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公開番号
2025009500
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023112544
出願日
2023-07-07
発明の名称
情報処理方法及び情報処理装置
出願人
日産自動車株式会社
,
ルノー エス.ア.エス.
,
RENAULT S.A.S.
代理人
弁理士法人後藤特許事務所
主分類
G06F
3/01 20060101AFI20250110BHJP(計算;計数)
要約
【課題】ユーザの状態等に応じて、ユーザが知覚可能な感情表現を用いて情報をより適切に伝達する。
【解決手段】エージェント機器200を制御する情報処理方法は、ユーザU1が知覚可能な感情の種類を推定する推定処理(ステップS502、S522)と、既に決定されているユーザU1に伝達すべき第1感情の表現をユーザU1が知覚可能か否かを判定する判定処理(ステップS503、S523)と、第1感情に類似する第2感情を抽出する抽出処理(ステップS505、S511、S524、S531、S543)と、第1感情の表現をユーザU1が知覚可能であれば第1感情を表現する第1演出をエージェント機器200に実行させ、第1感情の表現をユーザU1が知覚可能でなければ第2感情を表現する第2演出をエージェント機器200に実行させる制御処理(ステップS504、S506、S511、S512、S525)とを含む。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
ユーザとのコミュニケーションを行うことが可能なエージェント機器を制御する情報処理方法であって、
前記ユーザの状態に関する複数の要素のうちの少なくとも1つに基づいて、前記ユーザが知覚可能な感情の種類を推定する推定処理と、
推定された前記感情の種類と、既に決定されている前記ユーザに伝達すべき第1感情とを比較し、当該第1感情の表現を前記ユーザが知覚可能か否かを判定する判定処理と、
前記第1感情の表現を前記ユーザが知覚可能でないと判定された場合、推定された前記感情の種類のうちから前記第1感情に類似する第2感情を抽出する抽出処理と、
前記第1感情の表現を前記ユーザが知覚可能であると判定された場合、前記第1感情を表現する第1演出を前記エージェント機器に実行させ、前記第1感情の表現を前記ユーザが知覚可能でないと判定された場合、前記第2感情を表現する第2演出を前記エージェント機器に実行させる制御処理と、を含む、
情報処理方法。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理方法であって、
前記抽出処理では、人の覚醒状態を数値として示す覚醒度と、人の感情を数値として示す感情価とで定義される2次元座標において、推定された前記感情の種類のうちで、前記第1感情との距離が最も近い感情を前記第2感情として抽出する、
情報処理方法。
【請求項3】
請求項1に記載の情報処理方法であって、
前記抽出処理では、Ekmanの6感情を構成する各感情が座標軸においてパラメータ値として定義される6次元座標において、推定された前記感情の種類毎における、前記6感情に対応する各パラメータ値と、前記第1感情に対応する各パラメータ値との距離が最も近い感情を前記第2感情として抽出する、
情報処理方法。
【請求項4】
請求項1から3の何れかに記載の情報処理方法であって、
前記推定処理では、前記ユーザの状態に関する要素として、前記ユーザの覚醒状態を示す指標である覚醒度と、前記ユーザに生じる負荷の程度を示す指標であるユーザ負荷とのうちの少なくとも1つを用いる、
情報処理方法。
【請求項5】
請求項4に記載の情報処理方法であって、
前記推定処理では、前記ユーザの覚醒度が大きくなるほど、前記ユーザが感情を知覚し易い状態にあるとして、前記ユーザが知覚可能な感情の種類を増加させる、
情報処理方法。
【請求項6】
請求項4に記載の情報処理方法であって、
前記推定処理では、前記ユーザ負荷が小さくなるほど、前記ユーザが感情を知覚し易い状態にあるとして、前記ユーザが知覚可能な感情の種類を増加させる、
情報処理方法。
【請求項7】
請求項1から3の何れかに記載の情報処理方法であって、
前記エージェント機器は、複数の前記ユーザとのコミュニケーションを行うことが可能であり、
前記推定処理では、前記複数のユーザが知覚可能な感情の種類をユーザ毎に推定し、
前記判定処理では、前記第1感情の表現を前記複数のユーザの全てが知覚可能か否かを判定し、
前記抽出処理では、前記第1感情の表現を前記複数のユーザの全てが知覚可能でないと判定された場合、推定された前記感情の種類のうちから前記第1感情に類似する第2感情を抽出し、
前記制御処理では、前記第1感情の表現を前記複数のユーザの全てが知覚可能であると判定された場合、前記第1演出を前記エージェント機器に実行させ、前記第1感情の表現を前記複数のユーザの全てが知覚可能でないと判定された場合、前記第2演出を前記エージェント機器に実行させる、
情報処理方法。
【請求項8】
請求項1から3の何れかに記載の情報処理方法であって、
前記第1感情は、前記ユーザに所定時間内に伝達すると決定された感情であり、
前記推定処理では、現状の前記ユーザの状態と前記ユーザの周囲の状況とに基づいて、将来の前記ユーザの状態を時系列で推定し、当該現状のユーザの状態と当該将来のユーザの状態とに基づいて、前記所定時間内において前記ユーザが知覚可能な感情の種類を時系列で推定し、
前記判定処理では、時系列で推定された前記感情の種類に基づいて、前記所定時間内のうちの少なくとも一部のタイミングにおいて前記第1感情の表現を前記ユーザが知覚可能か否かを判定し、
前記抽出処理では、前記所定時間内において前記第1感情の表現を前記ユーザが知覚可能でないと判定された場合、時系列で推定された前記感情の種類のうちから、前記所定時間内において前記第1感情に類似する第2感情とこれが知覚可能となる第1タイミングとを抽出し、
前記制御処理では、前記所定時間内のうちの少なくとも一部のタイミングにおいて前記第1感情の表現を前記ユーザが知覚可能であると判定された場合、少なくとも当該タイミングにおいて前記第1演出を前記エージェント機器に実行させ、前記所定時間内において前記第1感情の表現を前記ユーザが知覚可能でないと判定された場合、少なくとも前記第1タイミングにおいて前記第2演出を前記エージェント機器に実行させる、
情報処理方法。
【請求項9】
請求項1から3の何れかに記載の情報処理方法であって、
前記制御処理では、前記第2演出を前記エージェント機器に実行させた場合、前記第1感情と異なる感情を表現させたことに対する謝罪を表現する謝罪演出を前記エージェント機器に実行させる、
情報処理方法。
【請求項10】
請求項9に記載の情報処理方法であって、
前記制御処理では、前記第1感情と前記第2感情との類似度の大きさに基づいて、前記謝罪演出における前記謝罪の強さを変更する、
情報処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザとのコミュニケーションを行うことが可能なエージェント機器を制御する情報処理方法及び情報処理装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ユーザに各種情報を提供する技術が提案されている。例えば、車両のドライバの属性、運転負荷、提供情報の種類を用いて、声質、情報の提供タイミングを決定してそのドライバにその情報を出力する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-301382号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来技術では、提供情報の種類が緊急である場合には、情報の伝達性に優れている壮年期の男性の声質を用いて情報を出力する。また、提供情報の種類が通常である場合において、運転負荷が高ければ情報の提供タイミングを変更し、運転負荷が低ければドライバと性別及び年齢層が共通する声質を用いて情報を出力する。このように、運転負荷が低ければ、ドライバに情報を受け取る余裕があるものとして、所定の声質を用いて情報を出力する。しかし、例えば、運転負荷が低くてもドライバの覚醒度が低い場合には、ドライバが情報を知覚できる状態ではないことも想定される。つまり、ドライバが情報を知覚難い状態では、適切に情報を伝達できないおそれがある。
【0005】
本発明は、ユーザの状態等に応じて、ユーザが知覚可能な感情表現を用いて情報をより適切に伝達することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、ユーザとのコミュニケーションを行うことが可能なエージェント機器を制御する情報処理方法である。この情報処理方法は、ユーザの状態に関する複数の要素のうちの少なくとも1つに基づいて、ユーザが知覚可能な感情の種類を推定する推定処理と、推定された感情の種類と、既に決定されているユーザに伝達すべき第1感情とを比較し、当該第1感情の表現をユーザが知覚可能か否かを判定する判定処理と、第1感情の表現をユーザが知覚可能でないと判定された場合、推定された感情の種類のうちから第1感情に類似する第2感情を抽出する抽出処理と、第1感情の表現をユーザが知覚可能であると判定された場合、第1感情を表現する第1演出をエージェント機器に実行させ、第1感情の表現をユーザが知覚可能でないと判定された場合、第2感情を表現する第2演出をエージェント機器に実行させる制御処理とを含む。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ユーザの状態等に応じて、ユーザが知覚可能な感情表現を用いて情報をより適切に伝達することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、車両の車室内の構成例を簡略化して示す図である。
図2は、エージェント機器の外観構成の一例を簡略化して示す斜視図である。
図3は、情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。
図4は、感情値及び覚醒度で定義される感情の輪を示す図である。
図5は、制御処理の一例を示すフローチャートである。
図6は、エージェント機器の動作例を簡略化して示す図である。
図7は、感情モデルテーブルと演算結果テーブルを示す図である。
図8は、エージェント機器の謝罪演出の動作例を簡略化して示す図である。
図9は、制御処理の一例を示すフローチャートである。
図10は、演算結果テーブルと視覚聴覚余裕度テーブルを示す図である。
図11は、制御処理の一例を示すフローチャートである。
図12は、所定期間において第2感情を抽出する抽出処理を示す図である。
図13は、制御処理の一例を示すフローチャートである。
図14は、所定期間において第2感情を抽出する抽出処理を示す図である。
図15は、制御処理の一例を示すフローチャートである。
図16は、演算結果テーブルと一次情報テーブルを示す図である。
図17は、制御処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
【0010】
[第1実施形態]
[エージェント機器の設置例]
図1は、車両C1の車室内の構成例を簡略化して示す図である。なお、図1では、運転席、助手席(図示省略)よりも前側を、車両C1の前後方向の後側から見た場合の車両C1の車室内を簡略化して示す。また、図1では、説明を容易にするため、ダッシュボード2、ステアリングホイール3、フロントウインド4、バックミラー5、画像取得部101、エージェント機器200以外の図示は省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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