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公開番号2025005538
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023105742
出願日2023-06-28
発明の名称ストッパ装置
出願人日本精工株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F16C 29/04 20060101AFI20250109BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】案内レールの大きさに応じてストッパ装置の調整を可能とする。
【解決手段】ストッパ装置1は、案内レール2に取り付けられ、スライダ3の移動を規制する。ストッパ装置1は、案内レール2の上面2a及び左側面2bを覆う第1部材10と、案内レール2の上面2a及び右側面2cを覆う第2部材20と、第1部材10の第1上部部材11と第2部材20の第2上部部材21とが重ねられた状態で、案内レール2の幅方向における第1上部部材11に対する第2上部部材21の位置を可変可能なように、第1上部部材11と第2上部部材21とを互いに固定する第1ねじ51とを備える。ストッパ装置1は、第1部材10の第1下部部材12と第2部材20の第2下部部材22とによって、案内レール2の左側面2b及び右側面2cを挟み込むことによって案内レール2に取り付けられる。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
案内レールに取り付けられ、前記案内レール上を移動するスライダの移動を規制するストッパ装置であって、
前記案内レールの上面を覆う第1上部部材、及び前記案内レールの両側面のうちの一方の前記側面である第1側面を覆うとともに前記第1上部部材に連結された第1下部部材を有する第1部材と、
前記案内レールの上面を覆う第2上部部材、及び前記案内レールの両側面のうちの他方の前記側面である第2側面を覆うとともに前記第2上部部材に連結された第2下部部材を有する第2部材と、
前記第1上部部材と前記第2上部部材とが重ねられた状態で、前記案内レールの幅方向における前記第1上部部材に対する前記第2上部部材の位置を可変可能なように、前記第1上部部材と前記第2上部部材とを互いに固定する上部固定具と、
を備え、
前記第1下部部材と前記第2下部部材とによって前記第1側面及び前記第2側面を挟み込むことによって前記案内レールに取り付けられる、ストッパ装置。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記上部固定具は、ねじであり、
前記第1上部部材及び前記第2上部部材は、前記第2上部部材と前記上面との間に前記第1上部部材が位置するように互いに重ねられ、
前記第2上部部材には、前記ねじのねじ部が通される上部長穴が設けられ、
前記第1上部部材には、前記ねじのねじ部の先端部が係合する上部タップ穴が設けられ、
前記上部長穴は前記案内レールの幅方向に沿って延在している、請求項1に記載のストッパ装置。
【請求項3】
前記第1側面との間に前記第1下部部材が位置するように前記第1下部部材に重ねて配置された延長部材と、
前記第1下部部材と前記延長部材とが重ねられた状態で、前記案内レールの上下方向における前記第1下部部材に対する前記延長部材の位置を可変可能なように、前記第1下部部材と前記延長部材とを互いに固定する側部固定具と、
を更に備え、
前記延長部材は、前記第1下部部材よりも下方に延在する下端延在部を有し、
前記下端延在部には、前記第1側面に向って突出して前記第1側面に当接する凸部が設けられている、請求項1又は2に記載のストッパ装置。
【請求項4】
案内レールに取り付けられ、前記案内レール上を移動するスライダの移動を規制するストッパ装置であって、
前記案内レールの上面を覆う上部部材、前記案内レールの両側面のうちの一方の前記側面である第1側面を覆うとともに前記上部部材の一方の端部に連結された第1下部部材、及び前記案内レールの両側面のうちの他方の前記側面である第2側面を覆うとともに前記上部部材の他方の端部に連結された第2下部部材を有し、前記第1下部部材と前記第2下部部材とによって前記第1側面及び前記第2側面を挟み込むことによって前記案内レールに取り付けられるストッパ本体部と、
前記第1下部部材に重ねて配置された延長部材と、
前記第1下部部材と前記延長部材とが重ねられた状態で、前記案内レールの上下方向における前記第1下部部材に対する前記延長部材の位置を可変可能なように、前記第1下部部材と前記延長部材とを互いに固定する側部固定具と、を備えるストッパ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、案内レール上を移動するスライダの移動を規制するストッパ装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
案内レール上を移動するスライダを備える直動案内装置がある。このような直動案内装置の案内レールには、案内レール上を移動するスライダの移動を規制するストッパ装置が取り付けられている。これにより、スライダのオーバーランの防止、及び輸送時等におけるスライダの案内レールからの脱落を防止できる。このような直動案内装置のストッパ装置が、例えば特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平5-12749号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、直動案内装置における案内レールの大きさは、様々となっている。このため、これらの案内レールの大きさに応じたストッパ装置を用意する必要がある。そこで、本発明は、案内レールの大きさに応じた調整が可能なストッパ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様は、案内レールに取り付けられ、案内レール上を移動するスライダの移動を規制するストッパ装置であって、案内レールの上面を覆う第1上部部材、及び案内レールの両側面のうちの一方の側面である第1側面を覆うとともに第1上部部材に連結された第1下部部材を有する第1部材と、案内レールの上面を覆う第2上部部材、及び案内レールの両側面のうちの他方の側面である第2側面を覆うとともに第2上部部材に連結された第2下部部材を有する第2部材と、第1上部部材と第2上部部材とが重ねられた状態で、案内レールの幅方向における第1上部部材に対する第2上部部材の位置を可変可能なように、第1上部部材と第2上部部材とを互いに固定する上部固定具と、を備え、第1下部部材と第2下部部材とによって第1側面及び第2側面を挟み込むことによって案内レールに取り付けられる。
【0006】
このストッパ装置は、上部固定具によって、案内レールの幅方向における第1上部部材に対する第2上部部材の位置を変更することができる。つまり、案内レールの幅に応じて、第1下部部材と第2下部部材との間隔を調整することができる。このように、このストッパ装置では、案内レールの大きさに応じた調整が可能となる。
【0007】
上記のストッパ装置において、上部固定具は、ねじであり、第1上部部材及び第2上部部材は、第2上部部材と上面との間に第1上部部材が位置するように互いに重ねられ、第2上部部材には、ねじのねじ部が通される上部長穴が設けられ、第1上部部材には、ねじのねじ部の先端部が係合する上部タップ穴が設けられ、上部長穴は案内レールの幅方向に沿って延在していてもよい。
【0008】
この場合、ねじが緩められた状態では、第2上部部材に上部長穴が設けられていることによって、第1上部部材に対して第2上部部材を移動させることができる。このように、ストッパ装置では、ねじを緩めることによって、案内レールの幅に応じて第1下部部材と第2下部部材との間隔を調整できる。また、ストッパ装置では、ねじを締めることによって、第1上部部材に対する第2上部部材の移動を規制し、第1下部部材と第2下部部材とによって案内レールの両側面を挟み込むことができる。このように、ストッパ装置では、ねじの操作により、案内レールの大きさに応じた調整を容易に行うことができる。
【0009】
上記のストッパ装置は、第1側面との間に第1下部部材が位置するように第1下部部材に重ねて配置された延長部材と、第1下部部材と延長部材とが重ねられた状態で、案内レールの上下方向における第1下部部材に対する延長部材の位置を可変可能なように、第1下部部材と延長部材とを互いに固定する側部固定具と、を更に備え、延長部材は、第1下部部材よりも下方に延在する下端延在部を有し、下端延在部には、第1側面に向って突出して第1側面に当接する凸部が設けられていてもよい。
【0010】
この場合、側部固定具によって、案内レールの高さ方向における第1下部部材に対する延長部材の位置を変更することができる。つまり、案内レールの高さに応じて、延長部材を上下させることができる。また、延長部材の下端延在部には、案内レールの第1側面に当接する凸部が設けられている。これにより、ストッパ装置は、第1下部部材及び第2下部部材に加え、高さ位置が調整された凸部によっても、案内レールの両側面を挟み込むことができる。このように、このストッパ装置では、案内レールの幅及び高さに応じた調整が可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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