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公開番号
2025012289
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023115023
出願日
2023-07-13
発明の名称
包装用箱及びそのブランクシート
出願人
株式会社M&S
代理人
個人
主分類
B65D
5/10 20060101AFI20250117BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】 開閉の操作性に優れ、開封前後の閉鎖性及び封鎖性に優れた包装用箱及び包装用箱のブランクシートを提供。
【解決手段】 筒状に連接された前側板2、左側板3、右側板4及び後側板5と、前記後側板5の上端縁に連接され前記一方の開口部を閉鎖する上蓋板6と、左右側板3,4の上端縁に連接された左右支持片7,8と、前側板2の上端縁に連接された前支持片9と、四側面2、3、4及び5のいずれかの下端縁に連接され前記筒状の他方の開口部を閉鎖する下蓋片を備え、左右支持片7,8は、その先端縁に破断線αを介して連接され上蓋板6の裏面に貼着される左右封緘糊代片10,11を備え、上蓋板6は、その先端縁に破断手段Aを介して連接され前支持片9又は前側板2に貼着される前封緘糊代片14を備え、上蓋板6と前記前支持片9を着脱自在に連結する係止手段Bを備える包装用箱及びそのブランクシート。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
一連のシートとして打ち抜かれたブランクシートからなり、
当該ブランクシートの組立状態において筒状に連接された前側板、左側板、右側板及び後側板と、
前記後側板の上端縁に連接され前記筒状の一方の開口端部を閉鎖する上蓋板と、
前記後側板の両側方の左右側板の上端縁に連接された左右支持片と、
前記後側板に対向する前側板の上端縁に連接された前支持片と、
前記前側板、左側板、右側板及び後側板のいずれかの下端縁に連接され前記筒状の他方の開口部を閉鎖する下蓋片を備え、
前記左右支持片は、その先端縁に破断線を介して連接され前記上蓋板の裏面に貼着される左右封緘糊代片を備え、
前記上蓋板は、その先端縁に破断手段を介して連接され前記前支持片又は前側板に貼着される前封緘糊代片を備え、
前記上蓋板と前記前支持片を着脱自在に連結する係止手段を備えることを特徴とする包装用箱。
続きを表示(約 910 文字)
【請求項2】
前記左右支持片は、前記左右側板の端縁に沿う一連の帯状に設定され、
前記左右封緘糊代片は、当該左右支持片の端縁に沿う一連の帯状に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の包装用箱。
【請求項3】
当該左右支持片の先端縁に連接され前記前支持片の裏面に貼着される左右被覆糊代片を備え、
前記左右被覆糊代片は、前記左右封緘糊代片の前方に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の包装用箱。
【請求項4】
一連のシートとして打ち抜かれてなり、
当該ブランクシートの組立状態において筒状に連接される前側板、左側板、右側板及び後側板と、
前記後側板の上端縁に連接され前記筒状の一方の開口端部を閉鎖する上蓋板と、
前記後側板の両側方の左右側板の上端縁に連接された左右支持片と、
前記後側板に対向する前側板の上端縁に連接された前支持片と、
前記前側板、左側板、右側板及び後側板のいずれかの下端縁に連接され前記筒状の他方の開口部を閉鎖する下蓋片を備え、
前記左右支持片は、その先端縁に破断線を介して連接され前記上蓋板の裏面に貼着される左右封緘糊代片を備え、
前記上蓋板は、その先端縁に破断手段を介して連接され前記前支持片又は前側板に貼着される前封緘糊代片を備え、
前記上蓋板と前記前支持片を着脱自在に連結する係止手段を備えることを特徴とする包装用箱用ブランクシート。
【請求項5】
前記左右支持片は、前記左右側板の端縁に沿う一連の帯状に設定され、
前記左右封緘糊代片は、当該左右支持片の端縁に沿う一連の帯状に設定されていることを特徴とする請求項4に記載の包装用箱用ブランクシート。
【請求項6】
当該左右支持片の先端縁に連接され前記前支持片の裏面に貼着される左右被覆糊代片を備え、
前記左右被覆糊代片は、前記左右封緘糊代片の前方に配置されていることを特徴とする請求項4又は請求項5のいずれかに記載の包装用箱用ブランクシート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、包装用箱に係る技術分野に属するものであり、薬品類や食品類などを収納するに適し、開封が容易であるとともに開口部の開閉を繰り返すことが可能な包装用箱及びそのブランクシートに関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、トップオープン型、シールエンド型などの包装用箱は、菓子、食品、医薬品、化粧品などの個装商品の包装に幅広く利用されている。これらに使用される包装用箱では収納物を一度に使い切ることは稀であり、開封して必要数を取り出した後に再封して保管することが幾度となく繰り返される。
従って、この様な包装用箱は、使用前において閉鎖性を十分に維持できることや、開封を容易に行うことができるなど優れた操作性を持つことの他、開封後の再封時には安定した閉蓋状態を保持できる構造であることが求められ、更に、製函工程において特殊な設備改変を必要としないことなどが求められる。
【0003】
そこで、再封可能な包装用箱では、開封に便利なように開封部にジッパー部を有するカートンに、差込フラップと、当該差込フラップを差し入れる切込や孔など(以下、「切込など」と記す。)を設けることによって、再封して内包された個装商品を保存することができるように工夫されたものが広く知られている(例えば、下記特許文献1参照。)。
【0004】
特に、開封により個装商品を取り出すための開口部が大きく設けられている包装用箱においては、開閉する封鎖板に素材に応じて反りや折り癖が発生し、差込フラップが切込などから抜けやすくなり、再封性が低下するという問題がある。
殊に、薬や化粧品類の収納箱では、比較的重量のあるビン類などの収納物を何度も出し入れすることになるため箱自体あるいは開閉部分の保形性及び耐久性が求められることが多い。
【0005】
この他、カートンの再封止を容易にするだけではなく、差込フラップを外れにくくして良好な再封性を保持することを目的として、特許文献2には、例えば、差込フラップに対して凹弧状の折罫を設けることにより、ジッパー部を破断して開封した後に差込フラップを切り込みに挿入する際に、差込フラップを凹弧状の折罫に沿って折り曲げることで、差込フラップは平坦からやや湾曲形状になり、挿入の際は剛性が得られ、また再封後は折り曲げ状態からの復元性も得られ、易再封性の向上だけでなく、折ぐせによる再封性の低下を解決することができる包装用箱が開示されている(例えば、下記特許文献2参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
実用新案登録第3150970号公報
特開2003-112724号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来の包装用箱は、差込フラップ関連の形態(形状及び大きさ)にばかり注力され、開封前の蓋部について包装用箱の閉鎖性を高めることや、開封後の封鎖板について強度や形態を維持することで閉鎖性及び封鎖状態を維持することについての留意はほとんどされていない。殊に、スティック状などに個包装されるなどした個装商品が収められた包装用箱を開封後に持ち運びされた場合にあっても、動揺により包装用箱内の個装商品の整列状態が乱れること、若しくは乱雑に積み重なることが抑制され、再開放時における見栄えの良さを維持できる様に再封を行うには、蓋部や開口部に一定の形態を維持できる硬直性(保形性)を与える必要がある。
加えて、従来の包装用箱は、開封前においても開封線(破断線)が露出し、且つそれを保護する要素も存在しないため、他の物体との干渉や加重などによって、もとより脆弱な破断線が破損し内容物が露出し易いと言う問題がある。また、開封後においては破断個所の隙間から包装用箱の内外が連通し、フラップ間の隙間から包装用箱の内部が露出する場合があるため、商品がしっかりと目隠しされず封鎖性が悪いと言う問題がある。
【0008】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、開封時、再封時及び再開封時の操作性に優れ、且つ開封前及び開封後の閉鎖性及び封鎖性に優れた構成を具備した包装用箱及び包装用箱用ブランクシートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するためになされた本発明による包装用箱は、一連のシートとして打ち抜かれたブランクシートからなり、当該ブランクシートの組立状態において筒状に連接された前側板、左側板、右側板及び後側板と、前記後側板の上端縁に連接され前記筒状の一方の開口端部を閉鎖する上蓋板と、前記後側板の両側方の左右側板の上端縁に連接された左右支持片と、前記後側板に対向する前側板の上端縁に連接された前支持片と、前記前側板、左側板、右側板及び後側板のいずれかの下端縁に連接され前記筒状の他方の開口部を閉鎖する下蓋片を備え、前記左右支持片は、その先端縁に破断線を介して連接され前記上蓋板の裏面に貼着される左右封緘糊代片を備え、前記上蓋板は、その先端縁に破断手段を介して連接され前記前支持片又は前側板に貼着される前封緘糊代片を備え、前記上蓋板と前記前支持片を着脱自在に連結する係止手段を備えることを特徴とする。
【0010】
前記破断手段は、上蓋板と前糊代片との間を全幅にわたって破断するものであって、上蓋板の端縁に副う二筋の並行破断線に挟まれた破断帯を備える構成を採ることができ、前記係止手段は、前記上蓋板に、先端に係止爪を有し加圧により傾動可能な可動部と、前支持片に、前記可動部に対向して形成され、可動部の傾動を許容し、且つ前記係止爪が係合する係止縁を備える係止孔とで構成される構成を採ることができる。
また、前記左右支持片は、前記左右側板の端縁に沿う一連の帯状に設定され、前記左右封緘糊代片は、当該左右支持片の端縁に沿う一連の帯状に設定されている構成、又は前記左右支持片の先端縁に連接され前記前支持片の裏面に貼着される左右被覆糊代片を備え、且つ前記左右被覆糊代片は、前記左右封緘糊代片の前方に配置されている構成を採ることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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