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公開番号2025012253
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023114972
出願日2023-07-13
発明の名称顔認証装置、顔認証システム及び顔認証方法
出願人グローリー株式会社
代理人個人,個人
主分類G06V 40/40 20220101AFI20250117BHJP(計算;計数)
要約【課題】顔画像が生体の顔を撮像した顔画像であるか否かを効率良く判定し、顔認証を行うことが課題。
【解決手段】顔認証装置10は、取得した顔画像に基づいて、目の部分画像を切り出し、該部分画像に基づいて目の開閉度スコア及び目らしさスコアを算出する。そして、顔認証装置は、複数の開閉度スコアのデータから瞬きが行われたか否かを判別し、瞬きが検出されなかった場合は、生体を撮像した顔画像ではないと判別する。また、瞬きが検出された場合は、瞬きが行われた区間を検出し、さらに、その瞬き区間に含まれるフレーム画像の枚数と、該瞬き区間のうち、目らしさスコアが所定の閾値以下であるフレーム画像の枚数の割合を算出し、該割合が所定の閾値より小さい場合は、生体を撮像した顔画像であると判別し、生体を撮像した顔画像である場合は、顔認証を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
認証対象者の顔画像を予め登録された登録顔画像と照合して前記認証対象者の顔認証を行う顔認証装置であって、
前記認証対象者の顔を連続して撮像した複数の顔画像を取得する取得部と、
前記複数の顔画像に含まれる目の開閉度の度合いを示す開閉度スコアを算出する開閉度スコア算出部と、
前記複数の顔画像に含まれる目の領域の目らしさの度合いを示す目らしさスコアを算出する目らしさスコア算出部と、
前記開閉度スコアの時系列変化に基づいて瞬き区間を検出する瞬き区間検出部と、
前記目らしさスコアの時系列変化と前記瞬き区間とに基づいて、前記顔画像が生体を撮像した顔画像であるか否かを判別する生体判別部と
前記顔画像が生体を撮像した顔画像であることを条件として、前記認証対象者の顔認証を行う顔認証処理部と
を備えたことを特徴とする顔認証装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記瞬き区間検出部により瞬き区間が検出されない場合には、前記顔画像が生体を撮像した顔画像でない旨を報知する報知部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の顔認証装置。
【請求項3】
前記瞬き区間検出部は、
フレームごとの開閉度スコアを連結した折れ線を微分処理した第1の変化点をなすフレームから第2の変化点をなすフレームまでを瞬き区間として検出することを特徴とする請求項1に記載の顔認証装置。
【請求項4】
前記生体判別部は、
前記瞬き区間に含まれる複数のフレームのうち、前記目らしさスコアが所定の閾値に満たないフレーム数の割合が一定以下である場合に、前記顔画像が生体を撮像した顔画像であると判別することを特徴とする請求項1に記載の顔認証装置。
【請求項5】
前記目らしさスコア算出部は、
複数の目の領域の学習用画像及び正解データとしての目らしさスコアを含む教師データを用いて機械学習された学習済モデルを用いて前記目らしさスコアを算出することを特徴とする請求項1に記載の顔認証装置。
【請求項6】
前記開閉度スコア算出部は、
複数の目の領域の学習用画像及び正解データとしての目の開閉度スコアを含む教師データを用いて機械学習された学習済モデルを用いて前記開閉度スコアを算出することを特徴とする請求項1に記載の顔認証装置。
【請求項7】
前記複数の顔画像に含まれる顔の角度を算出する顔角度算出部をさらに備え、
前記生体判別部は、
前記目らしさスコアの時系列変化、前記瞬き区間及び前記顔角度に基づいて、前記顔画像が生体を撮像した顔画像であるか否かを判別する
ことを特徴とする請求項1に記載の顔認証装置。
【請求項8】
前記複数の顔画像に含まれる顔のぼけ度を算出する顔ぼけ度算出部をさらに備え、
前記生体判別部は、
前記目らしさスコアの時系列変化、前記瞬き区間及び前記顔ぼけ度に基づいて、前記顔画像が生体を撮像した顔画像であるか否かを判別する
ことを特徴とする請求項1に記載の顔認証装置。
【請求項9】
前記複数の顔画像に含まれる顔部分の顔らしさの度合いを示す顔スコアを算出する顔スコア算出部をさらに備え、
前記生体判別部は、
前記目らしさスコアの時系列変化、前記瞬き区間及び前記顔スコアに基づいて、前記顔画像が生体を撮像した顔画像であるか否かを判別する
ことを特徴とする請求項1に記載の顔認証装置。
【請求項10】
顔画像が人物を撮像した顔画像であるか否かを判別する生体判別装置であって、
人物の顔を連続して撮像した複数の顔画像を取得する取得部と、
前記複数の顔画像に含まれる目の開閉度の度合いを示す開閉度スコアを算出する開閉度スコア算出部と、
前記複数の顔画像に含まれる目の領域の目らしさの度合いを示す目らしさスコアを算出する目らしさスコア算出部と、
前記開閉度スコアの時系列変化に基づいて瞬き区間を検出する瞬き区間検出部と、
前記目らしさスコアの時系列変化と前記瞬き区間とに基づいて、前記顔画像が生体を撮像した顔画像であるか否かを判別する生体判別部と
を備えたことを特徴とする生体判別装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、顔画像が生体を撮像した顔画像か否かを効率良く判別し、顔認証を行う顔認証装置、顔認証システム及び顔認証方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、利用者の顔を撮像装置で撮像した顔画像と、あらかじめ登録された登録顔画像とを照合して利用者の認証を行う顔認証システムが知られている。かかる顔認証システムにおいて、正当な人物の顔写真を撮像装置で撮像させることにより、正当な人物に成りすます不正行為が行われる場合がある。
【0003】
このため、撮像装置で撮像した顔画像が、顔写真によるものではなく人物の顔を撮像した顔画像であると判別する技術が知られている。例えば、特許文献1には、顔画像の目領域を形成する画素数の変化量に基づいて瞬きが存在するか否かを判定し生体識別する技術が開示されている。また、特許文献2には、顔画像に含まれる目領域が目を閉じる動作を行う場合には、この顔画像が人物(生体)を撮像したものであると検知する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-330936
特開2015-041307
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1及び2のものは、撮像装置で撮像される顔写真が傾けられた場合、又は顔写真の目の部分を指等で隠された場合には、顔写真の目領域を形成する画素数に変化が生じ、瞬きが生じたと誤判定されるという問題がある。
【0006】
本発明は、上記従来技術による問題点(課題)を解決するためになされたものであって、顔画像が生体の顔を撮像した顔画像であるか否かを効率良くはんべつし、顔認証を行う顔認証装置、顔認証システム及び顔認証方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、認証対象者の顔画像を予め登録された登録顔画像と照合して前記認証対象者の顔認証を行う顔認証装置であって、前記認証対象者の顔を連続して撮像した複数の顔画像を取得する取得部と、前記複数の顔画像に含まれる目の開閉度の度合いを示す開閉度スコアを算出する開閉度スコア算出部と、前記複数の顔画像に含まれる目の領域の目らしさの度合いを示す目らしさスコアを算出する目らしさスコア算出部と、前記開閉度スコアの時系列変化に基づいて瞬き区間を検出する瞬き区間検出部と、前記目らしさスコアの時系列変化と前記瞬き区間とに基づいて、前記顔画像が生体を撮像した顔画像であるか否かを判別する生体判別部と前記顔画像が生体を撮像した顔画像であることを条件として、前記認証対象者の顔認証を行う顔認証処理部とを備えた。
【0008】
また、本発明は、上記発明において、前記瞬き区間検出部により瞬き区間が検出されない場合には、前記顔画像が生体を撮像した顔画像でない旨を報知する報知部をさらに備えた。
【0009】
また、本発明は、上記発明において、前記瞬き区間検出部は、フレームごとの開閉度スコアを連結した折れ線を微分処理した第1の変化点をなすフレームから第2の変化点をなすフレームまでを瞬き区間として検出する。
【0010】
また、本発明は、上記発明において、前記生体判別部は、前記瞬き区間に含まれる複数のフレームのうち、前記目らしさスコアが所定の閾値に満たないフレーム数の割合が一定以下である場合に、前記顔画像が生体を撮像した顔画像であると判別する。
(【0011】以降は省略されています)

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