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公開番号2025015289
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023118610
出願日2023-07-20
発明の名称分析装置、分析方法、および分析プログラム
出願人株式会社日立製作所
代理人藤央弁理士法人
主分類G06T 7/00 20170101AFI20250123BHJP(計算;計数)
要約【課題】分析対象に関するグラフをキャプチャした画像データから推論を行う学習モデルの学習の効率化を図る分析装置、方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】プログラムを実行するプロセッサと、プログラムを記憶する記憶デバイスと、を有する分析装置において、プログラムは、分析対象に関するグラフが配置された表示画面上の配置領域からグラフの第1画像データを、分析対象に関する学習モデルに入力される訓練データとして生成する第1生成処理と、第1生成処理によって第1画像データが生成された場合、グラフに対応する分析対象に関する目的データを、学習モデルの学習に用いられる正解データとして取得する取得処理と、学習モデルに第1画像データが入力された結果出力される学習結果と、取得処理によって取得された目的データと、に基づいて、学習モデルを学習する学習処理と、をプロセッサに実行させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶する記憶デバイスと、を有する分析装置であって、
前記プロセッサは、
分析対象に関するグラフが配置された表示画面上の配置領域から前記グラフの第1画像データを、前記分析対象に関する学習モデルに入力される訓練データとして生成する第1生成処理と、
前記第1生成処理によって前記第1画像データが生成された場合、前記グラフに対応する前記分析対象に関する目的データを、前記学習モデルの学習に用いられる正解データとして取得する取得処理と、
前記学習モデルに前記第1画像データが入力された結果出力される学習結果と、前記取得処理によって取得された目的データと、に基づいて、前記学習モデルを学習する学習処理と、
を実行することを特徴とする分析装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
請求項1に記載の分析装置であって、
前記配置領域には、前記グラフが複数配置され、前記配置領域は、複数のグラフのうち第1グラフが表示される表示領域と、前記複数のグラフのうち前記第1グラフとは異なる第2グラフが表示されない非表示領域と、を含む、
ことを特徴とする分析装置。
【請求項3】
請求項1に記載の分析装置であって、
前記グラフは、前記分析対象に入力されたデータ、前記分析対象が検出したデータ、前記分析対象の挙動を検出したデータ、前記分析対象の内部処理によって生成されたデータ、および前記分析対象から出力されたデータのうち少なくとも1種類の分析データに基づいて作成される、
ことを特徴とする分析装置。
【請求項4】
請求項1に記載の分析装置であって、
前記第1生成処理では、前記プロセッサは、前記配置領域に前記グラフが複数配置されている場合、前記グラフごとに前記第1画像データを生成し、
前記取得処理では、前記プロセッサは、2以上の前記グラフの各々の前記第1画像データの組み合わせについて前記目的データを取得し、
前記学習処理では、前記プロセッサは、前記学習モデルに前記2以上の前記グラフの各々の前記第1画像データが入力された結果出力される学習結果と、前記目的データと、に基づいて、前記学習モデルを学習する、
ことを特徴とする分析装置。
【請求項5】
請求項1に記載の分析装置であって、
前記プロセッサは、
前記グラフの第2画像データを生成する第2生成処理と、
前記第2生成処理によって生成された第2画像データを前記学習モデルに入力することにより推論結果を出力する推論処理と、
を実行することを特徴とする分析装置。
【請求項6】
請求項4に記載の分析装置であって、
前記プロセッサは、
前記2以上の前記グラフの各々の第2画像データを生成する第2生成処理と、
前記第2生成処理によって生成された2以上の第2画像データの組み合わせを前記学習モデルに入力することにより推論結果を出力する推論処理と、
を実行することを特徴とする分析装置。
【請求項7】
プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶する記憶デバイスと、を有する分析装置による分析方法であって、
前記プロセッサは、
分析対象に関するグラフが配置された表示画面上の配置領域から前記グラフの第1画像データを、前記分析対象に関する学習モデルに入力される訓練データとして生成する第1生成処理と、
前記第1生成処理によって前記第1画像データが生成された場合、前記グラフに対応する前記分析対象に関する目的データを、前記学習モデルの学習に用いられる正解データとして取得する取得処理と、
前記学習モデルに前記第1画像データが入力された結果出力される学習結果と、前記取得処理によって取得された目的データと、に基づいて、前記学習モデルを学習する学習処理と、
を実行することを特徴とする分析方法。
【請求項8】
プロセッサに、
分析対象に関するグラフが配置された表示画面上の配置領域から前記グラフの第1画像データを、前記分析対象に関する学習モデルに入力される訓練データとして生成する第1生成処理と、
前記第1生成処理によって前記第1画像データが生成された場合、前記グラフに対応する前記分析対象に関する目的データを、前記学習モデルの学習に用いられる正解データとして取得する取得処理と、
前記学習モデルに前記第1画像データが入力された結果出力される学習結果と、前記取得処理によって取得された目的データと、に基づいて、前記学習モデルを学習する学習処理と、
を実行させることを特徴とする分析プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、学習モデルの生成および学習モデルを用いた推論を実行する分析装置、分析方法、および分析プログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
製造現場、農場、ソフトウェア開発工場など様々な現場で生産性向上を目的としたAI(Artificial Intelligence)の活用が増え始めている。AIの活用例としては、時系列データまたは非時系列データを分析して生産性や品質などを分析することがある。AIを導入するには様々なシステムのデータベースから上記データの抽出や大量で多様な上記データを活用した学習モデルの生成、および学習モデルによる分析が必要となり多大なコストが掛かる。
【0003】
下記特許文献1には、測定デバイスを含む環境の画像をキャプチャすることと、画像に含まれるターゲット領域を検出することであって、ターゲット領域は測定デバイスの少なくとも一部を含む、検出することと、ターゲット領域を検出することに基づいて、測定デバイスに関連する識別情報を決定することと、ターゲット領域を検出することに基づいて、測定デバイスに関連する測定情報を抽出することとを含む、工場又はプラント環境において読取りする機器用の方法、システム、及びデバイスが記載される。いくつかの態様では、ターゲット領域を検出することは、画像を機械学習ネットワークに提供することと、機械学習ネットワークが検出モデルに基づいて画像を処理することに応答して、機械学習ネットワークから出力を受信することであって、出力はターゲット領域を含む、受信することとを含み得る。
【0004】
下記特許文献2は、現在学習周期に対して、複数の候補機器のリソース情報に基づいて、複数の候補機器のうち、実行すべき少なくとも1つの学習タスクのそれぞれに対する対象機器を特定することと、各タスクに対する対象機器に各タスクに対するグローバルモデルを送信することで、各タスクに対する対象機器が各タスクに対するグローバルモデルをトレーニングすることと、各タスクのすべての対象機器に対して送信されたトレーニング後モデルを受信したことに応答して、トレーニング後モデルに基づいて各タスクに対するグローバルモデルを更新して、現在学習周期を完了することと、を含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-29227号公報
特開2022-136234号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、生産管理システムや品質管理システムで扱うデータは1種類だけではなく、多数の種類の情報から構成されることが多い。特許文献1では、現場のメータは外部から確認できる範囲しか撮影されない。したがって、表示画面をスクロールなどする必要があるときは対応できない。このため、生産管理システムがダッシュボードに表示するデータが1表示画面に収まらず、全てのデータを読み取るためには、マウスで表示画面をスクロールする必要がある。すなわち、上述した特許文献1では、多数の情報が表示され、スクロールしないと全体が表示されないダッシュボード上の情報の取得については考慮されていない。
【0007】
また、特許文献1では1画像1情報を基本とするため、複数の情報が1画面に混在する場合、それらをデータ化して特許文献2のシステムに入力することについては考慮されていない。また、複数の情報をデータ化する場合、それぞれデータ形式が異なると、学習モデルへの入力に際しデータ成形が必要になるが、特許文献1および特許文献2には、データ成形については考慮されていない。
【0008】
本発明は、学習の効率化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願において開示される発明の一側面となる分析装置は、プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶する記憶デバイスと、を有する分析装置であって、前記プロセッサは、分析対象に関するグラフが配置された表示画面上の配置領域から前記グラフの第1画像データを、前記分析対象に関する学習モデルに入力される訓練データとして生成する第1生成処理と、前記第1生成処理によって前記第1画像データが生成された場合、前記グラフに対応する前記分析対象に関する目的データを、前記学習モデルの学習に用いられる正解データとして取得する取得処理と、前記学習モデルに前記第1画像データが入力された結果出力される学習結果と、前記取得処理によって取得された目的データと、に基づいて、前記学習モデルを学習する学習処理と、を実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明の代表的な実施の形態によれば、学習の効率化を図ることができる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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