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公開番号
2025008442
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023110622
出願日
2023-07-05
発明の名称
エレベーターおよびエレベーター制御方法
出願人
株式会社日立製作所
代理人
弁理士法人サンネクスト国際特許事務所
主分類
B66B
1/18 20060101AFI20250109BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】乗り場での待機人数および利用者の待機時間の偏りを解消し、乗り場全体での待機時間を短縮し得るエレベーターを提供する。
【解決手段】各かごに割り振られている利用者の人数である利用者人数を示す情報を出発階ごとに記憶する記憶部と、記憶部により記憶されている利用者人数を示す情報に基づいて、各かごについて、乗車可能な利用者の人数である乗車可能人数を出発階ごとに算出する演算部と、演算部により算出された乗車可能人数に基づいて、行先階登録装置により登録された行先階を何れかのかごに割り当てる割当処理部と、を設けるようにした。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のかごの中から利用者により指定されたかごの行先階を登録可能な行先階登録装置を備えるエレベーターであって、
各かごに割り振られている利用者の人数である利用者人数を示す情報を出発階ごとに記憶する記憶部と、
前記記憶部により記憶されている利用者人数を示す情報に基づいて、各かごについて、乗車可能な利用者の人数である乗車可能人数を出発階ごとに算出する演算部と、
前記演算部により算出された乗車可能人数に基づいて、前記行先階登録装置により登録された行先階を何れかのかごに割り当てる割当処理部と、
を備えるエレベーター。
続きを表示(約 980 文字)
【請求項2】
前記記憶部は、各かごに割り振られている利用者の人数である利用者人数を示す情報を、出発階ごと、かつ、行先階ごとに記憶し、
前記演算部は、前記記憶部により記憶されている利用者人数を示す情報に基づいて、各かごについて、乗車可能な利用者の人数である乗車可能人数を、出発階ごと、かつ、行先階ごとに算出する、
請求項1に記載のエレベーター。
【請求項3】
前記記憶部は、乗場に待機している利用者の人数である待機人数を示す情報を記憶し、
前記演算部は、前記記憶部に記憶されている待機人数を示す情報に基づいて、乗場における混雑の度合いを示す混雑度を算出し、算出した混雑度に基づいて乗車可能人数を算出する、
請求項1に記載のエレベーター。
【請求項4】
第1の階床に設けられた行先階登録装置において、前記第1の階床とは異なる第2の階床が利用者により指示された場合、
前記第1の階床が出発階であり、前記第2の階床が行先階であり、
前記割当処理部は、前記出発階および前記行先階と同じ出発階および行先階が割り当てられているかごを割当優先かごとして設定する、
請求項1に記載のエレベーター。
【請求項5】
前記割当処理部は、乗車可能人数が0人であるかごを割当除外かごとして設定し、前記行先階登録装置により登録された行先階を、設定した割当除外かご以外の何れかのかごに割り当てる、
請求項1に記載のエレベーター。
【請求項6】
複数のかごの中から利用者により指定されたかごの行先階を登録可能な行先階登録装置を備えるエレベーターのエレベーター制御方法であって、
前記エレベーターは、各かごに割り振られている利用者の人数である利用者人数を示す情報を出発階ごとに記憶する記憶部を備え、
演算部が、前記記憶部により記憶されている利用者人数を示す情報に基づいて、各かごについて、乗車可能な利用者の人数である乗車可能人数を出発階ごとに算出することと、
割当処理部が、前記演算部により算出された乗車可能人数に基づいて、前記行先階登録装置により登録された行先階を何れかのかごに割り当てることと、
を含むエレベーター制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、行先階登録装置により行先階が登録されるエレベーターに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
エレベーター群管理システムは、複数のかごを1つのグループとして扱うことで、利用者に対してより効果的な運行サービスを提供する。より具体的には、複数のかごを1つのグループとして管理し、ある階床において乗り場呼びが発生した場合に、当該グループの中から最適なかごを1つ選択し、選択したかごに上記乗り場呼びを割り当てる処理を実施する。
【0003】
行先階予約システム式の群管理(以下、行先階予約式群管理と称する)とは、かごに乗車する前に、乗り場に設けられている行先階登録装置で行先階を登録する方式の群管理である。一般のエレベーター群管理では、乗り場で上方向の呼びまたは下方向の呼びを登録して、到着したかごに乗った後に行先階を登録するのに対して、行先階予約式群管理では、利用者の行先階が事前に分かるので、行先階に応じてより最適なかごを割り当てることができる。
【0004】
特許文献1には、行先階登録装置を備えたエレベーター群管理システムに関し、任意の階床の乗場において、利用者がHDC(乗場行先階登録装置)を操作して行先階を指定すると、その行先階と出発階を対にした行先呼びがHDCから発行され、この行先呼びを用いて群管理制御装置に備えられた割当制御部が待機時間、乗車時間等をベースとする評価式Eに基づいて最適な乗りかごに当該行先呼びを割り当てることが開示されている。
【0005】
特許文献2には、行先階登録装置を備えたエレベーター群管理システムに関し、同乗グループかご割当部により同乗グループ単位にかごの割当を行うことにより、同一乗車階および同一行先階の乗客であっても異なる同乗グループに設定することができるため、同一乗車階および同一行先階の乗客が多数出現した場合でも、積み残しなく適切なかご割当処理を行うことが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-125189号公報
国際公開第10/032625号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載の方法では、割当決定時および割当変更時に同一出発階および同一行先階が割り当てられているかごに優先して行先呼びを割り当てるため、フロア間での待機人数に偏りが生じ、建物全体での待機時間が悪化する問題がある。
【0008】
特許文献2に記載の方法では、同乗グループの作成に関して、出発階ごとの待機人数の偏りや、混雑階で満員になった場合に、混雑階と行先階との間にある途中階を出発階とする利用者が乗車できなくなることについては何ら考慮されていない。
【0009】
本発明は、以上の点を考慮してなされたもので、乗り場での待機人数および利用者の待機時間の偏りを解消し、乗り場全体での待機時間を短縮し得るエレベーター等を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
かかる課題を解決するため本発明においては、複数のかごの中から利用者により指定されたかごの行先階を登録可能な行先階登録装置を備えるエレベーターであって、各かごに割り振られている利用者の人数である利用者人数を示す情報を出発階ごとに記憶する記憶部と、前記記憶部により記憶されている利用者人数を示す情報に基づいて、各かごについて、乗車可能な利用者の人数である乗車可能人数を出発階ごとに算出する演算部と、前記演算部により算出された乗車可能人数に基づいて、前記行先階登録装置により登録された行先階を何れかのかごに割り当てる割当処理部と、を設けるようにした。
(【0011】以降は省略されています)
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