TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025005367
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-16
出願番号2024007240
出願日2024-01-22
発明の名称飲料調製機器
出願人財團法人食品工業發展研究所
代理人弁理士法人浅村特許事務所
主分類B67D 1/08 20060101AFI20250108BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約【課題】飲料を自動的に調製しコップ充填する飲料調製機器を提供する。
【解決手段】飲料調製機器2は、コップをその上に置くことができ、その上に置かれた物体の重さを測定するように構成される秤量ユニット21と、その中の内容物をかき混ぜてコップに出力するように構成される混合ユニット22と、混合ユニット22に材料を供給するように構成される材料供給モジュール23と、制御ユニット24と、を含む。制御ユニット24は、材料供給モジュール23を制御し、飲料の調製に関連する調製コマンドに基づいて混合ユニット22に所定の量の材料を供給し、混合ユニット22を制御し、供給された材料をかき混ぜてコップに出力し、秤量ユニット21により測定された物体の重さに基づいてコップ内の飲料の重さを決定し、物体の重さと調製コマンドに示される所定の重さに基づいて、混合ユニット22を制御して飲料の出力を停止するように構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
飲料を自動的に調製し、コップに前記飲料を充填するための飲料調製機器であって、
前記コップをその上に置くことができ、その上に置かれた物体の重さを測定するように構成される秤量ユニットと、
その中に収容される内容物をかき混ぜて混合物にし、前記混合物を前記コップに出力するように構成される混合ユニットと、
前記混合ユニットに材料を供給するように構成される材料供給モジュールと、
前記秤量ユニット、前記混合ユニット、及び前記材料供給モジュールに電気的に接続する制御ユニットと、を含み、
前記制御ユニットは、
前記材料供給モジュールを制御し、飲料の調製に関連する調製コマンドに基づいて、前記混合ユニットに所定の量の前記材料を供給し、
前記混合ユニットを制御し、供給された前記材料をかき混ぜて前記飲料にし、前記混合ユニット内の前記飲料を前記コップに出力し、
前記秤量ユニットにより測定された前記物体の前記重さに基づいて、前記コップ内の前記飲料の重さを決定し、
前記コップ内の前記飲料の前記重さが前記調製コマンドに示される所定の重さに達したと判断される場合において、前記混合ユニットを制御し、前記混合ユニット内の前記飲料を前記コップに出力するのを停止する、ように構成される、
飲料調製機器。
続きを表示(約 3,300 文字)【請求項2】
前記制御ユニットはさらに、前記材料供給モジュールから前記混合ユニットに供給された前記所定の量の前記材料が前記混合ユニットから完全に出力され、且つ、前記コップ内の前記飲料の前記重さが前記所定の重さに達していないと判断される場合において、前記コップ内の前記飲料の重さが前記所定の重さに達したと判断されるまで、前記材料供給モジュールを制御して前記混合ユニットに前記材料を継続的に供給し、前記混合ユニットを制御して供給された前記材料を継続的にかき混ぜて、前記混合ユニットを制御して前記コップに前記飲料を継続的に出力するように構成される、請求項1に記載の飲料調製機器。
【請求項3】
前記混合ユニットは、
前記材料を収容するように構成される容器と、
前記制御ユニットに電気的に接続し、前記制御ユニットによって制御されて動作するモーターと、
前記モーターに機械的に接続し、前記モーターによって駆動されて前記容器内の前記材料をかき混ぜるように構成される混合器と、を含む、
請求項1に記載の飲料調製機器。
【請求項4】
前記混合器は、
前記容器の外側に配置され、前記モーターに機械的に接続され、前記モーターによって駆動されて回転するように構成される磁石と、
前記容器内に配置され、前記磁石により磁気的に引き付けられ、前記磁石と共回転して前記容器内の前記材料をかき混ぜる磁石棒と、を含む、
請求項3に記載の飲料調製機器。
【請求項5】
前記混合ユニットの前記容器は、前記飲料を出力するための排出口を含み、
前記混合ユニットは、前記容器に接続し、前記容器から前記コップに前記飲料を出力するように適合される第1のパイプユニットと、第1のスイッチと、第2のスイッチと、をさらに含み、
前記第1のパイプユニットは、前記容器の前記排出口に接続する入力ポートと、接続パイプと、前記接続パイプを介して互いに接続し、前記入力ポートに空間的に連通し、前記入力ポートを介して前記容器から入力された前記飲料を出力するように構成される第1の出力ポート及び第2の出力ポートと、を含み、前記第1の出力ポートは、前記秤量ユニット上に配置され、
前記第1のスイッチは、前記制御ユニットによって制御されて、前記飲料が前記入力ポートを介して前記第1のパイプユニットに流れ込むことができるようにし、前記飲料の流れを前記第1の出力ポート及び前記第2の出力ポートのうちのいずれか1つへと向けるよう制御し、
前記第2のスイッチは、前記制御ユニットによって制御されて、前記飲料が前記第1の出力ポートから流れ出すことができるようにする、
請求項3に記載の飲料調製機器。
【請求項6】
前記材料は液体であり、
前記材料供給モジュールは、前記材料を貯蔵するように構成される液体貯蔵部と、前記材料を前記液体貯蔵部から前記混合ユニットに輸送するように構成される液体輸送ユニットと、を含み、
前記液体貯蔵部は、前記液体貯蔵部に貯蔵される前記材料を出力するための液体貯蔵部出力ポートを含み、
前記液体輸送ユニットは、第1のパイプと、第2のパイプと、前記制御ユニットによって制御される液体ポンプと、前記液体ポンプから前記混合ユニットに流れる前記材料の流量を安定させるように構成される安定器と、第2のパイプユニットと、を含み、
前記液体ポンプは、前記第1のパイプを介して前記液体貯蔵部出力ポートに接続する液体ポンプ入力ポートと、前記第2のパイプを介して前記安定器の一端に接続する液体ポンプ出力ポートと、を含み、
前記第2のパイプユニットは、前記安定器の他の一端に接続する第3のパイプと、前記混合ユニットに接続する第4のパイプと、一端が前記第3のパイプに接続し、他の一端が前記第4のパイプに接続し、前記制御ユニットによって制御されて前記材料が前記第2のパイプユニットを通って前記混合ユニットに流れ込むことができるようにするスイッチと、を含み、
前記制御ユニットはさらに、前記液体ポンプを制御し、前記材料を前記液体貯蔵部から前記第2のパイプと前記安定器と前記第2のパイプユニットとを介して、前記混合ユニットに送出するように構成される、
請求項1に記載の飲料調製機器。
【請求項7】
前記材料は液体であり、
前記材料供給モジュールは、前記材料を貯蔵するように構成される液体貯蔵部と、液体輸送ユニットと、を含み、
前記液体貯蔵部は、前記液体貯蔵部の下端に位置し、前記材料を前記液体貯蔵部から前記混合ユニットに出力するための液体貯蔵部出力ポートと、前記液体貯蔵部の上端に位置する液体貯蔵部入力ポートと、を含み、
前記液体輸送ユニットは、第1のパイプと、ガスを貯蔵するように構成されるガス貯蔵部と、前記制御ユニットに電気的に接続するスイッチと、を含み、
前記ガス貯蔵部は、前記第1のパイプを介して前記液体貯蔵部入力ポートに接続するガス貯蔵部出力ポートを含み、
前記スイッチは、前記液体貯蔵部出力ポート及び前記混合ユニットの間に配置され、前記制御ユニットによって制御されて前記液体貯蔵部に貯蔵される前記材料が前記液体貯蔵部から前記混合ユニットに流れ込むようにし、
前記制御ユニットはさらに、前記材料供給モジュールを制御し、前記ガス貯蔵部が前記液体貯蔵部にガスを供給するようにし、前記スイッチを制御して前記材料が前記液体貯蔵部から前記混合ユニットに流れ込むようにすることによって、前記材料を前記混合ユニットに供給するように構成される、
請求項1に記載の飲料調製機器。
【請求項8】
前記ガス貯蔵部は、ガス貯蔵部入力ポートをさらに含み、
前記液体輸送ユニットは、
第2のパイプと、
前記第2のパイプを介して前記ガス貯蔵部入力ポートに接続し、前記ガス貯蔵部にガスを送出するように構成されるガスポンプと、
前記制御ユニットに電気的に接続し、前記液体貯蔵部に配置され、前記液体貯蔵部内の前記ガスの圧力の圧力値を測定し、前記圧力値を前記制御ユニットに提供する圧力計と、をさらに含み、
前記制御ユニットはさらに、前記ガスポンプを制御して、前記ガスを前記ガス貯蔵部に送出し、前記圧力計により測定された前記圧力値に基づいて前記液体貯蔵部内の前記ガスの前記圧力を維持するよう動作するように構成される、
請求項7に記載の飲料調製機器。
【請求項9】
前記液体輸送ユニットは、前記第2のパイプに配置され、前記ガスポンプにより前記ガス貯蔵部に送出される前記ガスから不純物及び微生物を濾過するように構成されるガスフィルターをさらに含む、請求項8に記載の飲料調製機器。
【請求項10】
前記液体輸送ユニットは、ホルダーをさらに含み、前記液体貯蔵部出力ポートは、前記ホルダーに取り付けられ、前記ホルダーは、前記液体貯蔵部出力ポートと前記混合ユニットとの間に接続される接続パイプを含み、
前記液体貯蔵部は、蓋をさらに含み、前記液体貯蔵部入力ポートは、前記蓋に配置され、
前記スイッチは、前記接続パイプの片側に配置されるブロック部品と、前記接続パイプの他の片側に配置されるカットオフ部品とを含み、前記カットオフ部品は、前記制御ユニットによって制御され、前記ブロック部品に向かって移動し、前記材料が前記接続パイプを介して前記混合ユニットに流れるのをブロックし、または、前記ブロック部品から離れるように移動し、前記材料が前記接続パイプを介して前記混合ユニットに流れるようにする、
請求項7に記載の飲料調製機器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、飲料調製機器に関し、特に、飲料を自動的に調製するための飲料調製機器に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
店頭などの現場で調製される飲料は、幅広い飲料のカスタマイズオプションを顧客に提供できるため、大衆に人気がある。しかしながら、現場で調製される飲料の販売におけるビジネス上の課題には、材料の残留農薬、氷の細菌汚染、品質管理(風味、成分など)、従業員の高い離職率などが含まれる。例えば特許文献1に開示されるティーメーカーのような従来の半自動機器は、飲料調製の補助や労働力の削減のために店舗に導入されることがあるが、従来の半自動機器は依然として人手により飲料を調製する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
台湾実用新案M622132号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、本発明の目的は、従来技術の欠点を少なくとも1つ軽減することができる飲料調製機器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によれば、飲料調製機器は、飲料を自動的に調製し、コップに飲料を充填するためのものであって、コップをその上に置くことができ、その上に置かれた物体の重さを測定するように構成される秤量ユニットと、その中に収容される内容物をかき混ぜて混合物にし、混合物をコップに出力するように構成される混合ユニットと、混合ユニットに材料を供給するように構成される材料供給モジュールと、秤量ユニット、混合ユニット、及び材料供給モジュールに電気的に接続する制御ユニットと、を含む。制御ユニットは、材料供給モジュールを制御し、飲料の調製に関連する調製コマンドに基づいて、混合ユニットに所定の量の材料を供給し、混合ユニットを制御し、供給された材料をかき混ぜて飲料にし、混合ユニット内の飲料をコップに出力し、秤量ユニットにより測定された物体の重さに基づいて、コップ内の飲料の重さを決定し、コップ内の飲料の重さが調製コマンドに示される所定の重さに達したと判断される場合において、混合ユニットを制御し、混合ユニット内の飲料をコップに出力するのを停止する、ように構成される。
【発明の効果】
【0006】
制御ユニットは、材料供給モジュールを制御して、調製コマンドに基づいて混合ユニットに所定の量の材料を供給し、混合ユニットを制御して、混合ユニット内の材料をかき混ぜてコップに飲料を出力する。さらに、コップ内の飲料が調製コマンドに示される所定の重さに達したと判断される場合において、制御ユニットは混合ユニットを制御して飲料をコップに出力するのを停止する。これによって、飲料は、飲料調製機器によって、自動的に調製され、コップに充填される。
【0007】
本発明の他の特徴及び利点は、添付の図面を参照する以下の実施形態の詳細な説明において明白になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第1の実施形態に係る飲料調製機器が示されるブロック図である。
本発明の第1の実施形態に係る飲料調製機器の構造が示される模式図である。
本発明の第2の実施形態に係る飲料調製機器が示されるブロック図である。
本発明の第2の実施形態に係る飲料調製機器の構造が示される模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明をより詳細に説明する前に、適切と考えられる場合において、参照符号または参照符号の末端部は、同様の特性を有し得る対応のまたは類似の要素を示すために各図面間で繰り返し用いられることに留意されたい。
さらに、本明細書において、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」などの方向性のある用語は、図面と併せて本発明の実施形態における複数のハードウェア構成要素の相対位置を例示的に説明するためだけに使用され、本発明の実施の範囲を限定することを意図するものではない。
【0010】
本明細書において、ある部品が他の部品に「接続」することは、2つの部品が空間的に連通することを示す。また、ある電気部品が他の電気部品に「電気的に接続」することは、2つの電気部品が導電性材料(例えば、電線)を介して直接に接続し、或いは、2つの電気部品が1つ以上の更なる他の電気部品または無線通信を介して間接的に接続することを示す。さらに、ある部品が他の部品に「機械的に接続」することは、2つの部品がリンク機構、ギアセット、溶接などの機械的な手段により接続することを示す。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

合同会社律歩
漏斗
7か月前
靜甲株式会社
キャッパ
6か月前
株式会社トキトモ産業
真空ブレーカー
12か月前
株式会社タツノ
給油認証システム
9か月前
澁谷工業株式会社
キャッパ
2か月前
澁谷工業株式会社
充填装置
7か月前
株式会社サイレック
キャッパー装置
5か月前
株式会社サイレック
キャッパー装置
8か月前
個人
ボトルキャップ用開栓具
4か月前
有限会社ユウアイ
キャップ載置装置
6か月前
ホシザキ株式会社
給茶機
11か月前
株式会社青木製作所
タンクローリの配管装置
4か月前
富士電機株式会社
液体供給装置
5か月前
澁谷工業株式会社
キャッパ
10か月前
ネクサン
流体輸送装置
8か月前
澁谷工業株式会社
キャッピング装置
2か月前
ホシザキ株式会社
飲料供給装置
11か月前
日清食品株式会社
カップ状容器の自動蓋部開封装置
7か月前
ホシザキ株式会社
飲料供給装置
10か月前
ホシザキ株式会社
飲料供給装置
2か月前
株式会社野村総合研究所
セルフ給油システム
9か月前
ホシザキ株式会社
飲料供給装置
7か月前
澁谷工業株式会社
キャッピングヘッド
6か月前
ホシザキ株式会社
飲料供給装置
2か月前
ホシザキ株式会社
飲料供給装置
1か月前
株式会社吉野工業所
高温充填方法
2か月前
AW・ウォーター株式会社
液体供給装置
5か月前
日本クロージャー株式会社
ボトルケース
5か月前
株式会社吉野工業所
液体充填方法
9か月前
個人
給水タンク固定装置
6か月前
靜甲株式会社
センタリング機構並びに充填包装機
6か月前
サッポロビール株式会社
カラン
3か月前
アサヒ飲料株式会社
炭酸飲料製造ラインの制御方法
1か月前
富士電機株式会社
飲料供給装置
2か月前
富士電機株式会社
飲料供給装置
2か月前
富士電機株式会社
飲料供給装置
7か月前
続きを見る