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公開番号
2025010741
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2023112898
出願日
2023-07-10
発明の名称
電力供給システム及び電力供給先切替方法
出願人
株式会社日立ビルシステム
代理人
弁理士法人信友国際特許事務所
主分類
H02J
3/38 20060101AFI20250116BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】電気自動車からの電力供給先の設備を必要に応じて切り替えられるようにする。
【解決手段】本発明の一態様に係る充放電システム10の管制システム4は、電気自動車から1の電力供給先がエレベーター3以外の設備(給水ポンプ5)である場合であって、利用者用端末6bより遠隔呼びが登録された場合に、電気自動車1からの電力供給先を切り替える指令を送信する制御部403を備える。充放電装置2は、指令に基づいて、電気自動車1からの電力供給先を、設備からエレベーター3に切り替える制御を行う制御部205と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
建物内に設けられたエレベーターと、前記エレベーターを含む建物内の設備に、電気自動車のバッテリーに蓄電された電力を供給可能な充放電装置と、前記エレベーターの遠隔呼び登録サービスを利用者の携帯端末に提供するサーバと、を備えた電力供給システムであって、
前記サーバは、
前記電気自動車からの電力供給先が前記エレベーター以外の設備である場合であって、前記利用者の携帯端末より前記遠隔呼びが登録された場合に、前記電気自動車からの電力供給先を切り替える指令を送信する第1制御部を備え、
前記充放電装置は、
前記指令に基づいて、前記電気自動車からの電力供給先を、前記設備から前記エレベーターに切り替える制御を行う第2制御部を備える
電力供給システム。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記第1制御部は、前記充放電装置への前記指令の送信前又は後に、前記利用者の携帯端末に対して、前記設備の利用の自粛を要請する通知、又は、前記設備の利用が不可となることを知らせる通知を送信する制御を行う
請求項1に記載の電力供給システム。
【請求項3】
前記第2制御部は、前記設備に提供されている電力が所定の閾値以下となった場合に、前記電気自動車からの電力供給先を、前記設備から前記エレベーターに切り替える制御を行う
請求項2に記載の電力供給システム。
【請求項4】
前記第2制御部は、前記設備に提供されている電力が所定の閾値以下となっていない場合であっても、前記指令を受信してからの経過時間が所定の閾値時間を超えている場合、前記電気自動車からの電力供給先を、前記設備から前記エレベーターに切り替える制御を行う
請求項3に記載の電力供給システム。
【請求項5】
前記第2制御部は、前記電気自動車からの電力供給による前記遠隔呼びに基づく前記エレベーターの運行が終了したことを検知した場合、前記電気自動車からの電力供給先を、前記エレベーターから前記設備に切り替える制御を行う
請求項4に記載の電力供給システム。
【請求項6】
前記第1制御部は、前記建物の管理者又はオーナーの携帯端末に対して、前記電気自動車からの電力供給先の切り替え実施の予告、及び、切り替えの実施完了を通知する制御を行う
請求項2~5のいずれか一項に記載の電力供給システム。
【請求項7】
前記第1制御部は、前記電気自動車からの電力供給先が前記エレベーター以外の設備である場合であって、前記利用者の携帯端末より前記遠隔呼びが登録された場合、該携帯端末に対して、前記エレベーター以外の移動手段の利用を勧めるメッセージを送信する制御を行う
請求項2~5のいずれか一項に記載の電力供給システム。
【請求項8】
建物内に設けられたエレベーターと、前記エレベーターを含む建物内の設備に、電気自動車のバッテリーに蓄電された電力を供給可能な充放電装置と、前記エレベーターの遠隔呼び登録サービスを利用者の携帯端末に提供するサーバと、を備えた電力供給システムによる電力供給先切替方法であって、
前記サーバの第1制御部が、前記電気自動車からの電力供給先が前記エレベーター以外の設備である場合であって、前記利用者の携帯端末より前記遠隔呼びが登録された場合に、前記電気自動車からの電力供給先を切り替える指令を送信する手順と、
前記充放電装置の第2制御部が、前記指令に基づいて、前記電気自動車からの電力供給先を、前記設備から前記エレベーターに切り替える制御を行う手順と、を含む
電力供給先切替方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電力供給システム及び電力供給先切替方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、地震等の災害の発生に起因して、電気、水道、ガス等のライフラインが寸断された場合に、非常用発電機からの駆動用電源を用いてこれらの設備を使用可能とする技術が知られている。例えば、特許文献1には、ライフラインの供給が停止した場合に、非常用発電機を起動させ、非常用給水管の開閉弁を開くことにより、受水槽に貯水されている水道水を、非常用発電機によるポンプの駆動で、非常用給水口から建物内の各住戸等へ供給する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-333877号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、エネルギー分野においては、電気自動車と、住宅やビル、電力網などとをつなぐことにより、これらの間における電力の相互供給を可能にするV2X(Vehicle to X)システムの実用化が進められている。例えば、V2X対応の充放電装置を用いることにより、広域災害などによってビルが停電となった場合にも、充放電装置に接続された電気自動車から、充放電装置を介してエレベーターなどのビル設備に給電を行うことができる。
【0005】
ところで、1台の充放電装置からビルの複数の設備に対して同時に電力を供給したい場合、バッテリーの容量が大容量であり、かつ、複数の電力系統を有する充放電装置を準備する必要がある。しかし、このような充放電装置は、設置のコストも高くなる。また、装置も大きくなるため、広大な設置スペースを要してしまう。したがって、充放電装置から電力を供給する対象の設備の数は、1つである場合が多い。
【0006】
ところが、この場合、例えば、停電時に充放電装置を介して電気自動車から建物内の給水ポンプに対して電力が供給されている間には、ビル内のエレベーターに対しては電力が供給されないため、利用者はエレベーターを使用することができない。
【0007】
本発明は、上記の状況を考慮してなされたものであり、電気自動車からの電力供給先の設備を必要に応じて切り替えられるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係る電力供給システムは、建物内に設けられたエレベーターと、エレベーターを含む建物内の設備に、電気自動車のバッテリーに蓄電された電力を供給可能な充放電装置と、エレベーターの遠隔呼び登録サービスを利用者の携帯端末に提供するサーバと、を備えた電力供給システムである。本発明の一態様に係る電力供給システムのサーバは、電気自動車からの給電先がエレベーター以外の設備である場合であって、利用者の携帯端末より遠隔呼びが登録された場合に、電気自動車からの電力供給先を切り替える指令を送信する第1制御部を備える。充放電装置は、指令に基づいて、電気自動車からの電力供給先を、設備からエレベーターに切り替える制御を行う第2制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明の少なくとも一態様によれば、電気自動車からの電力供給先の設備を必要に応じて切り替えられるようになる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係る充放電システムの制御系の構成例を示すブロック図である。
本発明の一実施形態に係る充放電システムを構成する各装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
本発明の一実施形態に係る充放電システムによる電力供給先切替処理の手順の例を示すフローチャートである。
本発明の一実施形態に係る充放電システムによる電力供給先切替処理の手順の例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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