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公開番号2025007721
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023109308
出願日2023-07-03
発明の名称車室構造
出願人マツダ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60K 1/04 20190101AFI20250109BHJP(車両一般)
要約【課題】バッテリ容量を損なうことなく、荷室の高さと車室内の後席配置領域の高さを確保し、後席背もたれ部を前倒した状態のフラットな荷室床面の面積を拡大すること。
【解決手段】左右の後席の背もたれ部30B,31B間に配設される中間背もたれ部32が、左右の後席座部30C,31C間に配設された第2バッテリケース44(第2BC44)を覆うコンソール70の側に上方から前倒可能であり、左右の背もたれ部30B,31Bよりも起立状態の前後厚さが小さく設定され、背もたれ部30B,31Bより後方に配置された第1BC43の前端部43fが、前倒状態の背もたれ部30B,31Bの後端部30Br,31Brに近接して配設され、前倒状態の左右の背もたれ部30B,31Bと中間背もたれ部32の各上面部が、車幅方向に面一となり、かつ第1BC43の上面部と合わせて拡大荷室床面2Faを形成した。
【選択図】図4

特許請求の範囲【請求項1】
車室の床面を形成するフロアパネルと、
該フロアパネルの上方において左右に分離して配置された後席座部と、
該後席座部の側に上方から前倒可能に左右に分離して配置された後席背もたれ部と、
前記フロアパネルにおける、前記後席座部より後方の荷室床面の上方に配置された第1駆動用バッテリケースと、を有する車室構造であって、
左右の前記後席座部の間で前記フロアパネルの上方に配設された第2駆動用バッテリケースと、
該第2駆動用バッテリケースの上面部と左右側面部を覆うコンソールと、
該コンソールの側に上方から前倒可能に左右の前記後席背もたれ部の間に配設される中間背もたれ部と、を備え、
該中間背もたれ部の起立状態の前後厚さが、左右の前記後席背もたれ部の前後厚さより小さく設定され、
前記第1駆動用バッテリケースの前端部が、前倒状態の前記後席背もたれ部の後端部に近接して配設され、
前倒状態の左右の前記後席背もたれ部と前記中間背もたれ部の各上面部が、車幅方向に面一となり、かつ前記第1駆動用バッテリケースの上面部と合わせて拡大荷室床面を形成することを特徴とする
車室構造。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記フロアパネルは、前後に延在するトンネル部を有するフロントフロアパネルと、該フロントフロアパネルの後端部から立ち上がるキックアップ部と、該キックアップ部の上端部から後方に延びて前記後席座部が設置される後席クッションパネルを有し、
前記第2駆動用バッテリケースは、前記後席クッションパネルの上方に配置されるとともに、前記キックアップ部より前方へ前記トンネル部の上方において延設された
請求項1に記載の車室構造。
【請求項3】
前記コンソールの上面部には、前倒した前記中間背もたれ部を載置可能に前後方向に延びる中間背もたれ載置部と、該中間背もたれ載置部の前方において該中間背もたれ載置部よりも隆起する隆起部とを有し、
前記隆起部における、後席乗員と車両側面視で対向する面には、前記コンソールの前記上面部における、前倒した前記中間背もたれ部の前部の車両側面視形状に沿って立ち上がる機能面が設けられた
請求項1に記載の車室構造。
【請求項4】
前記隆起部と、前倒した前記中間背もたれ部とは、夫々の上面部が車両前後方向に略面一となるように設けられた
請求項3に記載の車室構造。
【請求項5】
前記コンソールは、ベース部と、該ベース部の上面部に設置される可動式コンソールを備え、
前記可動式コンソールは、起立状態の前記中間背もたれ部を前記ベース部の前記上面部に前倒させる前倒軌跡よりも前方へ前記ベース部の前記上面部に対して跳ね上げ可能に構成された
請求項1に記載の車室構造。
【請求項6】
前倒した前記中間背もたれ部を、後席用アームレストとして後席乗員の肘を載置可能な高さに設定した
請求項5に記載の車室構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば、ハイブリッド車や電気自動車等の車両においてフロアパネルの上方に搭載された駆動用バッテリケースを備えた車室構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
ハイブリッド車や電気自動車等の車両において、フロアパネルの上方に駆動用バッテリを搭載する車室構成においては、特許文献1に例示されるように、荷室のリヤフロアの上方にレイアウト(配置)したものが知られている。
【0003】
しかし、駆動用バッテリを、バッテリ容量を確保しつつ荷室のリヤフロアの上方に搭載しようとすると荷室床面が高くなるため、荷室内空間の実質的な高さが不足するという課題を有し、特にルーフ高さが低い、スタイル重視の車両においては、このような課題が顕著になる。
【0004】
また、特許文献2に例示されるように、フロアパネルの上方に配置された後席座部の下方領域に、駆動用バッテリ、すなわち該駆動用バッテリに備えられた駆動用バッテリケースをレイアウトするものも提案されているが、後席座部の高さが高くなり、後席乗員の頭上空間が不足するという課題を有する。
【0005】
さらにまた、後席背もたれ部を前倒して、荷室床面を、車室床面における後席が設置される領域まで拡大したフラットな拡大荷室床面を形成しようとした場合においても、上述したように、フロアパネルの上方に搭載した駆動用バッテリケースが嵩張るため、フラットな拡大荷室床面を形成することが困難となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2005-71759号公報
特開2009-29159号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたもので、フロアパネルの上方に駆動用バッテリケースを搭載する構成において、バッテリ容量を損なうことなく、荷室の高さと車室内の後席配置領域の高さを確保し、後席背もたれ部を前倒した状態のフラットな荷室床面の面積を拡大することができる車室構造の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明は、車室の床面を形成するフロアパネルと、該フロアパネルの上方において左右に分離して配置された後席座部と、該後席座部の側に上方から前倒可能に左右に分離して配置された後席背もたれ部と、前記フロアパネルにおける、前記後席座部より後方の荷室床面の上方に配置された第1駆動用バッテリケースと、を有する車室構造であって、左右の前記後席座部の間で前記フロアパネルの上方に配設された第2駆動用バッテリケースと、該第2駆動用バッテリケースの上面部と左右側面部を覆うコンソールと、該コンソールの側に上方から前倒可能に左右の前記後席背もたれ部の間に配設される中間背もたれ部と、を備え、該中間背もたれ部の起立状態の前後厚さが、左右の前記後席背もたれ部の前後厚さより小さく設定され、前記第1駆動用バッテリケースの前端部が、前倒状態の前記後席背もたれ部の後端部に近接して配設され、前倒状態の左右の前記後席背もたれ部と前記中間背もたれ部の各上面部が、車幅方向に面一となり、かつ前記第1駆動用バッテリケースの上面部と合わせて拡大荷室床面を形成することを特徴とする。
【0009】
前記構成によれば、バッテリ容量を損なうことなく、左右の後席背もたれ部と中間背もたれ部との全てを前倒した状態の荷室内高さを低く抑えることができるとともに、フラットな荷室床面の面積を拡大することができる。
【0010】
ここで、上述した「第1駆動用バッテリケースの上面部と合わせて拡大荷室床面を形成する」とは、第1駆動用バッテリケースの実質的な上面部と合わせて拡大荷室床面を形成する場合も含む。
具体的には、前記第1駆動用バッテリケースの前記上面部は、拡大荷室床面の一部を形成するように、荷室空間に向けて露出した形態に限らず、該上面部が例えば、化粧パネル、マット、荷室仕切りボード等の被覆部材によって覆われ、これら被覆部材が前記第1駆動用バッテリケースの実質的な上面部を形成する場合も、前記第1駆動用バッテリケースの前記上面部によって、前記拡大荷室床面の一部が形成されているものとする。
(【0011】以降は省略されています)

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