TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025011996
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023114498
出願日
2023-07-12
発明の名称
電池パックおよび車両
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H01M
50/204 20210101AFI20250117BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】硫化水素を吸着(吸収)する脱硫剤の硫化水素吸着量が飽和したこと、あるいは、飽和する可能性があることを検知する。
【解決手段】単電池10は、硫化物系全固体電池からなる。電池パック200は、一対のエンドプレート31、32の間に、単電池10を複数積層した電池モジュール50を備える。電池モジュール50は、バッテリケース90に収容される。アッパケース92の天井面92aの形成した開口に、ダクト60が取り付けられる。ダクト60の内部には脱硫剤63が配置されており、脱硫ユニットDsuとして構成される。ダクト60内部には、硫化水素センサ70が配置されている。硫化水素センサ70で硫化水素を検出することにより、脱硫剤63の硫化水素の吸着量が飽和していること、あるいは、飽和する可能性があることを検知できる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
バッテリケースに収容された硫化物系全固体電池からなる電池と、
前記バッテリケースの内部と外部を連通する連通路と、
前記連通路に設けられた、硫化水素を吸着する脱硫剤と、
前記連通路に設けられた、硫化水素を検出する硫化水素センサと、を備える、電池パック。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記硫化水素センサは、前記連通路において、前記脱硫剤より前記外部側に設けられる、請求項1に記載の電池パック。
【請求項3】
前記連通路は、流路断面積が他部より小さいナロー通路部を含み、
前記硫化水素センサは、前記ナロー通路部に設けられる、請求項1に記載の電池パック。
【請求項4】
前記連通路は、
前記脱硫剤を有する第1脱硫ユニットと、
前記脱硫剤を有する第2脱硫ユニットと、
前記第1脱硫ユニットと前記第2脱硫ユニットとを接続する接続管と、を含み、
前記第1脱硫ユニットは、前記第2脱硫ユニットより前記外部側に配置されている、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電池パック。
【請求項5】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電池パックと、
制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記硫化水素センサの検出値が所定条件を満たしたとき、通知を行うよう構成されている、車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電池パックおよび車両に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2011-113803号公報(特許文献1)には、正極、負極および固体電解質の少なくとも一つに硫黄系材料を用いる固体電池において、バッテリケース(筐体)に設けた凹部に、硫化水素無害剤を設けることが、開示されている。
【0003】
この特許文献1では、全固体電池から発生した硫化水素を硫化水素無害剤で吸収し、無害化することが、記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-113803号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
硫化水素無害剤における、硫化水素の吸収量(吸着量)には、限界がある。このため、硫化水素無害剤の硫化水素吸着量が飽和したこと、あるいは、飽和する可能性があることを、検知することが好ましい。しかし、特許文献1では、この点について、言及されていない。
【0006】
本開示の目的は、硫化水素を吸着(吸収)する脱硫剤の硫化水素吸着量が飽和したこと、あるいは、飽和する可能性があることを検知可能にすることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本開示の電池パックは、バッテリケースに収容された硫化物系全固体電池からなる電池と、バッテリケースの内部と外部を連通する連通路と、連通路に設けられた硫化水素を吸着する脱硫剤と、連通路に設けられた硫化水素を検出する硫化水素センサと、を備える。
【0008】
この構成によれば、電池は、硫化物系全固体電池から構成される。本開示において、硫化物系全固体電池とは、正極の材料、あるいは、固体電解質の材料の少なくとも一方に、硫黄成分を含有するものである。硫化物系全固体電池に含まれる硫黄成分と水分が反応すると、硫化水素が発生する。バッテリケース内の硫化水素を含んだ空気が、連通路を介して、外部に排出される際、硫化水素が脱硫剤によって浄化(吸着)される。これにより、硫化水素がバッテリケースの外部に放出されることを抑制できる。
【0009】
連通路には、硫化水素センサが設けられる。硫化水素センサで検出した連通路内の硫化水素に基づいて、脱硫剤の硫化水素吸着量が飽和したこと、あるいは、飽和する可能性があることを検知することが可能になる。
【0010】
(2)硫化水素センサは、連通路において、脱硫剤よりバッテリケースの外部側に設けられてよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
トヨタ自動車株式会社
車両
11日前
トヨタ自動車株式会社
車両
11日前
トヨタ自動車株式会社
車両
15日前
トヨタ自動車株式会社
車両
11日前
トヨタ自動車株式会社
車両
11日前
トヨタ自動車株式会社
電動機
11日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
4日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
11日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
5日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
12日前
トヨタ自動車株式会社
取付装置
5日前
トヨタ自動車株式会社
バスバー
5日前
トヨタ自動車株式会社
推薦方法
5日前
トヨタ自動車株式会社
ステータ
5日前
トヨタ自動車株式会社
クランプ
11日前
トヨタ自動車株式会社
給電装置
12日前
トヨタ自動車株式会社
電源装置
11日前
トヨタ自動車株式会社
電動車両
11日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電セル
5日前
トヨタ自動車株式会社
駆動装置
11日前
トヨタ自動車株式会社
電源装置
11日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
15日前
トヨタ自動車株式会社
電動車両
12日前
トヨタ自動車株式会社
生成装置
12日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
11日前
トヨタ自動車株式会社
燃焼装置
11日前
トヨタ自動車株式会社
積層コア
11日前
トヨタ自動車株式会社
検査方法
15日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
12日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電セル
15日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
12日前
トヨタ自動車株式会社
システム
11日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関
11日前
トヨタ自動車株式会社
破袋装置
12日前
トヨタ自動車株式会社
電気自動車
5日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
11日前
続きを見る
他の特許を見る