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公開番号2025007810
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023109448
出願日2023-07-03
発明の名称ブラインド装置
出願人大和ハウス工業株式会社
代理人弁理士法人平木国際特許事務所
主分類E06B 9/388 20060101AFI20250109BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】開いた状態で、自然光を室内に有効に取り込みつつ、スラットを安定して傾斜した姿勢とすることで、閉じる状態にすることができる、ブラインド装置を提供する。
【解決手段】ブラインド装置100は、上下方向に配置された複数のスラット3と、スラット3の短手方向に挟むように上下方向に延びる一対の鉛直コード4a、4bと、一対の鉛直コード4a、4bに渡されて、各スラット3を支持する支持コード4cと、を有し、複数のスラット3を支持するラダーコード4と、一対の鉛直コード4a、4bの下端に取り付けられたボトムレール2と、一対の鉛直コード4a、4bを相対的に上下に移動させることによりスラット3およびボトムレール2を傾動する傾動機構7と、を有したブラインド装置100である。ボトムレール2には、中空部21aが形成されており、中空部21aには、傾動機構7による揺動により、中空部21aを自重で移動する移動材22が収納されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
上下方向に配置された複数のスラットと、
前記スラットの短手方向に挟むように上下方向に延びる一対の鉛直コードと、前記一対の鉛直コードに渡されて、前記各スラットを支持する支持コードと、を有し、前記複数のスラットを支持するラダーコードと、
一対の鉛直コードの下端に取り付けられたボトムレールと、
前記一対の鉛直コードを相対的に上下に移動させることにより前記スラットおよび前記ボトムレールを傾動する傾動機構と、を有したブラインド装置であって、
前記ボトムレールには、中空部が形成されており、
前記中空部には、前記傾動機構による揺動により、前記中空部を自重で移動する移動材が収納されている、ことを特徴とするブラインド装置。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記移動材は、前記傾動機構による前記ボトムレールの傾動により、前記中空部を形成する内壁面に対して、転動または滑動する移動体であることを特徴とする請求項1に記載のブラインド装置。
【請求項3】
前記中空部は、前記ボトムレールの長手方向に沿って延在しており、
前記移動体は、前記長手方向に延在した円柱体であることを特徴とする請求項2に記載のブラインド装置。
【請求項4】
前記中空部を形成する内壁面のうち、前記円柱体が接触する内壁面は、前記ボトムレールの短手方向の断面において、湾曲した凹曲面であることを特徴とする請求項3に記載のブラインド装置。
【請求項5】
前記各スラットの短手方向の断面において、前記各スラットは、中央が凸状となるように、下側に曲がった凸状部分を有していることを特徴とする請求項1に記載のブラインド装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、上下方向に複数のスラットを有したブラインド装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、上下方向に配置される複数のスラットと、複数のスラットを支持するラダーコードとを備えたブラインド装置が知られている。このようなブラインド装置では、ラダーコードの室内側鉛直コードおよび窓側鉛直コードを相対的に上下に移動させることにより、スラットが傾動し、スラット間を通過する光量を調整することができる。たとえば、特許文献1には、スラットの短手方向の断面において、各スラットは、中央が凸状となるように、下側に曲がった凸状部分を有したブラインド装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-56580号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1などで示されるブラインド装置では、ブラインド機能の利用の際、一対の鉛直コードを上下方向に相対的に移動させてスラットを傾動させようとすると、スラットの短手方向の一端が支持コードに接触し、支持コードを介して鉛直コードに張力を作用させる。しかしながら、スラットの重さ、スラットの形状、ボトムレールの重さ、またはブラインド装置の設置状態により、スラットが十分に傾動しないことがあり、スラットは、本来の適正な姿勢を保つことが難しいことがある。この結果、複数のスラットが安定した姿勢とならず、ブラインド装置を閉じる状態にすることができないことがある。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、開いた状態で、自然光を室内に有効に取り込みつつ、スラットを安定して傾斜した姿勢とすることで、閉じる状態にすることができる、ブラインド装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るブラインド装置は、上下方向に配置された複数のスラットと、前記スラットの短手方向に挟むように上下方向に延びる一対の鉛直コードと、前記一対の鉛直コードに渡されて、前記各スラットを支持する支持コードと、を有し、前記複数のスラットを支持するラダーコードと、一対の鉛直コードの下端に取り付けられたボトムレールと、前記一対の鉛直コードを相対的に上下に移動させることにより前記スラットおよび前記ボトムレールを傾動する傾動機構と、を有したブラインド装置であって、前記ボトムレールには、中空部が形成されており、前記中空部には、前記傾動機構による揺動により、前記中空部を自重で移動する移動材が収納されている、ことを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、ブラインド装置を閉じた状態にする際、傾動機構により、一対の鉛直コードを上下方向に相対的に移動させてスラットを傾動させようとすると、一対の鉛直コードのうち、下方向に移動した鉛直コード側に、ボトムレールに収納された移動材が、中空部を移動する。これにより、一対の鉛直コードのうち、下方向に移動した鉛直コードに、移動材の自重分の張力を作用させることができる。この結果、スラットを安定して傾斜した姿勢とすることで、閉じる状態にすることができる。
【0008】
一方、ブラインド装置を開いた状態にする際には、一対の鉛直コードを元の位置まで戻すと、ボトムレールに収納された移動材も移動し、移動材の自重により、一対の鉛直コードのそれぞれに均一な張力を作用させることができる。この結果、ブラインド装置が開いた状態となるスラットの姿勢を安定させることができる。
【0009】
ここで、移動材が、傾動機構によるボトムレールの傾動により移動することができるのであれば、移動材の形態としては、たとえば、セラミック、金属、樹脂などの粉末であってもよく、流動性を有した液体またはゲルなどであってもよい。しかしながら、より好ましい態様としては、前記移動材は、前記傾動機構による前記ボトムレールの傾動により、前記中空部を形成する内壁面に対して、転動または滑動する移動体である。
【0010】
この態様によれば、傾動機構によるボトムレールの傾動により、中空部の内壁面に対して転動または滑動するので、スラットを安定した姿勢にすることができるとともに、スラットの傾動動作の応答性を高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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