記熱可塑性プラスチックの成形収縮率を考慮して、前記第1シートの材質及び厚み、並びに、前記第2シートの材質及び厚みを選定して前記第1容器製造工程及び前記第2容器製造工程を行うことで、前記第1容器製造工程及び前記第2容器製造工程を経て製造された前記第1容器及び前記第2容器は、前記第2容器により前記第1容器を支持した状態で、前記収納凹部内に収納された果実は宙吊り状態となる、
衝撃緩衝性を有する果実輸送容器の製造方法。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
前記第1シートの材質はポリエチレンで、厚みは0.1mm~0.5mmであり、
前記第2シートの材質はポリプロピレンで、厚みは0.3mm~1.5mm、又は、
前記第2シートの材質はポリエチレンテレフタレートで、厚みは0.2mm~0.8mmである、
請求項1に記載の衝撃緩衝性を有する果実輸送容器の製造方法。
【請求項3】
前記第2容器は、前記第1容器の前記収納凹部に重合する前記第2容器の凹部の外周縁に繋がる平坦部の所要箇所に、上に凸で、上方に向かって外径の縮径する第2突起を複数有する形状を成し、
前記シート成形型は、前記第2突起を賦形するための形状も有し、
前記第1容器製造工程及び前記第2容器製造工程を行った後、
前記シート成形型により前記第2突起に対応して前記第1容器に形成された第1突起の根元部を、刃物を用いて切断して貫通孔を形成する工程をさらに含み、
前記第2容器により前記第1容器を支持した状態で、前記第2突起が前記貫通孔に挿通する、
請求項1又は2に記載の衝撃緩衝性を有する果実輸送容器の製造方法。
【請求項4】
前記貫通孔の径を、前記第2突起の根元の径より大きく形成するか、又は、
前記貫通孔を、前記第1シートの収縮が大きい方向に長い径を持つ長孔としてなる、
請求項3に記載の衝撃緩衝性を有する果実輸送容器の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、傷みやすい果実を輸送するために用いる果実輸送容器の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
苺等の傷みやすい果実を輸送するために用いる果実輸送容器として、前記果実を収納する収納凹部が形成された軟質の容器を硬質の容器で支持し、前記収納凹部内に前記果実を収納して宙吊り状態にすることで衝撃緩衝性を付与するものがある(例えば、特許文献1及び2参照)。
【0003】
特許文献1の衝撃緩衝性を有する果実輸送容器である衝撃吸収性容器10は、収納凹部11が形成された弾性発泡材シート12を、保持用凹部14が形成された硬質材からなる容器で支持し、収納凹部11と保持用凹部14との間に空間を形成している。それにより、クッション性を有する弾性発泡材シート12に形成した収納凹部11内に傷みやすい果実である収納物13を収納した状態で収納物13を宙吊り状態にしている。
【0004】
特許文献2の衝撃緩衝性を有する果実輸送容器である宙吊り物品収納容器10A’は、熱可塑性合成樹脂薄フィルム9’からなる、果実収納凹部2が形成された宙吊り物品収納フィルム1Aを、硬質の上面開口容器10Aで支持し、果実収納凹部2と上面開口容器10Aの底面14との間に空間を形成している。それにより、柔軟な熱可塑性合成樹脂薄フィルム9’からなる果実収納凹部2内に傷みやすい果実を収納した状態で前記果実を宙吊り状態にしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開昭61-125967号公報
特許第6637018号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
以上のような従来の衝撃緩衝性を有する果実輸送容器は、前記果実輸送容器を構成する軟質の容器と硬質の容器との形状が異なることから、軟質の容器を成形するための真空成形型と硬質の容器を成形するための真空成形型とは異なる。したがって、前記果実輸送容器を真空成形で製造する際に二つの真空成形型が必要になるので、真空成形型の製造コストが嵩むという問題点がある。
【0007】
本発明は、傷みやすい果実を収納する収納凹部が形成された軟質の容器を硬質の容器で支持し、前記収納凹部内に前記果実を収納して宙吊り状態にする果実輸送容器の製造コストを低減できる果実輸送容器の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明において、「シート成形」とは、真空成形、圧空成形、又は真空圧空成形など真空及び/又は圧空を利用する成形全般を意味し、「シート成形型」とは、真空成形型、圧空成形型、又は真空圧空成形型など真空及び/又は圧空を利用する成形に用いられる金型全般をいう。
【0009】
本発明に係る衝撃緩衝性を有する果実輸送容器の製造方法において、前記果実輸送容器は、果実を収納する収納凹部が形成された軟質の第1容器と、前記第1容器を支持する硬質の第2容器とからなる。前記製造方法は、熱可塑性プラスチックである第1シートからシート成形により前記第1容器を製造する第1容器製造工程と、熱可塑性プラスチックである第2シートからシート成形により前記第2容器を製造する第2容器製造工程とを含む。前記シート成形を行うシート成形型は、前記第1シートに前記収納凹部を賦形するための形状を有し、前記第1容器製造工程及び前記第2容器製造工程で共通して用いられる。前記熱可塑性プラスチックの成形収縮率を考慮して、前記第1シートの材質及び厚み、並びに、前記第2シートの材質及び厚みを選定して前記第1容器製造工程及び第2容器製造工程を行うことで、前記第1容器製造工程及び前記第2容器製造工程を経て製造された前記第1容器及び前記第2容器は、前記第2容器により前記第1容器を支持した状態で、前記収納凹部内に収納された果実は宙吊り状態となる。
【0010】
ここで、前記第1シートの材質はポリエチレンで、厚みは0.1mm~0.5mmであり、前記第2シートの材質はポリプロピレンで、厚みは0.3mm~1.5mm、又は、前記第2シートの材質はポリエチレンテレフタレートで、厚みは0.2mm~0.8mmであるのが好ましい実施態様である。
(【0011】以降は省略されています)
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