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公開番号
2025009241
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023112106
出願日
2023-07-07
発明の名称
光モジュール及び光モジュールの製造方法
出願人
新光電気工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G02B
6/30 20060101AFI20250110BHJP(光学)
要約
【課題】簡易に調芯できる光モジュールを提供する。
【解決手段】光モジュール20は、基板30上に形成された第1クラッド層50と、第1クラッド層50を厚さ方向に貫通する第1溝部51と、第1クラッド層50の上面に形成された第2クラッド層60とを有する。光モジュール20は、第1クラッド層50及び第2クラッド層60を厚さ方向に貫通する第2溝部62と、第1クラッド層50の上面に搭載されたシリコンフォトニクス部品70と、第2溝部62に嵌合されたシングルモードファイバ80とを有する。シリコンフォトニクス部品70は、本体部71の下面よりも下方に位置する光軸A1を有する。本体部71の下面は、第1クラッド層50の上面に接触している。光軸A1は、第1溝部51に収容されている。シングルモードファイバ80の外周面は、第2溝部62の底面に接触するとともに、第2溝部62の内壁面64に接触している。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
基板と、
前記基板上に形成された第1クラッド層と、
前記第1クラッド層を厚さ方向に貫通する第1溝部と、
前記第1クラッド層の上面に形成された第2クラッド層と、
前記第1クラッド層及び前記第2クラッド層を厚さ方向に貫通するとともに、前記第1溝部に連通する第2溝部と、
前記第2クラッド層から露出する前記第1クラッド層の上面に搭載されたシリコンフォトニクス部品と、
前記第2溝部に嵌合されたシングルモードファイバと、を有し、
前記シリコンフォトニクス部品は、本体部と、前記本体部の下面よりも下方に突出した位置に設けられる光軸とを有し、
前記本体部の下面は、前記第1クラッド層の上面に接触しており、
前記本体部の側面は、前記第2クラッド層の側面に接触しており、
前記光軸は、前記第1溝部に収容されており、
前記シングルモードファイバの外周面は、前記第2溝部の底面に接触するとともに、前記第2溝部の内壁面に接触しており、
前記光軸は、前記シングルモードファイバのコアに対向している光モジュール。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記シングルモードファイバは、円柱状に形成されており、
前記第2溝部の平面形状は、第1方向に延びる長方形状に形成されており、
前記第2溝部は、前記第1方向と直交する第2方向において互いに対向する一対の前記内壁面を有し、
前記シングルモードファイバの外周面は、前記一対の内壁面の両方に接触しており、
前記光軸は、前記第1方向から見た平面視において、前記第2溝部の前記第2方向の中心に重なるように設けられている請求項1に記載の光モジュール。
【請求項3】
前記一対の内壁面の各々は、前記第2クラッド層の上面から前記基板に向かうに連れて前記第2溝部の前記第2方向の中心に近づくように傾斜している請求項2に記載の光モジュール。
【請求項4】
前記第2溝部の前記第2方向に沿う開口幅は、前記第1溝部の前記第2方向に沿う開口幅よりも大きい請求項2に記載の光モジュール。
【請求項5】
前記基板の上面に形成された金属層を有し、
前記金属層は、前記第2クラッド層と平面視で重なるように形成されており、
前記第1クラッド層は、前記金属層を被覆するように前記基板の上面に形成されており、
前記第2溝部は、前記金属層の上面を露出するように形成されており、
前記シングルモードファイバの外周面は、前記第2溝部から露出する前記金属層の上面に接触している請求項1に記載の光モジュール。
【請求項6】
前記光軸のサイズは、前記コアのサイズよりも小さい請求項1に記載の光モジュール。
【請求項7】
前記シリコンフォトニクス部品と前記シングルモードファイバとを接合する光学接着剤を有し、
前記光学接着剤は、前記シリコンフォトニクス部品と前記シングルモードファイバとの間の隙間に充填されている請求項1に記載の光モジュール。
【請求項8】
前記第2溝部は、前記第1クラッド層のみの単層部分に延びる延長溝部を有し、
前記光軸は、前記第1溝部及び前記延長溝部に収容されている請求項1に記載の光モジュール。
【請求項9】
基板上に、第1溝部を有する第1クラッド層を形成する工程と、
前記第1クラッド層の上面に第2クラッド層を形成する工程と、
前記第1クラッド層と前記第2クラッド層とを厚さ方向に貫通するとともに、前記第1溝部に連通する第2溝部を形成する工程と、
本体部と前記本体部の下面よりも下方に突出した位置に設けられた光軸とを有するシリコンフォトニクス部品を、前記第2クラッド層から露出する前記第1クラッド層の上面に搭載する工程と、
前記第2溝部にシングルモードファイバを嵌合する工程と、を有し、
前記シリコンフォトニクス部品は、前記本体部の下面が前記第1クラッド層の上面に接触され、前記本体部の側面が前記第2クラッド層の側面に接触されるとともに、前記光軸が前記第1溝部に収容された状態で、前記第1クラッド層の上面に搭載され、
前記シングルモードファイバは、前記第2溝部の底面と前記第2溝部の内壁面とに接触された状態で、前記第2溝部に嵌合される光モジュールの製造方法。
【請求項10】
前記基板の上面に金属層を形成する工程を有し、
前記第1クラッド層は、前記金属層を被覆するように前記基板の上面に形成され、
前記第2溝部は、レーザ加工法により、前記第1クラッド層と前記第2クラッド層とを厚さ方向に貫通して前記金属層の上面を露出するように形成される請求項9に記載の光モジュールの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光モジュール及び光モジュールの製造方法に関するものである。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、光通信に使用される光モジュールとしては、シリコンフォトニクス部品と光ファイバとを有するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。光モジュールでは、シリコンフォトニクス部品の光軸と光ファイバのコアとを精度良く位置合わせする必要がある。すなわち、光モジュールでは、シリコンフォトニクス部品と光ファイバとの光軸を合わせる調芯を高精度に行う必要がある。特に、光ファイバがシングルモードファイバである場合には、そのシングルモードファイバのコア径が10μm程度であるため、位置合わせにおいて数μmしか位置ずれを許容できず、高精度の調芯が要求される。このような調芯には、アクティブアライメントが用いられる。アクティブアライメントでは、シリコンフォトニクス部品から光を出射させながらその光の分布をモニタし、最も光が強くなるようにシリコンフォトニクス部品に対してシングルモードファイバを位置合わせする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-079061号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、アクティブアライメントは、専用の装置と長い作業時間とを必要とする。そこで、簡易な方法によってシリコンフォトニクス部品とシングルモードファイバとを調芯できる技術が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一観点によれば、基板と、前記基板上に形成された第1クラッド層と、前記第1クラッド層を厚さ方向に貫通する第1溝部と、前記第1クラッド層の上面に形成された第2クラッド層と、前記第1クラッド層及び前記第2クラッド層を厚さ方向に貫通するとともに、前記第1溝部に連通する第2溝部と、前記第2クラッド層から露出する前記第1クラッド層の上面に搭載されたシリコンフォトニクス部品と、前記第2溝部に嵌合されたシングルモードファイバと、を有し、前記シリコンフォトニクス部品は、本体部と、前記本体部の下面よりも下方に突出した位置に設けられる光軸とを有し、前記本体部の下面は、前記第1クラッド層の上面に接触しており、前記本体部の側面は、前記第2クラッド層の側面に接触しており、前記光軸は、前記第1溝部に収容されており、前記シングルモードファイバの外周面は、前記第2溝部の底面に接触するとともに、前記第2溝部の内壁面に接触しており、前記光軸は、前記シングルモードファイバのコアに対向している。
【発明の効果】
【0006】
本発明の一観点によれば、簡易に調芯できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、一実施形態の光モジュールを示す概略斜視図である。
図2は、一実施形態の光モジュールを示す概略平面図である。
図3は、一実施形態の光モジュールを示す概略断面図(図2における3-3線断面図)である。
図4は、一実施形態の光モジュールを示す概略断面図(図2における4-4線断面図)である。
図5は、一実施形態の光モジュールを示す概略断面図(図2における5-5線断面図)である。
図6は、一実施形態の光モジュールの製造方法を示す概略平面図である。
図7は、一実施形態の光モジュールの製造方法を示す概略平面図である。
図8は、一実施形態の光モジュールの製造方法を示す概略断面図(図7における8-8線断面図)である。
図9は、一実施形態の光モジュールの製造方法を示す概略平面図である。
図10は、一実施形態の光モジュールの製造方法を示す概略断面図(図9における10-10線断面図)である。
図11は、一実施形態の光モジュールの製造方法を示す概略斜視図である。
図12は、一実施形態の光モジュールの製造方法を示す概略平面図である。
図13は、一実施形態の光モジュールの製造方法を示す概略断面図(図12における13-13線断面図)である。
図14は、一実施形態の光モジュールの製造方法を示す概略断面図(図12における14-14線断面図)である。
図15は、一実施形態の光モジュールの製造方法を示す概略斜視図である。
図16は、一実施形態の光モジュールの製造方法を示す概略断面図である。
図17は、一実施形態の光モジュールの製造方法を示す概略断面図である。
図18は、一実施形態の光モジュールの製造方法を示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、一実施形態について添付図面を参照して説明する。
なお、添付図面は、便宜上、特徴を分かりやすくするために特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率については各図面で異なる場合がある。また、断面図では、各部材の断面構造を分かりやすくするために、一部の部材のハッチングを梨地模様に代えて示し、一部の部材のハッチングを省略している。各図面では、相互に直交するX軸、Y軸、Z軸を図示している。以下の説明では、便宜上、X軸に沿って延びる方向をX軸方向と称し、Y軸に沿って延びる方向をY軸方向と称し、Z軸に沿って延びる方向をZ軸方向と称する。なお、本明細書において、「平面視」とは、特に記載がない限り、対象物をZ軸方向から見ることを言う。また、本明細書において、「平面形状」とは、特に記載がない限り、対象物をZ軸方向から見た形状のことを言う。また、本明細書における「対向」とは、面同士又は部材同士が互いに正面の位置にあることを指し、互いが完全に正面の位置にある場合だけでなく、互いが部分的に正面の位置にある場合を含む。本明細書における「対向」とは、2つの部材が互いに離れている場合だけでなく、2つの部材が互いに接触している場合も含む。
【0009】
(光モジュール20の全体構成)
図1及び図2に示すように、光モジュール20は、基板30と、金属層40と、第1クラッド層50と、第2クラッド層60とを有している。光モジュール20は、基板30に搭載された1以上(本実施形態では、1つ)のシリコンフォトニクス部品70と、基板30に搭載された1以上(本実施形態では、1つ)のシングルモードファイバ80とを有している。
【0010】
図1に示すように、シングルモードファイバ80は、光信号を伝搬するコア81と、そのコア81の外周を包囲するクラッド82とを有している。シングルモードファイバ80は、円柱状に形成されている。シングルモードファイバ80のサイズは、任意の大きさに設定することができる。本実施形態のシングルモードファイバ80の直径(外径)は、125μmである。シングルモードファイバ80のコア径、つまりコア81の直径は、例えば、10μm程度である。
(【0011】以降は省略されています)
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