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公開番号
2025009346
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023112285
出願日
2023-07-07
発明の名称
蓄電装置用端子および蓄電装置
出願人
プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01M
50/562 20210101AFI20250110BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】第1導電部材と第2導電部材との接続部の信頼性が高い端子およびそれを備えた蓄電装置を提供する。
【解決手段】負極端子40は、第1導電部材41と、第2導電部材42とを含んでいる。第1導電部材41は、第1面41aに第1凹部41Rを有している。第2導電部材42は、フランジ部42fと、軸部42sを有している。フランジ部42fの少なくとも一部は、第1凹部41R内に配置されている。第1導電部材41は、フランジ部42fと金属接合された金属接合部45を有している。フランジ部42fは、大径部42faと小径部42fbを有している。小径部42fbの外径は、大径部42faの外形の9/10以下である。小径部42fbの外周側面は、第1凹部41Rの内面と機械的に締結された締結部43を有している。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
第1金属からなる第1導電部材と、
前記第1金属とは異なる第2金属からなる第2導電部材と、
を含む蓄電装置用端子であって、
前記第1導電部材は、第1面に第1凹部を有し、
前記第2導電部材は、フランジ部と、前記フランジ部の一方の面に設けられた軸部を有し、
前記フランジ部の少なくとも一部は、前記第1凹部内に配置され、
前記第1導電部材は、前記フランジ部と金属接合された金属接合部を有し、
前記フランジ部は、大径部と小径部を有し、
前記小径部の外径は、前記大径部の外形の9/10以下であり、
前記小径部は、前記大径部よりも、前記軸部から遠い側に位置し、
前記小径部の外周側面が、前記第1凹部の内面と機械的に締結された締結部を有し、
前記大径部の上面が前記第1導電部材と接する、
蓄電装置用端子。
続きを表示(約 970 文字)
【請求項2】
前記小径部の外周側面には溝が設けられ、前記溝内に前記第1導電部材の一部が配置されている、請求項1に記載の蓄電装置用端子。
【請求項3】
前記第1導電部材と前記第2導電部材が接触する接触部を有し、
前記接触部の端部から離れた位置に、前記締結部が配置されている、請求項1または2に記載の蓄電装置用端子。
【請求項4】
前記第2導電部材における前記接触部の端部から離れた位置に、突起及び第2凹部の一方が設けられ、
前記第1導電部材は、前記突起及び前記第2凹部の一方と嵌合された前記突起及び前記第2凹部の他方を有する、請求項3に記載の蓄電装置用端子。
【請求項5】
前記第2導電部材は、前記大径部の上面であって、前記小径部の根本近傍に、前記突起及び前記第2凹部の一方を有する、請求項4に記載の蓄電装置用端子。
【請求項6】
前記接触部は、前記フランジ部の前記大径部の外周側面にも形成されている、請求項3に記載の蓄電装置用端子。
【請求項7】
正極及び負極を含む電極体と、
前記電極体を収容するケースと、
前記正極又は前記負極に電気的に接続され、前記ケースに取り付けられた端子と
を備え、
前記端子は、
第1金属からなる第1導電部材と、
前記第1金属とは異なる第2金属からなる第2導電部材と、
を含む蓄電装置用端子であって、
前記第1導電部材は、第1面に第1凹部を有し、
前記第2導電部材は、フランジ部と、前記フランジ部の一方の面に設けられた軸部を有し、
前記フランジ部の少なくとも一部は、前記第1凹部内に配置され、
前記第1導電部材は、前記フランジ部と金属接合された金属接合部を有し、
前記フランジ部は、大径部と小径部を有し、
前記小径部の外径は、前記大径部の外形の9/10以下であり、
前記小径部は、前記大径部よりも、前記軸部から遠い側に位置し、
前記小径部の外周側面が、前記第1凹部の内面と機械的に締結された締結部を有し、
前記大径部の上面が前記第1導電部材と接する、
蓄電装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電装置用端子および蓄電装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2022-049726号公報には、プレート状の金属製の第1部材と、当該第1部材の一方の表面に超音波溶接された金属製の第2部材とを備えた端子が開示されている。第1部材では、第2部材が溶接された表面とは反対側の表面に凹部が形成されている。当該凹部において、第1部材と第2部材とが超音波溶接されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-049726号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者は、複数の部材が接続された蓄電装置用端子において、各部材の接続部の信頼性をより向上させたいと考えている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ここで開示される蓄電装置用端子は、第1金属からなる第1導電部材と、第1金属とは異なる第2金属からなる第2導電部材とを含んでいる。第1導電部材は、第1面に第1凹部を有している。第2導電部材は、フランジ部と、フランジ部の一方の面に設けられた軸部を有している。フランジ部の少なくとも一部は、第1凹部内に配置されている。第1導電部材は、フランジ部と金属接合された金属接合部を有している。フランジ部は、大径部と小径部を有している。小径部の外径は、大径部の外形の9/10以下である。小径部は、大径部よりも、軸部から遠い側に位置している。小径部の外周側面は、第1凹部の内面と機械的に締結された締結部を有している。大径部の上面が第1導電部材と接している。
【0006】
かかる蓄電装置用端子は、第1導電部材と第2導電部材との接続部の信頼性が高い。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、蓄電装置100の斜視図である。
図2は、図1のII-II線に沿う模式的な縦断面図である。
図3は、封口板24にとり付けられた負極端子40を示す断面図である。
図4は、組電池200を示す斜視図である。
図5は、外部導電部材48の模式図である。
図6は、負極端子40の断面図である。
図7は、第2導電部材42の斜視図である。
図8は、突起42pの模式図である。
図9は、他の実施形態にかかる突起42pの模式図である。
図10は、他の実施形態にかかる負極端子40Aの断面図である。
図11は、他の実施形態にかかる負極端子40Bの断面図である。
図12は、他の実施形態にかかる負極端子40Cの断面図である。
図13は、他の実施形態にかかる負極端子40Dの断面図である。
図14は、他の実施形態にかかる負極端子40Eの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、ここで開示される技術の一実施形態について図面を参照して説明する。ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。各図面は模式的に描かれており、必ずしも実物を反映していない。また、同一の作用を奏する部材・部位には、適宜に同一の符号を付し、重複する説明は適宜に省略される。以下の説明において、図面中の符号L、R、F、Rr、U、Dは、左、右、前、後、上、下を表し、図面中の符号X、Y、Zは、蓄電装置の長辺方向、短辺方向、高さ方向を、それぞれ表すものとする。ただし、これらは説明の便宜上の方向に過ぎず、蓄電装置の設置形態を何ら限定するものではない。
【0009】
なお、本明細書において「蓄電装置」とは、電気エネルギーを取り出し可能な蓄電装置全般を指す用語である。蓄電装置には、電解質を介して一対の電極(正極と負極)の間で電荷担体が移動することによって繰り返し充放電可能な二次電池の他、電気二重層キャパシタ等のキャパシタ等も含まれる。以下、蓄電装置の製造方法について、リチウムイオン二次電池を対象とした場合の実施形態について説明する。
【0010】
<蓄電装置100>
図1は、蓄電装置100の斜視図である。図2は、図1のII-II線に沿う模式的な縦断面図である。図2では、ガスケット50およびインシュレータ60の図示は省略されている。図3は、封口板24にとり付けられた負極端子40を示す断面図である。図4は、組電池200を示す斜視図である。図4では、ここで開示される蓄電装置100を単電池として、複数の蓄電装置100がバスバー90を介して直列に接続された形態が図示されている。
(【0011】以降は省略されています)
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