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公開番号
2025007184
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023108411
出願日
2023-06-30
発明の名称
フラップおよび空気調和機
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
個人
主分類
F24F
13/20 20060101AFI20250109BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】好適に騒音を低減できるフラップおよび空気調和機を提供する。
【解決手段】フラップ30は、気流方向が第1気流方向である場合に、気流を受ける第1面31に配置される第1圧力変動抑制部35と、第1面31とは反対側にある第2面32に配置される第2圧力変動抑制部36と、を備える。第1圧力変動抑制部35は、第1面31と第2面32との間を通過する中心線CL1に沿う方向において、気流方向の下流側に位置する第1下流端部38を有する。第2圧力変動抑制部36は、中心線CL1に沿う方向において、気流方向の下流側に位置する第2下流端部40を有する。中心線CL1に沿う方向において、第2下流端部40は、第1下流端部38と異なる位置に配置される。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
送風設備(10A)が形成する気流(AF)の気流方向(AD)を、第1気流方向(AD1)と、前記第1気流方向(AD1)と異なる第2気流方向(AD2)と、の間において切り替えるように構成されるフラップ(30)であって、
前記気流方向(AD)が前記第1気流方向(AD1)である場合に、前記気流(AF)を受ける第1面(31)と、
前記第1面(31)とは反対側にある第2面(32)と、
前記第1面(31)に配置される第1圧力変動抑制部(35)と、
前記第2面(32)に配置される第2圧力変動抑制部(36)と、を備え、
前記第1圧力変動抑制部(35)は、前記第1面(31)と前記第2面(32)との間を通過する中心線(CL1)に沿う方向において、前記気流方向(AD)の下流側に位置する第1下流端部(38)を有し、
前記第2圧力変動抑制部(36)は、前記中心線(CL1)に沿う方向において、前記気流方向(AD)の下流側に位置する第2下流端部(40)を有し、
前記中心線(CL1)に沿う方向において、前記第2下流端部(40)は、前記第1下流端部(38)と異なる位置に配置される
フラップ。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
前記中心線(CL1)に沿う方向において、前記第2下流端部(40)は、前記第1下流端部(38)よりも下流側に配置される
請求項1に記載のフラップ。
【請求項3】
前記フラップ(30)の回転軸心(C1)に平行な方向から見て、前記第2下流端部(40)の位置は、前記フラップ(30)の下流端部(33)からフラップ寸法(FL)の35%分の長さだけ上流側の位置よりも上流側に配置され、
前記フラップ寸法(FL)は、前記フラップ(30)の前記下流端部(33)から前記フラップ(30)の上流端部(34)までの寸法と定義される
請求項1に記載のフラップ。
【請求項4】
前記第1圧力変動抑制部(35)は、前記中心線(CL1)に沿う方向において、前記気流方向(AD)の上流側に位置する第1上流端部(39)を有し、
前記第2圧力変動抑制部(36)は、前記中心線(CL1)に沿う方向において、前記気流方向(AD)の上流側に位置する第2上流端部(41)を有し、
前記中心線(CL1)に沿う方向において、前記第1上流端部(39)は、前記第2上流端部(41)と異なる位置に配置される
請求項1に記載のフラップ。
【請求項5】
前記中心線(CL1)に沿う方向において、前記第1上流端部(39)は、前記第2上流端部(41)よりも上流側に配置される
請求項4に記載のフラップ。
【請求項6】
前記中心線(CL1)に沿う方向において、前記第2下流端部(40)は、前記第1下流端部(38)よりも下流側に配置され、かつ、前記第1上流端部(39)は、前記第2上流端部(41)よりも上流側に配置される
請求項4に記載のフラップ。
【請求項7】
前記フラップ(30)の回転軸心(C1)に平行な方向から見て、前記第1上流端部(39)の位置は、前記フラップ(30)の上流端部(34)からフラップ寸法(FL)の5%分の長さだけ下流側の位置よりも下流側に配置され、
前記フラップ寸法(FL)は、前記フラップ(30)の下流端部(33)から前記フラップ(30)の前記上流端部(34)までの寸法と定義される
請求項4に記載のフラップ。
【請求項8】
前記フラップ(30)の回転軸心(C1)に平行な方向から見て、前記中心線(CL1)に沿う方向における前記第1圧力変動抑制部(35)の第1寸法(L1)、または前記中心線(CL1)に沿う方向における前記第2圧力変動抑制部(36)の第2寸法(L2)は、前記フラップ(30)のフラップ寸法(FL)の20%分の長さ以上であり、
前記フラップ寸法(FL)は、前記フラップ(30)の下流端部(33)から前記フラップ(30)の上流端部(34)までの寸法と定義される
請求項1に記載のフラップ。
【請求項9】
前記第1圧力変動抑制部(35)または前記第2圧力変動抑制部(36)は、多孔質材料(37)を含む
請求項1に記載のフラップ。
【請求項10】
送風設備(10A)が形成する気流(AF)の気流方向(AD)を、第1気流方向(AD1)と、前記第1気流方向(AD1)と異なる第2気流方向(AD2)と、の間において切り替えるように構成されるフラップ(30)であって、
前記気流方向(AD)が前記第1気流方向(AD1)である場合に、前記気流(AF)を受ける第1面(31)と、
前記第1面(31)とは反対側にある第2面(32)と、
前記第1面(31)に配置される第1圧力変動抑制部(35)と、
前記第2面(32)に配置される第2圧力変動抑制部(36)と、
前記第1圧力変動抑制部(35)および前記第2圧力変動抑制部(36)を支持する支持部(42)と、を備え、
前記第1圧力変動抑制部(35)は、前記第1面(31)と前記第2面(32)との間を通過する中心線(CL1)に沿う方向において、前記気流方向(AD)の下流側に位置する第1下流端部(38)と、前記気流方向(AD)の上流側に位置する第1上流端部(39)と、を有し、
前記第2圧力変動抑制部(36)は、前記中心線(CL1)に沿う方向において、前記気流方向(AD)の下流側に位置する第2下流端部(40)と、前記気流方向(AD)の上流側に位置する第2上流端部(41)と、を有し、
前記中心線(CL1)に沿う方向において、前記第2下流端部(40)は、前記第1下流端部(38)と異なる位置に配置され、または、前記第1上流端部(39)は、前記第2上流端部(41)と異なる位置に配置され、
前記支持部(42)は、前記中心線(CL1)に沿う方向において、前記フラップ(30)の下流端部(33)に配置される下流支持部分(43)を有する
フラップ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、フラップおよび空気調和機に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
送風機等において、羽根車の翼に圧力変動抑制部を配置することによって、翼の表面における圧力変動を抑制できることが知られている。例えば特許文献1には、圧力変動緩衝部材を翼に配置することが開示されている。翼における圧力変動を抑制することによって、羽根車の回転によって発生する騒音が低減される。
【0003】
羽根車の翼だけでなく、送風口のフラップに圧力変動抑制部を配置することも提案されている。特許文献2には、多孔体を備える横ルーバが開示される。特許文献2のように、フラップの全体が圧力変動抑制部によって形成されると、フラップの強度が低下する虞がある。特許文献3には、一部が多孔質金属によって形成されるルーバが開示される。特許文献3では、ルーバの下流端部が多孔質金属によって形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平5-196243号公報
実開昭59-57730号公報
実開昭62-60850号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
圧力変動を好適に抑制するために、フラップにおける圧力変動抑制部の配置には改善の余地がある。本開示は、好適に騒音を低減できるフラップおよび空気調和機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この課題を解決する第1観点のフラップは、送風設備が形成する気流の気流方向を、第1気流方向と、前記第1気流方向と異なる第2気流方向と、の間において切り替えるように構成されるフラップであって、前記気流方向が前記第1気流方向である場合に、前記気流を受ける第1面と、前記第1面とは反対側にある第2面と、前記第1面に配置される第1圧力変動抑制部と、前記第2面に配置される第2圧力変動抑制部と、を備え、前記第1圧力変動抑制部は、前記第1面と前記第2面との間を通過する中心線に沿う方向において、前記気流方向の下流側に位置する第1下流端部を有し、前記第2圧力変動抑制部は、前記中心線に沿う方向において、前記気流方向の下流側に位置する第2下流端部を有し、前記中心線に沿う方向において、前記第2下流端部は、前記第1下流端部と異なる位置に配置される。
【0007】
この構成によれば、第1面と第2面との間において圧力変動抑制部が配置される箇所を異ならせることができる。気流方向が切り替えられる場合に圧力変動が発生し易い領域が変化しても、第1圧力変動抑制部が、圧力変動が発生し易い領域と重なり易く、かつ、第2圧力変動抑制部が、圧力変動が発生し易い領域と重なり易い。したがって、フラップは、第1圧力変動抑制部および第2圧力変動抑制部によって、好適に騒音を低減できる。
【0008】
第2観点のフラップは、第1観点のフラップにおいて、前記中心線に沿う方向において、前記第2下流端部は、前記第1下流端部よりも下流側に配置される。この構成によれば、第2圧力変動抑制部を第1圧力変動抑制部よりも下流側に配置できるため、気流方向が第1気流方向である場合に、第2圧力変動抑制部が、圧力変動が発生し易い領域と重なり易い。
【0009】
第3観点のフラップは、第1または第2観点のフラップにおいて、前記フラップの回転軸心に平行な方向から見て、前記第2下流端部の位置は、前記フラップの下流端部からフラップ寸法の35%分の長さだけ上流側の位置よりも上流側に配置され、前記フラップ寸法は、前記フラップの前記下流端部から前記フラップの上流端部までの寸法と定義される。この構成によれば、第2下流端部が、フラップの下流端部からフラップ寸法の35%分の長さだけ上流側の位置よりも上流側に配置されるため、第2圧力変動抑制部が、圧力変動が発生し易い領域と重なり易い。
【0010】
第4観点のフラップは、第1~第3観点のいずれか1つのフラップにおいて、前記第1圧力変動抑制部は、前記中心線に沿う方向において、前記気流方向の上流側に位置する第1上流端部を有し、前記第2圧力変動抑制部は、前記中心線に沿う方向において、前記気流方向の上流側に位置する第2上流端部を有し、前記中心線に沿う方向において、前記第1上流端部は、前記第2上流端部と異なる位置に配置される。この構成によれば、第1面と第2面との間において圧力変動抑制部が配置される箇所を好適に異ならせることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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