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公開番号
2025008368
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023110483
出願日
2023-07-05
発明の名称
電力管理システム
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H02J
3/32 20060101AFI20250109BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】蓄電装置の充放電電流をゼロにして特定制御を実行する電動車両が、電力調整に参加しても、電力調整量が大きく低下することを抑制する。
【解決手段】サーバ200は、電力調整に参加する電動車両を車群Aと車群Bに分割する(S11)。車群Aは、充放電の開始後、一定の頻度で、蓄電装置の充放電電流をゼロにして電流センサのオフセット学習を実行する。車群Bは、充放電の開始後、所定期間の間、一定の頻度より高い頻度でオフセット学習を実行し、その後、一定の頻度でオフセット学習を実行する。サーバ200は、同じタイミングでオフセット学習を実行する電動車両10の台数が所定台数以下になるよう、かつ、車群Bの電動車両10が電力調整の応動時間内にオフセット学習を少なくとも一度実行するよう、充放電開始タイミングを指示する(S12,13)。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
各々が蓄電装置を搭載した複数の電動車両を電力調整リソースとして用いる電力管理システムであって、
前記複数の電動車両の各々は、制御装置を有し、
前記制御装置は、所定の頻度で前記蓄電装置の充放電電流をゼロにして、特定制御を実行するよう構成されており、
前記複数の電動車両は、前記頻度が一定の頻度である第1車両と、前記蓄電装置の充放電の開始から所定期間の間、前記頻度が前記一定の頻度より高くなる第2車両と、を含み、
前記電力管理システムは、前記複数の電動車両の充放電を指示する充放電指示手段を備え、
前記充放電指示手段は、
電力調整中に、同じタイミングで前記特定制御を実行する電動車両の台数が所定台数以下になるように、前記複数の電動車両の各々の充放電開始タイミングを指示するとともに、
前記第2車両が、前記電力調整の応動時間内に、前記特定制御を少なくとも一度実行するように、前記充放電開始タイミングを指示する、電力管理システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電力管理システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
たとえば、特開2009-171666号公報(特許文献1)には、プラグインハイブリッド車(PHEV)の外部充電中に、一定時間毎にバッテリ(蓄電装置)に流れる電流をゼロとして、バッテリ電流を検出する電流センサのオフセット値を算出することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-171666号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、電動車両をエネルギーリソーセスとして用いる仮想発電所(VPP:Virtual Power Plant)によって、電力需給の平準化を図ることが行われている。たとえば、電力供給が電力需要より大きい期間では、電動車両の蓄電装置に電力を蓄え、電力需要が電力供給より大きい期間では、電動車両の蓄電装置に蓄えた電力を放電することによって、電力需給の平準化を図る。
【0005】
電動車両を電力調整リソースとして用いる場合、特許文献1に記載されたように、所定時間毎に蓄電装置に流れる電流をゼロとして、電流センサのオフセット値を算出すると、電力調整を上手く実行できない場合がある。たとえば、電動車両の制御仕様が同じ場合、電流センサのオフセット値を算出する周期がほぼ同じになるため、蓄電装置に流れる電流をゼロにするタイミングが、電力調整に参加する電動車両においてほぼ同じタイミングになる可能性がある。このため、電力調整に参加している電動車両において、蓄電装置に流れる電流が同時にゼロになる台数が増大し、電力調整による充電量、あるいは、放電量が大きく低下する懸念がある。
【0006】
また、蓄電装置の充放電開始後、電流センサのオフセット値を算出する頻度が高くなる(所定時間が短くなる)期間が設定された電動車両が存在する場合もある。この場合、電力調整による充電量、あるいは、放電量が大きく低下する頻度が高くなる懸念がある。
【0007】
本開示の目的は、蓄電装置の充放電電流をゼロにして特定制御を実行する電動車両が、電力調整に参加しても、電力調整量が大きく低下することを抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の電力管理システムは、各々が蓄電装置を搭載した複数の電動車両を電力調整リソースとして用いる電力管理システムである。各電動車両は、制御装置を有し、制御装置は、所定の頻度で蓄電装置の充放電電流をゼロにして、特定制御を実行するよう構成されている。複数の電動車両は、特定制御を実行する頻度が一定の頻度である第1車両と、蓄電装置の充放電の開始から所定期間の間、特定制御を実行する頻度が一定の頻度より高くなる第2車両と、を含む。電力管理システムは、複数の電動車両の充放電を指示する充放電指示手段を備える。充放電指示手段は、電力調整中に、同じタイミングで特定制御を実行する電動車両の台数が所定台数以下になるように、各電動車両の充放電開始タイミングを指示するとともに、第2車両が、電力調整の応動時間内に、特定制御を少なくとも一度実行するように、充放電開始タイミングを指示する。
【0009】
なお、本開示において、「充放電」とは、「充電」と「放電」の少なくとも一方を実行することを含む。よって、「充放電開始タイミング」とは、「充電開始タイミング」と「放電開始タイミング」の少なくとも一方である。応動時間は、電力調整の指令を受けてから指令通りの調整量になるまでの許容期間である。
【0010】
充放電指示手段は、電力調整中に、同じタイミングで特定制御を実行する電動車両の台数が所定台数以下になるように、各電動車両の充放電開始タイミングを指示するので、電力調整中に、同時に、蓄電装置に流れる電流がゼロになる台数を抑制できる。また、第2車両が、電力調整の応動時間内に、特定制御を少なくとも一度実行するように、充放電開始タイミングを指示するので、電力調整中(応動時間の経過後)に、複数の電動車両の蓄電装置に流れる電流が同時にゼロになる頻度を小さくできる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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