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公開番号2025007806
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023109441
出願日2023-07-03
発明の名称情報処理プログラム、情報処理装置及び情報処理方法
出願人株式会社関電工
代理人個人,個人
主分類A61B 5/00 20060101AFI20250109BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】個人差が考慮された基準により、心拍数に関する警報を出力する情報処理プログラム、情報処理装置及び情報処理方法を提供すること。
【解決手段】情報処理プログラムは、作業員の心拍数の移動平均値を、所定の時間間隔で取得し、取得した前記移動平均値の時系列データが、作業開始の際に取得した初期値を基準として、所定幅の範囲での減少傾向であるか否かを判定し、前記所定幅の範囲での減少傾向ではないと判定した場合、警報を出力する処理をコンピュータに実行させる。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
作業員の心拍数の移動平均値を、所定の時間間隔で取得し、
取得した前記移動平均値の時系列データが、作業開始の際に取得した初期値を基準として、所定幅の範囲での減少傾向であるか否かを判定し、
前記所定幅の範囲での減少傾向ではないと判定した場合、警報を出力する
処理をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
横軸が前記初期値の算出時からの経過時間、縦軸が心拍数であり、前記初期値を切片とする所定の負の傾きを持つ第1直線を生成し、
前記第1直線と平行であって、前記第1直線と前記所定幅を隔てる第2直線及び第3直線を生成し、
所定の時間間隔で、所定の時間区間における心拍数の平均値を算出し、
算出時点を前記経過時間として、前記移動平均値を、前記第1直線、前記第2直線及び前記第3直線を含む平面に描画した場合、
描画されるべき点が前記第2直線及び前記第3直線との間になく、かつ、前記第2直線上にも、前記第3直線上にもない場合、前記所定幅の範囲での減少傾向ではないと判定する
請求項1に記載の情報処理プログラム。
【請求項3】
前記傾きは、前記作業員の属性に応じて定める
請求項2に記載の情報処理プログラム。
【請求項4】
前記所定幅は、前記作業員の心拍数分布の分散値とする
請求項1から請求項3の何れか一項に記載の情報処理プログラム。
【請求項5】
前記所定幅は、前記作業員の属性に応じて定める
請求項1から請求項3の何れか一項に記載の情報処理プログラム。
【請求項6】
前記初期値は、作業開始直後の2分間の平均値とする
請求項1から請求項3の何れか一項に記載の情報処理プログラム。
【請求項7】
前記初期値の算出時が午前であって、前記作業開始が午後の場合、前記初期値を所定の係数倍した値に変更する
請求項1から請求項3の何れか一項に記載の情報処理プログラム。
【請求項8】
前記作業員のID及び作業内容と対応付けられた心拍数の参照時系列データと、所定の時間区間における心拍数の時系列データとの類似度を算出し、
算出した前記類似度が所定の閾値を越えた場合、警報を出力する
請求項1から請求項3の何れか一項に記載の情報処理プログラム。
【請求項9】
前記参照時系列データの時間長は前記時間区間よりも大きく、前記類似度はDTW値とする
請求項8に記載の情報処理プログラム。
【請求項10】
作業員の心拍数の移動平均値を、所定の時間間隔で取得する取得部と、
取得した前記移動平均値の時系列データが、作業開始の際に取得した初期値を基準として、所定幅の範囲での減少傾向であるか否かを判定する判定部と、
前記所定幅の範囲での減少傾向ではないと判定した場合、警報を出力する出力部と
を備える情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、心拍数に関する警報を出力する情報処理プログラム、情報処理装置及び情報処理方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
無線技術を利用した遠隔監視が行なわれている。特許文献1には、遠隔監視の一例として車両の運転者の健康監視技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-154115号公報
【0004】
屋外の作業現場においては、作業員の健康管理が労働衛生としても求められている。近年の健康管理のDX(Digital Transformation)化により、個人単位でのバイタルデータ管理も可能となっている。健康管理の対象となる人の心拍数や表面皮膚温度等を計測し、異常データが計測された場合にアラートを発するという製品も市場に流通している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、従来の製品は、一般的な正常データの定義を用いて、生命に関わるような重大な異常検知を行うのが大半である。作業員の健康管理においては事故防止の観点から、軽度な異常の検知が求められる。その場合、個人差や作業実態によって心拍数等の数値は異なるため、正常データと異常データとの閾値を決めることは難しい。そのため、従来技術を利用した作業員の体調管理は、実用性が高いとは言い難い。
【0006】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものである。その目的は、個人差が考慮された基準により、心拍数に関する警報を出力する情報処理プログラム、情報処理装置及び情報処理方法の提供である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願の一態様に係る情報処理プログラムは、作業員の心拍数の移動平均値を、所定の時間間隔で取得し、取得した前記移動平均値の時系列データが、作業開始の際に取得した初期値を基準として、所定幅の範囲での減少傾向であるか否かを判定し、前記所定幅の範囲での減少傾向ではないと判定した場合、警報を出力する処理をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0008】
本願の一態様にあっては、個人差が考慮された基準により、心拍数に関する警報を出力することが可能となる。これにより安全に安心して仕事ができる環境が構築できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
体調管理システムの構成例を示す説明図である。
ウェアラブルデバイスのハードウェア構成例を示すブロック図である。
監督員端末のハードウェア構成例を示すブロック図である。
実測値DBの例を示す説明図である。
心拍数DBの例を示す説明図である。
基準DBの例を示す説明図である。
定数DBの例を示す説明図である。
判定アルゴリズムを示す説明図である。
初期値設定処理の手順例を示すフローチャートである。
判定処理の手順例を示すフローチャートである。
初期値設定処理の他の手順例を示すフローチャートである。
定数DBの他の例を示す説明図である。
基準波形DBの例を示す説明図である。
判定処理の他の手順例を示すフローチャートである。
体調管理システムの他の構成例を示す説明図である。
作業員端末のハードウェア構成例を示すブロック図である。
定数DBの他の例を示す説明図である。
基準波形DBの他の例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(実施の形態1)
以下実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は体調管理システムの構成例を示す説明図である。体調管理システム100はウェアラブルデバイス1及び監督員端末2を含む。ウェアラブルデバイス1は体調管理の対象となる作業員が身につけるデバイスである。ウェアラブルデバイス1は例えばスマートウォッチで構成する。図1にはウェアラブルデバイス1を1台のみを記載しているが、複数台であってもよい。監督員端末2は工事作業を監督する監督員が使用する端末である。監督員端末2は例えばスマートフォン、タブレットコンピュータ等で構成する。ウェアラブルデバイス1及び監督員端末2は近距離無線により、通信を行う。例えば、Bluetooth(登録商標)3.xまでの規格、いわゆるクラシックBluetooth(登録商標)を用い、監督員端末2がマスター、ウェアラブルデバイス1がスレーブとなり、通信を行う。近距離無線規格として、ZigBee(登録商標)又はUWB(Ultra-Wide Band)を採用してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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