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公開番号
2025011530
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023113703
出願日
2023-07-11
発明の名称
圧力タンクユニット
出願人
トヨタ自動車株式会社
,
小島プレス工業株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
F17C
13/00 20060101AFI20250117BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約
【課題】保護部材がタンクから剥離することを防止又は抑制する。
【解決手段】圧力タンクユニットが、圧縮ガスを収容する収容空間を有するタンクと、前記タンクの表面に接合された複数の保護部材とを備えてもよい。この場合、前記タンクは、円筒形状を有する胴体部と、前記胴体部の端部に設けられているとともに半球形状を有するドーム部とを有してもよい。前記複数の保護部材は、前記胴体部と前記ドーム部との境界に沿って、前記タンクの周方向に配列されてよい。前記複数の保護部材の各々は、前記ドーム部を覆う第1部分と、前記胴体部を覆う第2部分とを含んでもよい。前記第2部分の前記胴体部に対向する内面は、前記胴体部に接合材を介して接合された少なくとも一つの接合領域を有してもよい。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
圧縮ガスを収容する収容空間を有するタンクと、
前記タンクの表面に接合された複数の保護部材と、
を備え、
前記タンクは、円筒形状を有する胴体部と、前記胴体部の端部に設けられているとともに半球形状を有するドーム部と、を有し、
前記複数の保護部材は、前記胴体部と前記ドーム部との境界に沿って、前記タンクの周方向に配列されており、
前記複数の保護部材の各々は、前記ドーム部を覆う第1部分と、前記胴体部を覆う第2部分とを含み、
前記第2部分の前記胴体部に対向する内面は、前記胴体部に接合材を介して接合された少なくとも一つの接合領域を有する、
圧力タンクユニット。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
前記少なくとも一つの接合領域は、互いに独立した第1接合領域及び第2接合領域を有する、請求項1に記載の圧力タンクユニット。
【請求項3】
前記第1接合領域及び前記第2接合領域は、前記周方向に沿って並んでいる、請求項2に記載の圧力タンクユニット。
【請求項4】
前記第2部分の前記内面には、前記第1接合領域と前記第2接合領域との間に溝が設けられている、請求項3に記載の圧力タンクユニット。
【請求項5】
前記第1部分の前記ドーム部に対向する内面は、前記ドーム部に向けて突出する突出部を有し、前記突出部において前記ドーム部に接触しているとともに、前記突出部以外の部分で隙間を介して前記ドーム部に対向している、前記請求項1から4のいずれか一項に記載の圧力タンクユニット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、圧縮ガスを貯蔵する圧力タンクユニットに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両に搭載される圧力タンクユニットが記載されている。圧力タンクユニットは、タンクと、タンクの表面に接合された保護部材とを備える。タンクは、円筒形状の胴体部と、その端部に設けられた半球形状のドーム部とを有する。保護部材は、タンクのドーム部を覆うように配置され、外部の衝撃からタンクを保護する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-044959号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記した圧力タンクユニットでは、保護部材が接合材を介してドームに接合されている。タンクの構造上、ドーム部の表面粗さは、胴体部の表面粗さよりも大きい。従って、ドーム部と保護部材との間の接合領域には、意図せず隙間が生じるおそれがあり、外部の衝撃が保護部材へ負荷されたときに、保護部材がタンクから剥離するおそれがある。本明細書は、保護部材がタンクから剥離することを防止又は抑制し得る技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する技術は、圧力タンクユニットに具現化される。第1の態様では、圧力タンクユニットが、圧縮ガスを収容する収容空間を有するタンクと、前記タンクの表面に接合された複数の保護部材とを備えてもよい。この場合、前記タンクは、円筒形状を有する胴体部と、前記胴体部の端部に設けられているとともに半球形状を有するドーム部とを有してもよい。前記複数の保護部材は、前記胴体部と前記ドーム部との境界に沿って、前記タンクの周方向に配列されてよい。前記複数の保護部材の各々は、前記ドーム部を覆う第1部分と、前記胴体部を覆う第2部分とを含んでもよい。前記第2部分の前記胴体部に対向する内面は、前記胴体部に接合材を介して接合された少なくとも一つの接合領域を有してもよい。
【0006】
上記した圧力タンクユニットでは、複数の保護部材が、周方向に沿って配列された構造を有する。このような構成によると、各々の保護部材を、ドーム部だけでなく、胴体部まで覆う形状とすることができる。これにより、各々の保護部材は、ドーム部に加えて、又は代えて、胴体部に接合されることができる。前述したように、胴体部の表面粗さは、ドーム部の表面粗さよりも小さい。従って、各々の保護部材は、タンクに対して強固に接合され、タンクから剥離することが防止又は抑制される。
【0007】
第2の態様では、上記の第1の態様に加えて、前記少なくとも一つの接合領域は、互いに独立した第1接合領域及び第2接合領域を有してもよい。各々の保護部材が、二以上の独立した接合領域でタンクに接合された構造であると、タンクの表面に湾曲や凹凸が存在する場合でも、各々の保護部材がタンクの表面に対して強固に接合される。
【0008】
第3の態様では、上記の第2の態様に加えて、前記第1接合領域及び前記第2接合領域は、前記周方向に沿って並んでもよい。タンクの胴体部の表面は、主に周方向に沿って湾曲している。従って、二以上の接合領域が周方向に沿って並んでいると、各々の保護部材は、周方向に沿って湾曲する胴体部の表面に対して強固に接合される。
【0009】
第4の態様では、上記の第3の態様に加えて、前記第2部分の前記内面には、前記第1接合領域と前記第2接合領域との間に溝が設けられてもよい。このような構成によると、周方向における保護部材の柔軟性を高めることができ、各々の保護部材は、周方向に沿って湾曲する胴体部の表面に対してより強固に接合される。
【0010】
第5の態様では、上記の第1の態様から第4の態様のいずれかにおいて、前記第1部分の前記ドーム部に対向する内面は、前記ドーム部に向けて突出する突出部を有してもよい。この場合、前記第1部分の前記内面は、前記突出部において前記ドーム部に接触しているとともに、前記突出部以外の部分では、隙間を介して前記ドーム部に対向してもよい。このような構成によると、ドーム部の寸法誤差を許容することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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