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公開番号2025009407
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023112399
出願日2023-07-07
発明の名称画像判定方法、および画像判定装置
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類G06V 30/14 20220101AFI20250110BHJP(計算;計数)
要約【課題】認識対象が記載された読取対象の撮像において、撮像された撮影画像のボケをより効果的に検知できる。
【解決手段】画像判定方法は、認識すべき文字が記入される文字認識領域を含む所定のフォーマットに前記文字が記入された対象物を撮影することにより得られる撮影画像を取得する取得工程と、前記撮影画像から、前記所定のフォーマットに対応付けて規定された、所定の文字が予め印刷されている複数のボケ判定領域を抽出する抽出工程と、前記複数のボケ判定領域から前記文字認識領域との位置関係に基づいて決定されるボケ判定領域に含まれる前記所定の文字を用いて、前記撮影画像がボケ画像であるか否かを判定する判定工程と、を有する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
認識すべき文字が記入される文字認識領域を含む所定のフォーマットに前記文字が記入された対象物を撮影することにより得られる撮影画像を取得する取得工程と、
前記撮影画像から、前記所定のフォーマットに対応付けて規定された、所定の文字が予め印刷されている複数のボケ判定領域を抽出する抽出工程と、
前記複数のボケ判定領域から前記文字認識領域との位置関係に基づいて決定されるボケ判定領域に含まれる前記所定の文字を用いて、前記撮影画像がボケ画像であるか否かを判定する判定工程と、
を有する画像判定方法。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記判定工程において、前記文字認識領域の位置に対応する前記複数のボケ判定領域それぞれの判定結果に基づいて、前記撮影画像がボケ画像か否かを判定する、請求項1に記載の画像判定方法。
【請求項3】
前記撮影画像を撮影する際にローリングシャッター機能が用いられ、
前記ローリングシャッター機能のスキャンの方向に応じて、前記所定のフォーマットにおけるボケ判定領域の位置が異なる、請求項1に記載の画像判定方法。
【請求項4】
前記ローリングシャッター機能のスキャン方向において前記文字認識領域との距離が近いボケ判定領域と遠いボケ判定領域とが抽出されている場合、前記判定工程において、前記文字認識領域との距離が近いボケ判定領域に基づいた前記撮影画像がボケ画像であるか否かの判定結果を、前記文字認識領域との距離が遠いボケ判定領域に基づいた前記撮影画像がボケ画像であるか否かの判定結果よりも優先する、請求項3に記載の画像判定方法。
【請求項5】
前記ローリングシャッター機能のスキャン方向において前記文字認識領域との距離が近いボケ判定領域と遠いボケ判定領域とが抽出されている場合、前記判定工程において、前記文字認識領域との距離が最も近いボケ判定領域に基づいて前記撮影画像がボケ画像であるか否かの判定を行う、請求項4に記載の画像判定方法。
【請求項6】
前記ローリングシャッター機能のスキャンの方向に応じて、前記所定のフォーマットにおけるボケ判定領域の形状が異なる、請求項3に記載の画像判定方法。
【請求項7】
前記判定工程にて前記撮影画像がボケ画像であると判定された場合、前記取得工程にて前記対象物を再撮影することにより撮影画像を取得する、請求項1に記載の画像判定方法。
【請求項8】
前記判定工程にて前記撮影画像がボケ画像であると判定された場合、前記対象物を再撮影することをユーザに促す画面を表示させる表示工程を更に有する、請求項1に記載の画像判定方法。
【請求項9】
前記文字認識領域に対して文字認識処理を行う認識工程を有し、
前記判定工程にて前記撮影画像がボケ画像であると判定されている場合、前記文字認識処理の結果と、前記撮影画像がボケ画像である旨を出力する出力工程と、
を有する請求項1に記載の画像判定方法。
【請求項10】
前記所定のフォーマットは複数の文字認識領域を含み、
前記判定工程において、前記複数の文字認識領域それぞれについて選択されたボケ判定領域に基づいて前記撮影画像が前記ボケ画像であるか否かの判定を行い、
前記複数の文字認識領域のうち、一部の文字認識領域について選択されたボケ判定領域に基づく判定では前記撮影画像が前記ボケ画像でないと判定され、他の文字認識領域について選択されたボケ判定領域に基づく判定では前記撮影画像が前記ボケ画像であると判定されている場合、前記認識工程は、前記一部の文字認識領域に対して文字認識処理を行い、
前記出力工程は、前記一部の文字認識領域の文字認識処理の結果を出力する、
請求項9に記載の画像判定方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像判定方法、および画像判定装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、携帯端末などの装置において、対象の画像を取得し、その画像内の情報を読み取ることが行われている。例えば、特許文献1には、画像認識に関し、撮影画像から所定のマーカを検出し、当該マーカの画像情報に基づいて、対象物の映り方を示す情報を取得する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-161174号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、上述した従来の事情に鑑みて案出され、認識対象が含まれる撮影画像のボケをより効果的に検知する画像判定方法、および画像判定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、認識すべき文字が記入される文字認識領域を含む所定のフォーマットに前記文字が記入された対象物を撮影することにより得られる撮影画像を取得する取得工程と、前記撮影画像から、前記所定のフォーマットに対応付けて規定された、所定の文字が予め印刷されている複数のボケ判定領域を抽出する抽出工程と、前記複数のボケ判定領域から前記文字認識領域との位置関係に基づいて決定されるボケ判定領域に含まれる前記所定の文字を用いて、前記撮影画像がボケ画像であるか否かを判定する判定工程と、を有する画像判定方法を提供する。
【0006】
また、本開示は、認識すべき文字が記入される文字認識領域を含む所定のフォーマットに前記文字が記入された対象物を撮影することにより得られる撮影画像を取得する取得部と、前記撮影画像から、前記所定のフォーマットに対応付けて規定された、所定の文字が予め印刷されている複数のボケ判定領域を抽出する抽出部と、前記複数のボケ判定領域から前記文字認識領域との位置関係に基づいて決定される前記ボケ判定領域に含まれる前記所定の文字を用いて、前記撮影画像がボケ画像であるか否かを判定する判定部と、を有する画像判定装置を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、認識対象が含まれる撮影画像のボケをより効果的に検知できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施の形態に係る端末装置のユースケースを説明するための外観図
本発明の一実施の形態に係る端末装置の装置構成の例を示すブロック図
撮影画像におけるボケを説明するための説明図
本発明の一実施の形態に係る伝票のフォーマット例を示す図
本発明の一実施の形態に係る伝票の構成例を示す図
ローリングシャッターを説明するための概念図
本発明の一実施の形態に係るスキャン方向に対応した着目位置を説明するための図
本発明の一実施の形態に係るUI画面の構成例を示す図
本発明の一実施の形態に係る処理のフローチャート
本発明の一実施の形態に係る変形例を説明するための概念図
本発明の一実施の形態に係る変形例を説明するための概念図
【発明を実施するための形態】
【0009】
(本開示に至る経緯)
従来の文字認識に係る現場において、操作端末側および撮影対象側の両方もしくは一方を手動操作して撮影を行った際に、撮影対象の目的とする位置に対して合焦が正しく行われず、撮影画像にボケが生じてしまう場合がある。このようなボケを含む撮影画像に対して文字認識処理を行った場合、正しい認識結果が得られないことがある。また、文字認識は手書きの文字なども対象として行われている。手書きの文字の筆跡は人や状況に応じて千差万別であり、そのような文字を対象として文字認識を行う場合には、撮影画像内に含まれるボケを抑制することがより重要となる。
【0010】
また、撮影画像から文字を検出する文字認識処理は、一般的に処理負荷が高い。このため、不要な文字認識処理を繰り返すことを抑制するためには、文字認識を行う前に、撮影画像がより精度のよい文字認識を行うために適切な状態、すなわち、ボケの程度が低い状態か否を判定することが求められる。
(【0011】以降は省略されています)

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