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公開番号2025009885
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2024089153
出願日2024-05-31
発明の名称自動車の空間拡張機構
出願人梯階電梯工程有限公司
代理人個人
主分類B60P 3/34 20060101AFI20250109BHJP(車両一般)
要約【課題】車室の内部空間を効果的に拡張できる自動車の空間拡張機構を提供する。
【解決手段】自動車の空間拡張機構は、空間拡張アセンブリと転動接続アセンブリを備えており、空間拡張アセンブリが転動接続アセンブリを介して車室の後部に取り付けられ、車室のバックドアを開くと、空間拡張アセンブリが引っ張りと反転操作によって後方と下方へ広がり、筐体構造になり、筐体構造の開口側が自動車本体の車室に向いて車室の内部空間に連通する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
空間拡張アセンブリと転動接続アセンブリを備えており、前記空間拡張アセンブリが前記転動接続アセンブリを介して自動車本体(100)の車室の後部に移動可能に取り付けられ、使用する際、車室のバックドア(101)を開くと、前記空間拡張アセンブリが引っ張りと反転操作によって後方と下方へ広がり、筐体構造になり、前記筐体構造の開口側が前記自動車本体(100)の車室に向いて車室の内部空間に連通する、ことを特徴とする自動車の空間拡張機構。
続きを表示(約 2,700 文字)【請求項2】
前記空間拡張アセンブリは、前記自動車本体(100)の車室後部の左右両側或いは車室後部の上部に摺動可能に接続される、ことを特徴とする請求項1に記載の自動車の空間拡張機構。
【請求項3】
前記空間拡張アセンブリは、スライドレール接続アセンブリ(200)または案内摺動位置決め板(700)を介して前記自動車本体(100)の車室後部の左右両側に接続され、前記スライドレール接続アセンブリ(200)は、サイドガイドシュート(201)とサイドスライドレール(202)とを備え、前記スライドレール(202)は、前記サイドガイドシュート(201)に摺動可能に接続され、前記サイドガイドシュート(201)は、前記自動車本体(100)の車室後部の左右両側に取り付けられ、前記サイドスライドレール(202)は、前記空間拡張アセンブリに接続され、前記案内摺動位置決め板(700)は、前記自動車本体(100)の車室後部の左右両側に取り付けられ、前記空間拡張アセンブリは、前記案内摺動位置決め板(700)のシュート内に摺動可能に接続される、ことを特徴とする請求項2に記載の自動車空間拡張機構。
【請求項4】
前記空間拡張アセンブリは、互いに接続される側板アセンブリ(300)、背板アセンブリ(400)および底板(500)の3つの部分を含み、
前記側板アセンブリ(300)は、主側板(301)、上側板(302)と下側板(303)を備えており、前記上側板(302)と下側板(303)は、前記主側板(301)の両端に伸縮可能に接続され、前記主側板(301)の外側面に前記サイドスライドレール(202)が接続され、
前記背板アセンブリ(400)は、上から下へ配列された上背板(402)、主背板(401)および下背板(403)を備えており、前記主背板(401)、上背板(402)および下背板(403)は、主側板(301)、上側板(302)および下側板(303)の外側の辺にそれぞれ反転可能に接続され、
前記底板(500)は前記下側板(303)の底辺に接続される、ことを特徴とする請求項3に記載の自動車の空間拡張機構。
【請求項5】
前記底板(500)は、単板構造または対称二重板構造を採用し、単板構造の場合、前記底板(500)の両端が、ねじを介して、2つの前記下側板(303)の底辺に接続され、二重板構造の場合、前記底板(500)が第3回転接続部材(501)を介して前記下側板(303)の底辺に反転可能に接続される、ことを特徴とする請求項4に記載の自動車の空間拡張機構。
【請求項6】
前記主背板(401)は、第2回転接続部材(405)を介して、前記主側板(301)の外側の辺にヒンジ接続され、前記上背板(402)と下背板(403)はいずれも第1回転接続部材(404)を介して前記上側板(302)と下側板(303)の外側の辺に接続され、前記上背板(402)と下背板(403)は、反転した後に、前記上側板(302)および下側板(303)に近接して一体に折り畳まれ、前記主背板(401)は、反転した後に、前記主側板(301)に平行し、かつ中間には収納用隙間が配置され、前記収納用隙間の厚さは、折り畳まれた後の上側板(302)、下側板(303)、上背板(402)および下背板(403)の厚さに一致する、ことを特徴とする請求項4に記載の自動車の空間拡張機構。
【請求項7】
前記主側板(301)の上下両端の内側面にはクリアランス段差が設けられ、前記クリアランス段差の深さは、前記上側板(302)と下側板(303)の高さ以上であり、前記上背板(402)と下背板(403)の高さは、前記上側板(302)と下側板(303)の最大高さ以下である、ことを特徴とする請求項6に記載の自動車の空間拡張機構。
【請求項8】
前記空間拡張アセンブリは、吊り上げ案内摺動アセンブリ(800)を介して前記自動車本体(100)の車室後部の上部に接続され、前記吊り上げ案内摺動アセンブリ(800)は、一体に摺動して接続される上ガイドシュート(801)と上案内摺動板(802)を含み、前記上ガイドシュート(801)は前記自動車本体(100)の車室後部の上部に取り付けられ、前記上案内摺動板(802)は前記空間拡張アセンブリに取り付けられる、ことを特徴とする請求項2に記載の自動車空間拡張機構。
【請求項9】
吊り上げる際、前記空間拡張アセンブリは、吊り上げ折り畳みアセンブリ(900)に設置され、前記吊り上げ折り畳みアセンブリ(900)は、上接続板(901)、折り畳み側板アセンブリおよび折り畳み背板アセンブリを含み、前記上接続板(901)の上面が前記上案内摺動板(802)を介して前記上ガイドシュート(801)に摺動可能に接続され、2グループの前記折り畳み側板アセンブリは、対称に配置され、かつ前記上接続板(901)の左右側の辺に接続され、前記折り畳み背板アセンブリは、前記折り畳み側板アセンブリに反転可能に接続される、ことを特徴とする請求項8に記載の自動車の空間拡張機構。
【請求項10】
前記折り畳み側板アセンブリは、順次折り畳まれる上折り畳み側板(902)、中間折り畳み側板(903)と下折り畳み側板(904)を備えており、前記上折り畳み側板(902)の1つの側辺が前記上接続板(901)の側辺に接続され、前記上折り畳み側板(902)、中間折り畳み側板(903)と下折り畳み側板(904)の互いに接続された辺縁が180°ヒンジ構造または可撓性接続部材(908)を介して一体化して接続され、
前記折り畳み背板アセンブリは、上折り畳み背板(905)、中間折り畳み背板(906)および下折り畳み背板(907)を備えており、前記上折り畳み背板(905)、中間折り畳み背板(906)および下折り畳み背板(907)は、90°ヒンジ構造または可撓性接続部材(908)を介して、前記上折り畳み側板(902)、中間折り畳み側板(903)および下折り畳み側板(904)の外側の辺にそれぞれ接続され、
さらに、底板(500)を備え、前記底板(500)は二重板構造を採用し、かつ前記底板(500)は、90°ヒンジ構造または可撓性接続部材(908)を介して、前記下折り畳み側板(904)の底辺に反転可能に接続される、ことを特徴とする請求項9に記載の自動車の空間拡張機構。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車部材の分野に関し、特に自動車の空間拡張機構に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
業界標準の『車庫建築設計規格』JGJ100-98の第4章1.3条目によると、表4.1.3『車庫内の屋内最小天井高』には、屋内車庫の高さに関して詳細な規定があり、具体的には下記のとおりである。
ミニカー、小型車の屋内車庫の最小正味高さは2.2メートルであり、
軽自動車の屋内車庫の最小正味高さは2.8メートルであり、
中型、大型と連節バスの屋内車庫の最小正味高さは3.4メートルであり、
中型、大型と連結トラックの屋内車庫の最小正味高さは4.2メートルである。
それにより、標準の規定によると、高層ビルなどの建物の車庫の高さは、一般的に少なくとも2.2メートルの正味高さが必要である。
【0003】
車高は、地面から車の最高点までの距離として定義される。最高点とは、車室上部の最高点の位置であるが、ルーフアンテナの長さは含まれない。百度で検索すれば、ファミリーカー(セダン)の長さが3800mmから4300mm、幅が1600mmから1800mm、高さが1400mmから1600mmの間であり、SUV車の高さは一般的に1600mmから2400mmの範囲内であり、様々なクラスのSUVの高さ:は以下のとおりである。1)小型SUVは一般的に1720mmであり、2)コンパクトなSUVは一般的に1950mmであり、3)中型SUVは一般的に2000mmであり、4)大型SUVは2300mmであり、最大のフルサイズSUVは2400mmである。
【0004】
大多数の家族にとって、ファミリーカーは主に普通のセダンまたは中小型SUVを選択し、このタイプの車は車庫にスムーズに運転して入ることができ、便利に駐車できるという利点があるが、このタイプの車は、主に人や少量の商品を載せることに使用され、観光や宿泊の目的で使用される場合、車内空間のサイズに限られて、多くの欠点がある。例えば、車内にトイレ設備はない(大型RV車のみトイレ設備あり)ため、観光用駐車場は、キャンプ場やトイレ付きの駐車場に限られるため、夜間駐車の利便性が大幅に低下する。特に、広々とする無人地帯を走行する場合や、通勤の道のりが長い場合、特殊な状況で、一時的にトイレを使用する必要がある場合、普通なファミリーカーではこのニーズを満たすことができない。
【0005】
そのため、如何に自動車の空間拡張機構を開発して、普通な自動車に組み立てることを通して、自動車内部空間の拡張を実現し、安定したプライバシー空間を提供して、宿泊旅行や個人用トイレ、入浴などのニーズを満たすことは、当業者が早急に解決しなければならない技術的問題となっている。
【発明の概要】
【0006】
本発明は、従来のファミリーカーの空間が狭く、旅行と宿泊が不便であるなどの問題を解決するように、自動車の空間拡張機構を提供することを目的とする。上記技術的問題を解決するように、本発明は下記の技術的解決手段を用いる。
【0007】
本発明の自動車の空間拡張機構は、空間拡張アセンブリと転動接続アセンブリとを備えており、前記空間拡張アセンブリは、前記転動接続アセンブリを介して自動車本体の車室後部に移動可能に取り付けられ、使用する時、車室のバックドアを開くと、前記空間拡張アセンブリが、引っ張りと反転操作によって後方と下方に広がって、筐体構造になり、前記筐体構造の開口側が前記自動車本体の車室に向いて、車室の内部空間に連通する。
好ましくは、前記空間拡張アセンブリは、前記自動車本体の車室後部の左右両側或いは車室後部の上部に摺動可能に接続される。
【0008】
好ましくは、前記空間拡張アセンブリは、スライドレール接続アセンブリまたは案内摺動位置決め板を介して前記自動車本体の車室後部の左右両側に接続され、前記スライドレール接続アセンブリは、サイドガイドシュートとサイドスライドレールとを備え、前記スライドレールは、前記サイドガイドシュートに摺動可能に接続され、前記サイドガイドシュートは、前記自動車本体の車室後部の左右両側に取り付けられ、前記サイドスライドレールは、前記空間拡張アセンブリに接続され、前記案内摺動位置決め板は、前記自動車本体の車室後部の左右両側に取り付けられ、前記空間拡張アセンブリは、前記案内摺動位置決め板のシュート内に摺動可能に接続される。
好ましくは、前記空間拡張アセンブリは、互いに接続される側板アセンブリ、背板アセンブリおよび底板の3つの部分を含み、
【0009】
前記側板アセンブリは、主側板、上側板と下側板を備えており、前記上側板と下側板は、前記主側板の両端に伸縮可能に接続され、前記主側板の外側面に前記サイドスライドレールが接続され、
【0010】
前記背板アセンブリは、上から下へ配列された上背板、主背板および下背板を備えており、前記主背板、上背板および下背板は、主側板、上側板および下側板の外側の辺にそれぞれ反転可能に接続され、前記底板が前記下側板の底辺に接続される。
(【0011】以降は省略されています)

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