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公開番号
2025007541
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023109010
出願日
2023-07-03
発明の名称
回路一体型モータ
出願人
株式会社ミクニ
代理人
SSIP弁理士法人
主分類
H02K
11/33 20160101AFI20250109BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】少ない部品点数および組立て工数にて基板収容室内に制御基板を組み付け可能な回路一体型モータを提供する。
【解決手段】回路一体型モータ100は、モータ10と、モータを制御するための制御基板40と、少なくとも制御基板を覆うケーシング50と、制御基板を固定するための樹脂製の基板ホルダ110と、を備える。ケーシングは、制御基板を収容するための基板収容室51とモータの配置スペースとを仕切る金属製の隔壁部60を含む。基板ホルダは、隔壁部をインサート部品としたインサート成形により隔壁部と一体成形される。基板ホルダは、ベース120と、制御基板に形成された貫通穴48に対応する位置に設けられ、制御基板40をベース120に結合する結合部130と、を含む。基板ホルダの結合部は、ベースとは反対側の制御基板の表面のうち貫通穴の開口の外周縁領域、または、貫通穴の内壁面の少なくとも一方と当接し、制御基板を拘束する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
モータと、
前記モータを制御するための制御基板と、
少なくとも前記制御基板を覆うケーシングと、
前記制御基板を固定するための樹脂製の基板ホルダと、
を備え、
前記ケーシングは、前記制御基板を収容するための基板収容室と前記モータの配置スペースとを仕切る金属製の隔壁部を含み、
前記基板ホルダは、前記隔壁部をインサート部品としたインサート成形により前記隔壁部と一体成形され、
前記基板ホルダは、
前記制御基板と前記隔壁部との間に位置するベースと、
前記制御基板に形成された貫通穴に対応する位置において前記ベースから突出して設けられ、前記制御基板を前記ベースに結合する結合部と、
を含み、
前記基板ホルダの前記結合部は、前記ベースとは反対側の前記制御基板の表面のうち前記貫通穴の開口の外周縁領域、または、前記貫通穴の内壁面の少なくとも一方と当接し、前記制御基板を拘束するように構成された
回路一体型モータ。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記結合部は、前記貫通穴よりも大径であるカシメ部を有し、
前記カシメ部は、前記制御基板を挟んで前記ベースとは反対側に位置し、
前記制御基板は、前記基板ホルダの前記ベースと前記カシメ部との間に保持された
請求項1に記載の回路一体型モータ。
【請求項3】
前記結合部は、前記ベースから前記結合部の突出方向に沿って延在する複数のリブを外周面に有し、
前記制御基板は、前記貫通穴への前記結合部の圧入によって前記基板ホルダに保持された
請求項1に記載の回路一体型モータ。
【請求項4】
前記結合部の前記外周面を基準とした前記リブの高さは、前記ベースから離れるに従い低くなる
請求項3に記載の回路一体型モータ。
【請求項5】
前記制御基板の電子デバイスは、放熱部材を介してヒートシンクとしての前記隔壁部に熱的に接続された
請求項1乃至3の何れか一項に記載の回路一体型モータ。
【請求項6】
前記制御基板のグランド端子が、前記隔壁部に電気的に接続された
請求項1乃至3の何れか一項に記載の回路一体型モータ。
【請求項7】
前記隔壁部は、アルミ合金製である
請求項1乃至3の何れか一項に記載の回路一体型モータ。
【請求項8】
前記制御基板を外部機器に接続するための端子と、
前記端子を保持する樹脂製の端子ホルダと、
を備え、
前記端子ホルダは、前記隔壁部および前記端子を前記インサート部品とした前記インサート成形により前記隔壁部、前記端子および前記基板ホルダと一体成形された
請求項1乃至3の何れか一項に記載の回路一体型モータ。
【請求項9】
前記ケーシングは、
前記隔壁部を前記インサート部品としたインサート成形により前記隔壁部および前記基板ホルダと一体成形された第1樹脂部と、
前記第1樹脂部に溶着される第2樹脂部を含み、前記隔壁部及び前記第1樹脂部とともに前記基板収容室を画定するカバー部と、
を含み、
前記基板収容室の周壁は、互いに溶着された前記第1樹脂部及び前記第2樹脂部によって形成された
請求項1乃至3の何れか一項に記載の回路一体型モータ。
【請求項10】
前記モータは、
前記隔壁部を挟んで前記基板収容室とは反対側に位置するように前記隔壁部に取り付けられ、ステータコアを含むステータと、
前記ステータコアに巻かれるステータコイルと、
前記ステータコアの外周側に配置される筒状のロータと、
径方向にて前記ステータコアに対向するように前記ロータの内周側に設けられるマグネットと、
を含み、
前記ロータと前記隔壁部との間に通気口が形成される
請求項1乃至3の何れか一項に記載の回路一体型モータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、モータと制御ユニット(制御基板)とを1つのモジュールに統合した回路一体型モータに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、モータと制御ユニットとを1つのモジュールに統合した回路一体型モータが知られている。回路一体型モータでは、モータ配置スペースから隔離された基板収容室に制御基板を収容するのが一般的である。
【0003】
例えば、特許文献1には、モータと、制御基板及びパワー基板を含むコントローラとを一体化した駆動装置(回路一体型モータ)が記載されている。
特許文献1記載の駆動装置では、モータケースに締結されたヒートシンクに対して、モータ側から制御基板がねじにより締結されるとともに、モータとは反対側からパワー基板が取り付けられる。制御基板及びパワー基板は、ヒートシンクを取り囲む樹脂製の筒部材及び筒部材に締結されるカバーによって覆われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-143036号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1記載の回路一体型モータでは、ねじによって制御基板をヒートシンクに締結しているため、部品点数が多いだけでなく、ヒートシンクに雌ねじを形成するねじ穴加工が必要である。
【0006】
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも幾つかの実施形態は、少ない部品点数および組立て工数にて基板収容室内に制御基板を組み付け可能な回路一体型モータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係る回路一体型モータは、
モータと、
モータを制御するための制御基板と、
少なくとも制御基板を覆うケーシングと、
制御基板を固定するための樹脂製の基板ホルダと、
を備え、
ケーシングは、制御基板を収容するための基板収容室とモータの配置スペースとを仕切る金属製の隔壁部を含み、
基板ホルダは、隔壁部をインサート部品としたインサート成形により隔壁部と一体成形され、
基板ホルダは、
制御基板と隔壁部との間に位置するベースと、
制御基板に形成された貫通穴に対応する位置においてベースから突出して設けられ、制御基板をベースに結合する結合部と、
を含み、
基板ホルダの結合部は、ベースとは反対側の制御基板の表面のうち貫通穴の開口の外周縁領域、または、貫通穴の内壁面の少なくとも一方と当接し、制御基板を拘束するように構成される。
【発明の効果】
【0008】
本発明の少なくとも幾つかの実施形態によれば、金属製の隔壁部と一体成形された樹脂製の基板ホルダに設けた結合部により、制御基板と基板ホルダとを結合することができる。
よって、制御基板をケーシングの金属部分(隔壁部)に対してねじを用いて締結する場合に比べて、部品点数を削減可能であり、かつ、制御基板を固定するためのねじ穴をケーシングの金属部分(隔壁部)に加工する工程を省略できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係る回路一体型モータを模式的に示す断面図である。
一実施形態に係る回路一体型モータの基板ホルダの外観を示す斜視図である。
図2に示す実施形態の基板ホルダのA-A線に沿った断面図である。
図2に示す実施形態の基板ホルダの結合部の形成プロセスを説明するための図であり、結合部130の形成前の状態を示す。
図2に示す実施形態の基板ホルダの結合部の形成プロセスを説明するための図であり、結合部の形成途中の状態を示す。
他の実施形態に係る回路一体型モータの基板ホルダの外観を示す斜視図である。
図5に示す実施形態の基板ホルダのB-B線に沿った断面図である。
図5に示す実施形態の基板ホルダの正面図であり、結合部を制御基板の貫通穴に圧入する前の状態を示す。
一実施形態に係る回路一体型モータの全体構成を示す斜視図である。
一実施形態に係る回路一体型モータのカバー装着前の状態を示す斜視図である。
一実施形態に係る回路一体型モータのインサート成形品のうち隔壁部を他の部位から分離して表示した斜視図である。
一実施形態に係る回路一体型モータのインサート成形品のうち樹脂部分を省略してインサート部品のみを表示した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
(【0011】以降は省略されています)
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