特許ウォッチ

公開番号2025012004
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023114510
出願日2023-07-12
発明の名称情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
出願人LINEヤフー株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06Q 30/0601 20230101AFI20250117BHJP(計算;計数)
要約【課題】他人の課金コンテンツの代金を肩代わりすると、その他人に対して自分の指定のメッセージを出せるようにする。
【解決手段】本願に係る情報処理装置は、ある課金コンテンツを他人に推奨したい提供所望ユーザを特定する特定部と、ある課金コンテンツを利用したいと考えているが、自分では課金したくない利用所望ユーザを推定する推定部と、提供所望ユーザから利用所望ユーザへのメッセージの設定を行う設定部と、提供所望ユーザと利用所望ユーザとのマッチングを行う照合部と、提供所望ユーザと利用所望ユーザとがマッチした場合、提供所望ユーザから利用所望ユーザの課金コンテンツの代金を受け取る代金受取部と、利用所望ユーザが課金コンテンツを利用する際に、利用所望ユーザに対して課金コンテンツとともにメッセージを提供する提供部とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
ある課金コンテンツを他人に推奨したい提供所望ユーザを特定する特定部と、
ある課金コンテンツを利用したいと考えているが、自分では課金したくない利用所望ユーザを推定する推定部と、
前記提供所望ユーザから前記利用所望ユーザへのメッセージの設定を行う設定部と、
前記提供所望ユーザと前記利用所望ユーザとのマッチングを行う照合部と、
前記提供所望ユーザと前記利用所望ユーザとがマッチした場合、前記提供所望ユーザから前記利用所望ユーザの課金コンテンツの代金を受け取る代金受取部と、
前記利用所望ユーザが前記課金コンテンツを利用する際に、前記利用所望ユーザに対して前記課金コンテンツとともに前記メッセージを提供する提供部と
を備えることを特徴とする情報処理装置。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
課金コンテンツごとに、前記提供所望ユーザのリストと、前記利用所望ユーザのリストとを作成する作成部をさらに備え、
前記照合部は、課金コンテンツごとに、前記提供所望ユーザのリストと前記利用所望ユーザのリストとのマッチングを行う
ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項３】
前記照合部は、機械学習によるモデルを用いて前記提供所望ユーザと前記利用所望ユーザとのマッチングを行う
ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項４】
前記設定部は、前記提供所望ユーザから、課金コンテンツの代金を肩代わりしてもよい前記利用所望ユーザの指定、又は前記利用所望ユーザの条件の指定を受け付けて設定する
ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項５】
前記代金受取部は、前記提供所望ユーザから前記利用所望ユーザの課金コンテンツの代金の一部を受け取る
ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項６】
前記代金受取部は、複数の前記提供所望ユーザから１人の前記利用所望ユーザの課金コンテンツの代金を受け取る
ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項７】
前記設定部は、前記提供所望ユーザが課金コンテンツの代金を肩代わりする金額の下限又は上限を設定する
ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項８】
前記設定部は、前記提供所望ユーザが課金コンテンツの代金を肩代わりする前記利用所望ユーザの人数の上限を設定する
ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項９】
前記設定部は、前記提供所望ユーザから、課金コンテンツの代金を肩代わりする前記利用所望ユーザの人数の指定を受け付けて設定する
ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項１０】
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
ある課金コンテンツを他人に推奨したい提供所望ユーザを特定する特定工程と、
ある課金コンテンツを利用したいと考えているが、自分では課金したくない利用所望ユーザを推定する推定工程と、
前記提供所望ユーザから前記利用所望ユーザへのメッセージの設定を行う設定工程と、
前記提供所望ユーザと前記利用所望ユーザとのマッチングを行う照合工程と、
前記提供所望ユーザと前記利用所望ユーザとがマッチした場合、前記提供所望ユーザから前記利用所望ユーザの課金コンテンツの代金を受け取る代金受付工程と、
前記利用所望ユーザが前記課金コンテンツを利用する際に、前記利用所望ユーザに対して前記課金コンテンツとともに前記メッセージを提供する提供工程と
を含むことを特徴とする情報処理方法。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、ソシアル・ネットワークと、課金された精選コンテンツとの間を調停する技術が開示されている（特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２２－０６４８５６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、上記の従来技術には、改善の余地がある。例えば、上記の従来技術では、ソシアル・ネットワークと、課金された精選コンテンツの生産者のシステムとの間を調停することはできるが、課金コンテンツを他のユーザに推奨したいユーザと、課金コンテンツを利用したいユーザとの間を調停する点については改善の余地がある。そのため、課金コンテンツを他のユーザに推奨したいユーザが、課金コンテンツを利用したいユーザの代わりに課金コンテンツの代金を支払うことで、その課金コンテンツを他のユーザに推奨できるようにすることが求められている。
【０００５】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、他人の課金コンテンツの代金を肩代わりすると、その他人に対して自分の指定のメッセージを出せるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本願に係る情報処理装置は、ある課金コンテンツを他人に推奨したい提供所望ユーザを特定する特定部と、ある課金コンテンツを利用したいと考えているが、自分では課金したくない利用所望ユーザを推定する推定部と、前記提供所望ユーザから前記利用所望ユーザへのメッセージの設定を行う設定部と、前記提供所望ユーザと前記利用所望ユーザとのマッチングを行う照合部と、前記提供所望ユーザと前記利用所望ユーザとがマッチした場合、前記提供所望ユーザから前記利用所望ユーザの課金コンテンツの代金を受け取る代金受取部と、前記利用所望ユーザが前記課金コンテンツを利用する際に、前記利用所望ユーザに対して前記課金コンテンツとともに前記メッセージを提供する提供部とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【０００７】
実施形態の一態様によれば、他人の課金コンテンツの代金を肩代わりすると、その他人に対して自分の指定のメッセージを出せるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
図１は、実施形態に係る情報処理システムの概要を示す説明図である。
図２は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。
図３は、実施形態に係るサーバ装置の構成例を示す図である。
図４は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。
図５は、ハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを実施するための形態（以下、「実施形態」と記載する）について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【００１０】
〔１．情報処理システムの概要〕
まず、図１を参照し、実施形態に係る情報処理システムの概要について説明する。図１は、実施形態に係る情報処理システムの概要を示す説明図である。図１に示すように、実施形態に係る情報処理システム１は、端末装置１０とサーバ装置１００とを含む。これらの各種装置は、ネットワークＮを介して、有線又は無線により互いに通信可能に接続される。これにより、端末装置１０は、サーバ装置１００と連携可能である。ネットワークＮは、例えば、ＬＡＮ（Local Area Network）や、インターネット等のＷＡＮ（Wide Area Network）である。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許