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公開番号2025008874
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023111465
出願日2023-07-06
発明の名称設備管理システム及び設備管理方法
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人サンネクスト国際特許事務所
主分類G06Q 50/04 20120101AFI20250109BHJP(計算;計数)
要約【課題】プラントに関する情報を効率よく提供すること。
【解決手段】プラントにおける設備管理や設備の実績データを含む複数の種類の設備情報と、複数の種類の設備情報を一意に識別する識別情報と、複数の識別情報同士の関連性を示す情報である関係リンク情報と、識別情報のそれぞれに関連付けられるフラグ情報と、を記憶する記憶部と、複数の種類の設備情報のうち第一の設備に関連する所定の情報であるアラーム情報と、アラーム情報に関連付けられた第一の情報と、を表示可能な表示部と、を備え、制御部は、アラーム情報に関連する識別情報と関係リンクの情報とから、アラーム情報に関連する設備情報である第一の設備情報を複数特定し、複数の前記第一の設備情報それぞれに対応する識別情報に関連付けられたフラグ情報に基づいて、第一の情報を表示部へ表示するか否かを決定する。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
プラントにおける設備管理に関するデータ及び設備の実績データを含む複数の種類の設備情報と、前記複数の種類の設備情報のそれぞれを一意に識別する識別情報と、前記複数の種類の設備情報に対応付けられた複数の前記識別情報同士の関連性を示す情報である関係リンク情報と、前記識別情報のそれぞれに関連付けて記憶されるフラグ情報と、を記憶する記憶部と、
前記複数の種類の設備情報のうち第一の設備に関連する所定の情報であるアラーム情報と、前記アラーム情報に関連付けられた第一の情報と、を表示可能な表示部と、
前記表示部へ表示する情報を決定する制御部と、を備え、
前記関係リンク情報は、前記アラーム情報の識別情報に関連する複数の他の識別情報を含んでおり、
前記表示部は、前記第一の情報を表示することと非表示にすることとを切り替え可能であり、
前記制御部は、
前記アラーム情報に関連する前記識別情報と前記関係リンクの情報とから、前記複数の種類の設備情報のうち、前記アラーム情報に関連する設備情報である第一の設備情報を複数特定し、
複数の前記第一の設備情報それぞれに対応する前記識別情報に関連付けられた前記フラグ情報に基づいて、前記第一の情報を前記表示部へ表示するか否かを決定すること
を特徴とする設備管理システム。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記複数の種類の設備情報は、階層構造のディレクトリで管理され、
前記識別情報は、前記階層構造のディレクトリにおける前記設備情報の所在に基づいて定まる構造化識別情報であることを特徴とする請求項1に記載の設備管理システム。
【請求項3】
前記フラグ情報は、前記第一の情報を表示することを示すONの状態と、前記第一の情報を表示することを示さないOFFの状態とのいずれかの状態であり、
前記制御部は、前記複数の前記第一の設備情報それぞれに対応する前記識別情報に関連付けられた前記フラグ情報に前記ONの状態のものが含まれている場合に、前記第一の情報を前記表示部へ表示するものであることを特徴とする請求項1に記載の設備管理システム。
【請求項4】
前記複数の前記第一の設備情報には、設備の状況に関する情報が含まれ、
前記設備の状況に関する情報が当該設備の異常を示すものである場合に、前記設備の状況に関する情報に対応する前記識別情報に関連付けられた前記フラグ情報は前記ONの状態となることを特徴とする請求項3に記載の設備管理システム。
【請求項5】
前記複数の前記第一の設備情報には、設備のマニュアルまたは設計図面に関する情報が含まれ、
前記設備のマニュアルまたは設計図面に関する情報が所定の期間の間に更新された場合に、前記設備のマニュアルまたは設計図面に関する情報に対応する前記識別情報に関連付けられた前記フラグ情報は前記ONの状態となることを特徴とする請求項3に記載の設備管理システム。
【請求項6】
前記複数の前記第一の設備情報には、設備の保全点検に関する情報が含まれ、
前記設備の保全点検に関する情報が、少なくとも当該設備の保全点検に未処置のものがあることを示すものである場合に、前記設備の保全点検に関する情報に対応する前記識別情報に関連付けられた前記フラグ情報は前記ONの状態となることを特徴とする請求項3に記載の設備管理システム。
【請求項7】
第一の設備情報の種類ごとに異なるフラグ情報が設定されており、当該異なるフラグ情報に応じて異なる第一の情報を表示可能であることを特徴とする請求項1に記載の設備管理システム。
【請求項8】
前記第一の設備情報の種類には、少なくとも設備の状況と、設備のマニュアルまたは設計図面に関する情報と、設備の保全点検とが含まれることを特徴とする請求項7に記載の設備管理システム。
【請求項9】
前記アラーム情報に対応する識別情報には、アラーム表示要否に関する情報が対応付けられて記憶されており、
前記アラーム表示要否に関する情報がアラーム表示が不要であることを示す状態である場合は、前記フラグ情報に関わらず前記第一の情報を前記表示部へ表示しないことを特徴とする請求項1に記載の設備管理システム。
【請求項10】
前記制御部は、複数の前記アラーム情報を前記表示部に表示し、前記フラグ情報に基づいて各アラーム情報に対する第一の情報の表示の有無を決定し、いずれかのアラーム情報が選択された場合に当該アラーム情報に関連する複数の第一の設備情報を表示することを特徴とする請求項1に記載の設備管理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、設備管理システム及び設備管理方法に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、各種アラームを効率的に提供する技術がある。
特開2010-33118号公報には、「プラントで発生したアラームを管理するアラーム管理装置に関する。収集したアラームの発生状態を管理するアラーム状態管理手段と、アラームの発生パターンを設定するアラームエンジニアリング手段と、アラーム発生状態及びアラーム発生パターンから抑制対象のアラームを判断するアラーム抑制判断手段と、アラーム抑制判断手段の指示により、収集したアラームのうち抑制対象アラームを抑制するアラーム処理手段とを設けた。」と記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-33118号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の技術では、報知の対象となる情報を適宜選択し、その情報の重要度等に応じて出力の態様を異ならせることができる。しかしながら、報知対象となる情報に関連する他の情報の状態については考慮されていない。例えば、ある装置の状態についてアラームを出力する場合に、当該装置の操作手順を示すマニュアルデータが更新されていたとしても、マニュアルデータの更新を関連づけた報知は行われていない。このため、更新されたマニュアルデータを確認すべきであることにユーザが気付かず、自身の記憶している古い手順でアラームに対する対応を行うケースも発生し得る。
プラントのように、1のアラームに関連するデータが多数存在する構成では、各アラームに関連する他のデータの状態をユーザが適時適切に認識することが困難であるため、関連するデータについての情報提供を効率的に行うことが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、代表的な設備管理システムは、プラントにおける設備管理に関するデータ及び設備の実績データを含む複数の種類の設備情報と、前記複数の種類の設備情報のそれぞれを一意に識別する識別情報と、前記複数の種類の設備情報に対応付けられた複数の前記識別情報同士の関連性を示す情報である関係リンク情報と、前記識別情報のそれぞれに関連付けて記憶されるフラグ情報と、を記憶する記憶部と、前記複数の種類の設備情報のうち第一の設備に関連する所定の情報であるアラーム情報と、前記アラーム情報に関連付けられた第一の情報と、を表示可能な表示部と、前記表示部へ表示する情報を決定する制御部と、を備え、前記関係リンク情報は、前記アラーム情報の識別情報に関連する複数の他の識別情報を含んでおり、前記表示部は、前記第一の情報を表示することと非表示にすることとを切り替え可能であり、前記制御部は、前記アラーム情報に関連する前記識別情報と前記関係リンクの情報とから、前記複数の種類の設備情報のうち、前記アラーム情報に関連する設備情報である第一の設備情報を複数特定し、複数の前記第一の設備情報それぞれに対応する前記識別情報に関連付けられた前記フラグ情報に基づいて、前記第一の情報を前記表示部へ表示するか否かを決定することを特徴とする。
また、代表的な設備管理方法は、プラントに関するデータを記憶する記憶部と、表示部と、前記表示部へ表示する情報を決定する制御部とを有する設備管理システムの設備管理方法であって、前記記憶部は、前記プラントにおける設備管理に関するデータ及び設備の実績データを含む複数の種類の設備情報と、前記複数の種類の設備情報のそれぞれを一意に識別する識別情報と、前記複数の種類の設備情報に対応付けられた複数の前記識別情報同士の関連性を示す情報である関係リンク情報と、前記識別情報のそれぞれに関連付けて記憶されるフラグ情報と、を記憶し、前記関係リンク情報は、前記複数の種類の設備情報のうち第一の設備に関連する所定の情報であるアラーム情報の識別情報に関連する複数の他の識別情報を含んでおり、前記制御部が、前記アラーム情報に関連する前記識別情報と前記関係リンクの情報とから、前記複数の種類の設備情報のうち、前記アラーム情報に関連する設備情報である第一の設備情報を複数特定し、前記制御部が、複数の前記第一の設備情報それぞれに対応する前記識別情報に関連付けられた前記フラグ情報に基づいて、第一の情報を前記表示部へ表示するか否かを決定し、前記表示部が、前記アラーム情報を表示し、当該アラーム情報に関連付けられた前記第一の情報を表示するか否かを前記制御部の決定に基づいて切り替えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、プラントに関する情報を効率よく提供できる。上記した以外の課題、構成及び効果は以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
化学プラント管理システムの構成図
管理サーバの構成図
構造化ID登録テーブルの説明図
関係リンク登録テーブルの説明図
アラーム履歴テーブルの説明図(その1)
アラーム履歴テーブルの説明図(その2)
アラーム履歴テーブルの説明図(その3)
注意喚起表示の説明図
一覧表示の説明図(その1)
詳細表示の説明図
処理手順を示すフローチャート
一覧表示の説明図(その2)
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための形態例について、図を参照して説明する。
なお、本明細書及び図において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
以下の実施例において、本発明の設備管理システムを化学プラントに適用した例を主に説明するが、本発明の設備管理システムの実施形態はこの例に限られない。化学プラントの他にも、発電所を含むエネルギープラントや、製鉄工場、組み立て工場など、種々の分野の生産拠点に適用可能である。
【実施例】
【0009】
図1は、化学プラント管理システムの構成図である。化学プラント管理システムは、管理サーバ10、ユーザ端末20、分散制御システム(DCS:distributed control system)サーバ30、設備保全管理サーバ40及び文書管理サーバ50を含む。ここで、化学プラント管理システムは、設備管理システムとも呼ぶ。
【0010】
管理サーバ10は、通信インタフェース11、記憶部12、制御部13を有するコンピュータである。
通信インタフェース11は、ユーザ端末20、DCSサーバ30、設備保全管理サーバ40及び文書管理サーバ50と通信を行う。
記憶部12は、ユーザ端末20、DCSサーバ30、設備保全管理サーバ40及び文書管理サーバ50から受信した各種データを記憶する。また、記憶部12は、各種プログラムや管理サーバ10が生成したデータを記憶する。
制御部13は、例えばCPU(Central Processing Unit)であり、記憶部のプログラムを読み出して実行することで各種機能を実現する。制御部13が実現する機能には、化学プラントの制御とアラームの出力とが含まれる。
(【0011】以降は省略されています)

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