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公開番号2025012985
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023116217
出願日2023-07-14
発明の名称電動アクチュエータ
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人平木国際特許事務所
主分類H02K 41/03 20060101AFI20250117BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】製造時の誤差による脈動のばらつきを抑制することが可能な電動アクチュエータを得ること。
【解決手段】本発明の電動アクチュエータ1は、2n(n=2以上)角形の外形状を有するティース101とコイル103とが軸方向Zに交互に積層された電機子10と、電機子10を軸方向Zに相対移動可能に保持するハウジング14と、ハウジング14に固定される固定プレート13と、固定プレート13に固定されてティース101の外形上の少なくとも1辺に対向して配置される複数の永久磁石12と、を有する。固定プレート13は、ハウジング14に対する固定位置を軸方向Zに沿って調整可能に固定されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
2n(n=2以上)角形の外形状を有するティースとコイルとが軸方向に交互に積層された電機子と、
該電機子を前記軸方向に相対移動可能に保持するハウジングと、
該ハウジングに固定される固定プレートと、
該固定プレートに固定されて前記ティースの外形状の少なくとも1辺に対向して配置される複数の永久磁石と、
を有する電動アクチュエータであって、
前記固定プレートは、前記ハウジングに対する固定位置を前記軸方向に調整可能に固定されていることを特徴とする電動アクチュエータ。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記複数の永久磁石は、前記ティースの1辺に対して前記軸方向に沿って並列に配置されており、
前記固定プレートは、前記永久磁石の各列に分かれてそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電動アクチュエータ。
【請求項3】
前記複数の永久磁石は、隣接する列どうしが前記軸方向にずれた位置に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の電動アクチュエータ。
【請求項4】
前記ティースは、正方形または長方形の外形状を有しており、
前記複数の永久磁石は、前記電機子を前記軸方向から見た場合に前記ティースの各辺の中心線と、前記ティースの対角線とに対して、前記電機子との吸引力が対称となる位置に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の電動アクチュエータ。
【請求項5】
前記複数の永久磁石は、前記並列に配置された複数列の横幅方向一方側の列から他方側の列にかけて漸次前記軸方向一方側から他方側にずらした位置に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の電動アクチュエータ。
【請求項6】
前記複数の永久磁石は、前記並列に配置された複数列の横幅方向中央の列から横幅方向両側の列にかけて漸次前記軸方向一方側から他方側にずらした位置に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の電動アクチュエータ。
【請求項7】
前記ティースは、板状の磁性体を前記軸方向に複数重ね合わせた構成を有することを特徴とする請求項4に記載の電動アクチュエータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動アクチュエータに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、巻線と磁性体とで構成される電機子と、電機子の外周側に配置され、永久磁石と円筒状の磁性体とで構成される永久磁石部とを有し、電機子と永久磁石部とが相対的に直線駆動するリニアモータを使用する電磁サスペンションの構成が記載されている。
【0003】
特許文献2には、巻線とコアとで構成される電機子と、電機子の外周側に配置され、N極とS極とが交互に配置される界磁とを備え、コアが、ヨークと、ティースと、スリットを有し、界磁内を電機子が軸方向に移動するリニアモータの構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2021/261059号
特開2020-78235号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の電機子及び特許文献2に記載の電機子は、コイルとティースを軸方向に積み重ねた構成を有しているので、軸方向の誤差(寸法公差や接着剤、絶縁層の厚みなど)によって製造後の脈動のばらつきが大きくなり、脈動による振動を抑制することが困難であるといった課題がある。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、製造時の誤差による脈動のばらつきを抑制することが可能な電動アクチュエータを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本開示は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、
「2n(n=2以上)角形の外形状を有するティースとコイルとが軸方向に交互に積層された電機子と、
該電機子を前記軸方向に相対移動可能に保持するハウジングと、
該ハウジングに固定される固定プレートと、
該固定プレートに固定されて前記ティースの外形状の少なくとも1辺に対向して配置される複数の永久磁石と、
を有する電動アクチュエータであって、
前記固定プレートは、前記ハウジングに対する固定位置を前記軸方向に調整可能に固定されていることを特徴とする電動アクチュエータ。」である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、製造時の誤差による脈動のばらつきを抑制することが可能な電動アクチュエータを提供することができる。
本発明に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、上記した以外の、課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る電動アクチュエータの概略構成を示す斜視図。
第1実施形態に係る電動アクチュエータの概略構成を示す正面図。
第1実施形態に係る電動アクチュエータの概略構成を示す側面図。
図1BのA-A線に沿って切り取った断面図。
第1実施形態に係る電動アクチュエータの分解図。
第1実施形態に係る電動アクチュエータが備える電機子の概略構成を示す斜視図。
第1実施形態に係る電動アクチュエータが備えるハウジングの中心穴を構成する4つの内壁を展開して示す図。
図5で示した永久磁石の配置によって電動アクチュエータの各辺における中心線に対して作用する力を説明する図。
図5で示した永久磁石の配置によって電動アクチュエータの各辺における対角線に対して作用する力を説明する図。
第1実施形態に係る電動アクチュエータの2次側構成例の模式図のうち可動子の進行方向に対して横幅方向に5分割されている永久磁石が並列に配置された複数列の幅方向一方側の列から他方側の列にかけて漸次軸方向一方側から他方側にずらした位置に配置されているものを示す図。
第1実施形態に係る電動アクチュエータの2次側構成例の模式図のうち可動子の進行方向に対して横幅方向に3分割されている永久磁石が並列に配置された複数列の幅方向一方側の列から他方側の列にかけて漸次軸方向一方側から他方側にずらした位置に配置されているものを示す図。
第2実施形態に係る電動アクチュエータの2次側構成例の模式図のうち可動子の進行方向に対して横幅方向に5分割されている永久磁石が並列に配置された複数列の幅方向中央の列から幅方向両側の列にかけて漸次軸方向一方側から他方側にずらした位置に配置されているものを示す図。
第2実施形態に係る電動アクチュエータの2次側構成例の模式図のうち可動子の進行方向に対して横幅方向に3分割されている永久磁石が並列に配置された複数列の幅方向中央の列から幅方向両側の列にかけて漸次軸方向一方側から他方側にずらした位置に配置されているものを示す図。
第2実施形態に係る電動アクチュエータの2次側構成例におけるハウジングの各面における永久磁石の配列の1例を示す図。
本発明の電動アクチュエータを制振デバイスに適用した例を示す一部断面斜視図。
図10の制振デバイスの応用例であるサスペンション装置を説明する斜視図。
図11のサスペンション装置を車両に適用した構成を説明する要部断面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、各実施形態において同一の符号を付された構成については、特に言及しない限り、各実施形態において同様の機能を有し、その説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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