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公開番号
2025014070
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-29
出願番号
2021162836
出願日
2021-10-01
発明の名称
走行パターン生成装置
出願人
株式会社日立製作所
代理人
弁理士法人第一国際特許事務所
主分類
B60L
15/40 20060101AFI20250122BHJP(車両一般)
要約
【課題】予め生成された走行パターンに従って駅間を列車が走行中に、次駅までの進行方向にて天候に変化が生じた場合に、残りの走行区間にて天候変化に対応した走行パターンへ修正することができないという課題がある。
【解決手段】列車の位置と速度の関係である走行パターンを生成する走行パターン生成装置であって、前記列車の走行中に、前記列車の進行方向前方の観測地点にて取得される天候に関する情報である天候状況情報と前記観測地点の位置情報である天候取得位置情報を受信する情報送受信部と、前記天候状況情報と前記天候取得位置情報に応じて、前記走行パターンの修正対象の区間であるパターン修正区間を決定する区間決定部と、前記パターン修正区間にて、前記天候状況情報に応じて、前記走行パターンを修正する走行パターン生成部を備えることを特徴とする走行パターン生成装置。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
列車の位置と速度の関係である走行パターンを生成する走行パターン生成装置であって、
前記列車の走行中に、
前記列車の進行方向前方の観測地点にて取得される天候に関する情報である天候状況情報と前記観測地点の位置情報である天候取得位置情報を受信する情報送受信部と、
前記天候状況情報と前記天候取得位置情報に応じて、前記走行パターンの修正対象の区間であるパターン修正区間を決定する区間決定部と、
前記パターン修正区間にて、前記天候状況情報に応じて、前記走行パターンを修正する走行パターン生成部を備える
ことを特徴とする走行パターン生成装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の走行パターン生成装置であって、
前記観測地点が前記列車が走行する軌道上に複数存在し、
前記区間決定部は、第一の観測地点での天候状況情報と、前記第一の観測地点と隣り合い、前記列車の進行方向に対して前方に位置する第二の観測地点での天候状況情報とを比較し、
天候状況情報が異なる場合には、現在地点から停止地点までをパターン修正区間に決定する
ことを特徴とする走行パターン生成装置。
【請求項3】
請求項1に記載の走行パターン生成装置であって、
前記観測地点が、前記列車が走行する軌道上に複数存在し、2つの観測地点の間を1つの区間とするとき、
前記区間決定部は、第一の観測地点での天候状況情報と、前記第一の観測地点と隣り合い、前記列車の進行方向に対して前方に位置する第二の観測地点の天候状況情報とを比較し、
天候状況情報が異なる場合には、現在地点から停止地点までのうち、天候状況情報が異なる2つの観測地点の間の区間を選別し、当該選別された区間をパターン修正区間に決定する
ことを特徴とする走行パターン生成装置。
【請求項4】
請求項2または請求項3に記載の走行パターン生成装置であって、
前記区間決定部は、前記第一の観測地点での天候状況情報と、前記第二の観測地点での天候状況情報とを比較し、
天候状況情報が一致する場合には、前記第二の観測地点と隣り合い、前記列車の進行方向に対して前方に位置する第三の観測地点の天候状況情報を取得する
ことを特徴とする走行パターン生成装置。
【請求項5】
請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の走行パターン生成装置であって、
前記列車にて予め設定された走行パターンと実際の走行状態を比較し、前記予め設定された走行パターンに従った走行ができているかどうかを判定する走行状態監視部をさらに備え、
前記走行状態監視部が走行パターンに従って走行できていないと判定した場合に、
前記区間決定部が、パターン修正区間を決定し、走行パターン生成部が前記パターン修正区間の走行パターンを修正する
ことを特徴とする走行パターン生成装置。
【請求項6】
請求項5に記載の走行パターン生成装置であって、
前記走行状態監視部は、前記走行パターンで規定される速度に到達しているかどうかの判定、または、現在時刻から予め規定された次駅到着時刻までの残りの走行時分に対して、現在地点から次駅までの残りの走行距離が閾値内となるかの判定の少なくともいずれか1つを行う
ことを特徴とする走行パターン生成装置。
【請求項7】
請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の走行パターン生成装置であって、
走行パターン生成部にて修正された走行パターンに応じた表示を行う運転台表示部をさらに備える
ことを特徴とする走行パターン生成装置。
【請求項8】
請求項7に記載の走行パターン生成装置であって、
手動で入力した前記列車の制御指令を出力する手動力行指令部を備える
ことを特徴とする走行パターン生成装置。
【請求項9】
請求項1乃至請求項8のいずれか1つに記載の走行パターン生成装置であって、
前記走行パターン生成部は、前記パターン修正区間と天候ごとに予め決められた走行パターンに基づいて、前記列車の前記走行パタ―ンを修正する
ことを特徴とする走行パターン生成装置。
【請求項10】
請求項1乃至請求項8のいずれか1つに記載の走行パターン生成装置であって、
前記走行パターン生成部は、予め決められた天候ごとの補正値に従い、前記走行パターンを修正する
ことを特徴とする走行パターン生成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、走行パターンを生成する走行パターン生成装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1では、軌道上を走行する軌道輸送システムにおいて、駅間を複数に分割した区間毎のリスク値と、前記駅間の走行時間の情報から、自動で走行パターンを作成することを特徴とする走行パターン生成装置にて、リスク値の項目の1つとして、風、雨等の自然環境条件を取り入れることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-134532号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1は、駅間全体の走行パターンを生成するものであり、生成された走行パターンに従って、列車が駅間を走行中に、次駅までの進行方向にて天候に変化が生じた場合に、残りの走行区間にて天候変化に対応した走行パターンへ修正することができないという課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
列車の位置と速度の関係である走行パターンを生成する走行パターン生成装置であって、前記列車の走行中に、前記列車の進行方向前方の観測地点にて取得される天候に関する情報である天候状況情報と前記観測地点の位置情報である天候取得位置情報を受信する情報送受信部と、前記天候状況情報と前記天候取得位置情報に応じて、前記走行パターンの修正対象の区間であるパターン修正区間を決定する区間決定部と、前記パターン修正区間にて、前記天候状況情報に応じて、前記走行パターンを修正する走行パターン生成部を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、列車が駅間を走行中に、次駅までの進行方向にて天候に変化が生じた場合にも、残りの走行区間において、天候変化に対応した走行パターンに修正することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施例1にかかる概要例を示す図である。
実施例1にかかる走行パターンの変化前後を示す図である。
実施例1にかかる車上装置及び地上装置における機能ブロックの概略図である。
実施例1にかかる全体の流れを示すフローチャートである。
実施例1にかかる走行状態監視についてのフローチャートである。
実施例1にかかるパターン修正区間を決定する流れを示すフローチャートである。
実施例1にかかる天候状況の判断基準を示す表である。
実施例1にかかる記憶部にて保有するデータの一例及び走行パターン修正方法の概要を示す図である。
実施例2にかかる補正値テーブルを示す表である。
実施例3にかかる車上装置及び地上装置における機能ブロックの概略図である。
実施例3にかかる走行パターンデータベース内での処理の流れを示すフローチャートである。
実施例4にかかる走行パターン修正方法の概要を示す図である。
実施例5にかかる走行パターン修正方法の概要を示す図である。
実施例5にかかる走行パターン修正方法の概要を示すフローチャートである。
実施例6にかかる車上装置及び地上装置における機能ブロックの概略図である。
実施例7にかかる走行パターンの変化前後を示す図である。
実施例8にかかる天候情報取得方法の概要を示す図である。
実施例9にかかる天候情報取得方法の概要を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施例を図面を用いて説明する。
【実施例】
【0009】
実施例1では、自動運転が可能な列車における走行パターン生成装置について説明する。図1は、実施例1の概要を示した図である。実施例1は、列車1が出発駅3aを出発し、次駅である到着駅3bに到着するまでの駅間を走行中に、当該列車が走行する区間にて天候状況に応じて、走行パターンを自動で修正するものである。本願における、走行パターンの修正とは、予め設定された走行パターンをいずれかの方法によって変更することであり、予め設定した走行パターンをベースに補正を行う方式のものだけでなく、該当区間の走行パターンを新たに作り直す形式のものも含める。
【0010】
本実施例では、列車が停止している出発駅3aと列車1が進行し、終点となる到着駅3bの隣接する2つの駅の間に、観測地点が3つ設置されている状況を想定する。それぞれの駅及び観測地点は、天候状況を確認する手段を有する。3つの観測地点は、出発駅に近い順に、第1の観測地点2a、第2の観測地点2b、第3の観測地点2cとし、第3の観測地点3cが最も到着駅3bの近くに設置されている。また、出発駅3aから第1の観測地点2aまでを区間Aとし、第1の観測地点2aから第2の観測地点2bまでを区間Bとし、第2の観測地点2bから第3の観測地点2cまでを区間Cとし、第3の観測地点2cから到着駅3bまでを区間Dとする。本実施例の説明では、第2の観測地点2bのみ天候が雨であり、それ以外の駅及び観測地点での天候が晴れである場合を想定する。
(【0011】以降は省略されています)
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