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公開番号
2025007483
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023108912
出願日
2023-06-30
発明の名称
振り出しキャップ
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
,
個人
主分類
B65D
51/22 20060101AFI20250109BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】 中栓の移行栓体を開封した後であっても、振り出しプレートの上面に内容物が溜まるのを抑制することができる振り出しキャップを提供すること。
【解決手段】 容器本体Aの口部1に装着される中栓Bと、中栓Bに螺合して着脱可能に装着されるオーバーキャップCとを備え、中栓Bは、内容物を案内する吐出筒10と、吐出筒10の内周面に薄肉弱化部14を介して連設され、周方向に第1係合部18が形成された移行栓体15と、移行栓体15の下方に装着され、内容物の振り出し孔52が形成された振り出しプレートDとを備え、オーバーキャップCは、頂壁30と、頂壁30から垂下され、閉蓋時に外周で吐出筒10を密閉する密封筒35と、移行栓体の第1係合部18と係合可能な第2係合部36とを備え、移行栓体15は、開蓋時に、薄肉弱化部14が破断され、オーバーキャップCに移行することを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
容器本体の口部に装着される中栓と、中栓に螺合して着脱可能に装着されるオーバーキャップとを備え、
中栓は、内容物を案内する吐出筒と、吐出筒の内周面に薄肉弱化部を介して連設され、周方向に第1係合部が形成された移行栓体と、移行栓体の下方に装着され、内容物の振り出し孔が形成された振り出しプレートとを備え、
オーバーキャップは、頂壁と、頂壁から垂下され、閉蓋時に外周で吐出筒を密閉する密封筒と、移行栓体の第1係合部と係合可能な第2係合部とを備え、
移行栓体は、開蓋時に、薄肉弱化部が破断され、オーバーキャップに移行することを特徴とする振り出しキャップ。
続きを表示(約 250 文字)
【請求項2】
振り出しプレートは、移行栓体の下面との間に所定距離の間隙を有することを特徴とする請求項1に記載の振り出しキャップ。
【請求項3】
振り出しプレートは、振り出し孔が形成された仕切り板と、仕切り板の周縁から突設され、中栓の吐出筒下端面に当接する間隙維持部とを備えることを特徴とする請求項2に記載の振り出しキャップ。
【請求項4】
移行栓体は、薄肉弱化部に連設され、下面が平坦な底壁を有することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の振り出しキャップ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、粒状または粉状の内容物を収容する容器本体に装着する振り出しキャップに関し、特に、オーバーキャップを開蓋方向に回転することにより開栓できる振り出しキャップに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
粉チーズ、ごま塩などの粒状または粉状の内容物を収容する容器本体に装着するキャップとして、容器本体の口部に装着され、複数の振り出し孔が形成されたキャップ本体と、キャップ本体にヒンジを介して開閉され、振り出し孔に差し入れる突起が形成された上蓋とを備え、閉蓋時に振り出し孔を塞いで内容物の漏れを防ぐとともに振り出し孔の目詰まりを防止する振り出しキャップが知られている。
【0003】
また、容器の口部に装着するキャップ本体と、口部開口に対応する中栓部と、ヒンジを介してキャップ本体と一体をなし、ヒンジ廻りに揺動する蓋体とを有し、中栓部は、中栓開口を囲む吐出部と、中栓開口を閉塞し、スコアを介して吐出部と一体をなす栓体と、容器の口部開口を囲み開口縁内周面に当接可能な内側シール部を有するキャップにおいて、複数の振り出し孔を有し、容器本体の口部開口を覆って開口縁に配置するパッキンに対して、中栓部の栓体がパッキンの振り出し孔を塞いで密接し、内側シール部がパッキンを押圧するキャップが知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-31894号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載のキャップは、栓体を開封しない未使用状態において、中栓部の栓体がパッキンの振り出し孔を塞いで容器内部を密封しているが、スコアの破断により栓体を開封した後は、閉蓋した状態でも、中栓開口の上部空間が広いため、パッキンの振り出し孔から出た内容物が溜まってしまうおそれがあり、溜まった内容物のために、蓋体の開閉がし難くなる可能性があるという問題があった。
【0006】
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、中栓の移行栓体を開封した後であっても、振り出しプレートの上面に内容物が溜まるのを抑制することができる振り出しキャップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記の課題を解決するため、振り出しキャップとして、容器本体の口部に装着される中栓と、中栓に螺合して着脱可能に装着されるオーバーキャップとを備え、中栓は、内容物を案内する吐出筒と、吐出筒の内周面に薄肉弱化部を介して連設され、周方向に第1係合部が形成された移行栓体と、移行栓体の下方に装着され、内容物の振り出し孔が形成された振り出しプレートとを備え、オーバーキャップは、頂壁と、頂壁から垂下され、閉蓋時に外周で吐出筒を密閉する密封筒と、移行栓体の第1係合部と係合可能な第2係合部とを備え、移行栓体は、開蓋時に、薄肉弱化部が破断され、オーバーキャップに移行することを特徴とする構成を採用する。
【0008】
振り出しキャップの実施形態として、振り出しプレートは、移行栓体の下面との間に所定距離の間隙を有することを特徴とする構成を採用し、また、振り出しプレートは、振り出し孔が形成された仕切り板と、仕切り板の周縁から突設され、中栓の吐出筒下端面に当接する間隙維持部とを備えることを特徴とする構成を採用し、また、移行栓体は、薄肉弱化部に連設され、下面が平坦な底壁を有することを特徴とする構成を採用する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の振り出しキャップは、上記構成を採用することにより、移行栓体の開封後も振り出しプレートの上面に内容物が溜まる空間を少なくでき、オーバーキャップの開閉操作を阻害することがなく、粒状または粉状の内容物を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施例である振り出しキャップを装着した容器の閉蓋状態を示す図で、(a)は側面断面図、(b)は(a)のX-X線における断面矢視図である。
本発明の実施例である振り出しキャップにおける中栓を示す図で、(a)は上面図、(b)は側面一部断面図である。
本発明の実施例である振り出しキャップにおけるオーバーキャップを示す図で、(a)は側面断面図、(b)は下面図である。
本発明の実施例である振り出しキャップにおける振り出しプレートを示す図で、(a)は上面図、(b)は側面断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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