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公開番号
2025009846
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2024075701
出願日
2024-05-08
発明の名称
成膜方法及び成膜装置
出願人
東京エレクトロン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01L
21/316 20060101AFI20250109BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】対象膜の一部を対象膜の別の一部に対して優先的にエッチングする、技術を提供する。
【解決手段】成膜方法は、下記(A)~(D)を有する。(A)第1膜と、前記第1膜とは異なる材料で形成される第2膜とを表面の異なる領域に有する基板を準備する。(B)対象膜の形成を阻害する成膜阻害膜を、前記第1膜の表面に対して前記第2膜の表面に選択的に形成する。(C)前記成膜阻害膜を用いて前記第2膜の表面に対して前記第1膜の表面に選択的に前記対象膜を形成する。(D)前記対象膜の一部を前記対象膜の別の一部に対して優先的にエッチングする。前記(D)は、(Da)前記対象膜の表面にフッ素含有ガスを供給することと、(Db)前記(Da)の後に、前記対象膜の表面にH
2
Oガスを供給することと、(Dc)前記(Db)の後に、前記対象膜の表面にプラズマ化したガスを供給することと、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)第1膜と、前記第1膜とは異なる材料で形成される第2膜とを表面の異なる領域に有する基板を準備することと、
(B)対象膜の形成を阻害する成膜阻害膜を、前記第1膜の表面に対して前記第2膜の表面に選択的に形成することと、
(C)前記成膜阻害膜を用いて前記第2膜の表面に対して前記第1膜の表面に選択的に前記対象膜を形成することと、
(D)前記対象膜の一部を前記対象膜の別の一部に対して優先的にエッチングすることと、
を有し、
前記(D)は、
(Da)前記対象膜の表面にフッ素含有ガスを供給することで、前記対象膜の表面にフッ素を吸着させるか、前記対象膜の表面にフッ素含有層を形成することと、
(Db)前記(Da)の後に、前記対象膜の表面にH
2
Oガスを供給することでフッ化水素を生成することと、
(Dc)前記(Db)の後に、前記対象膜の表面にプラズマ化したガスを供給することと、
を有する、成膜方法。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
前記(D)において優先的にエッチングする前記対象膜の一部は、前記第2膜の表面に堆積した部位を含む、請求項1に記載の成膜方法。
【請求項3】
前記(D)において前記(Db)と前記(Dc)を複数回繰り返し行う、請求項1又は2に記載の成膜方法。
【請求項4】
前記(D)において前記(Da)と前記(Db)と前記(Dc)を複数回繰り返し行う、請求項3に記載の成膜方法。
【請求項5】
前記(B)と前記(C)と前記(D)を複数回繰り返し行う、請求項1又は2に記載の成膜方法。
【請求項6】
前記第1膜は絶縁膜であり、前記第2膜は導電膜である、請求項1又は2に記載の成膜方法。
【請求項7】
前記成膜阻害膜は自己組織化単分子膜である、請求項1又は2に記載の成膜方法。
【請求項8】
前記成膜阻害膜はグラフェン含有膜である、請求項1又は2に記載の成膜方法。
【請求項9】
前記成膜阻害膜はボロン含有膜である、請求項1又は2に記載の成膜方法。
【請求項10】
前記対象膜は酸化膜である、請求項1又は2に記載の成膜方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、成膜方法及び成膜装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の成膜方法は、下記(1)~(4)を含む。(1)第1膜が露出する第1領域と、前記第1膜とは異なる材料で形成される第2膜が露出する第2領域とを表面に有する基板を準備する。(2)前記基板の前記表面に対して自己組織化単分子膜の原料であるフッ素を含む有機化合物を供給し、前記第1領域及び前記第2領域の中で、前記第2領域に選択的に、前記自己組織化単分子膜を形成する。(3)前記自己組織化単分子膜を用い前記第2領域における対象膜の形成を阻害ししつつ、前記第1領域に前記対象膜を形成する。(4)前記基板の前記表面に対してH
2
Oを含むガスを供給し、前記対象膜の前記第1領域からはみ出した端部をエッチングする。
【0003】
特許文献2に記載のエッチング方法は、フッ化水素(HF)ガスとアンモニア(NH
3
)ガスを含む混合ガスをシリコン酸化膜の表面に供給することで、シリコン酸化膜を変質させて反応生成物を生成する工程と、反応生成物を加熱して除去する工程と、を有する。特許文献3に記載のエッチング方法は、NF
3
、H
2
、N
2
、HF、NH
3
から選ばれる1つ以上のガスと酸化膜との反応によりケイフッ化アンモニウム塩からなるエッチング生成物を形成する工程と、100℃以上の温度でエッチング生成物を昇華させる工程と、を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-055462号公報
特開2007-180418号公報
特開2009-140944号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示の一態様は、対象膜の一部を対象膜の別の一部に対して優先的にエッチングする、技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様の成膜方法は、下記(A)~(D)を有する。(A)第1膜と、前記第1膜とは異なる材料で形成される第2膜とを表面の異なる領域に有する基板を準備する。(B)対象膜の形成を阻害する成膜阻害膜を、前記第1膜の表面に対して前記第2膜の表面に選択的に形成する。(C)前記成膜阻害膜を用いて前記第2膜の表面に対して前記第1膜の表面に選択的に前記対象膜を形成する。(D)前記対象膜の一部を前記対象膜の別の一部に対して優先的にエッチングする。前記(D)は、(Da)前記対象膜の表面にフッ素含有ガスを供給することで、前記対象膜の表面にフッ素を吸着させるか、前記対象膜の表面にフッ素含有層を形成することと、(Db)前記(Da)の後に、前記対象膜の表面にH
2
Oガスを供給することでフッ化水素を生成することと、(Dc)前記(Db)の後に、前記対象膜の表面にプラズマ化したガスを供給することと、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示の一態様によれば、対象膜の一部を対象膜の別の一部に対して優先的にエッチングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態に係る成膜方法を示すフローチャートである。
図2は、S105のサブルーチンの一例を示すフローチャートである。
図3は、S106のサブルーチンの一例を示すフローチャートである。
図4(A)はS101の第1例を示す断面図であり、図4(B)はS102及びS103の第1例を示す断面図であり、図4(C)はS104の第1例を示す断面図であり、図4(D)はS105の第1例を示す断面図であり、図4(E)はS106aの第1例を示す断面図であり、図4(F)はS106b及びS106cの第1例を示す断面図である。
図5(A)はS101の第2例を示す断面図であり、図5(B)はS102及びS103の第2例を示す断面図であり、図5(C)はS104の第2例を示す断面図であり、図5(D)はS105の第2例を示す断面図であり、図5(E)はS106aの第2例を示す断面図であり、図5(F)はS106b及びS106cの第2例を示す断面図である。
図6(A)はS101の第3例を示す断面図であり、図6(B)はS102及びS103の第3例を示す断面図であり、図6(C)はS104の第3例を示す断面図であり、図6(D)はS105の第3例を示す断面図であり、図6(E)はS106aの第3例を示す断面図であり、図6(F)はS106b及びS106cの第3例を示す断面図である。
図7は、一実施形態に係る成膜装置を示す平面図である。
図8は、図7の第1処理部の一例を示す断面図である。
図9は、例10~例13のS106aにおけるガスの供給時間とSiO膜のエッチング量の関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各図面において同一の又は対応する構成には同一の符号を付し、説明を省略することがある。
【0010】
主に図1~図6を参照して、一実施形態に係る成膜方法について説明する。成膜方法は、例えば図1に示すステップS101~S107を有する。なお、成膜方法は、少なくともステップS101、S104~S107を有すればよく、ステップS102~S103を有しなくてもよい。また、成膜方法は、図1に示すステップS101~S107以外のステップを有してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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