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公開番号2025005096
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-16
出願番号2023105111
出願日2023-06-27
発明の名称プログラム
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類G06F 3/12 20060101AFI20250108BHJP(計算;計数)
要約【課題】プリンタに記憶される設定値の読み出しおよび書き込みが可能なプログラムであって、プリンタ間での設定値の引継ぎを改善する技術を提供すること。
【解決手段】第1プリンタ3や第2プリンタ4に接続可能なPC1の設定プログラム22によって、CPU11は、第1プリンタ3から第1現設定値32を読み出し、第1プリンタ3の第1デフォルト値31を取得し、第1現設定値32と第1デフォルト値31を項目ごとに比較し、設定値が同じ項目であるデフォルト項目と、設定値が異なる項目であるカスタム項目とに区分する。さらにCPU11は、第2プリンタ4の第2デフォルト値41を取得し、デフォルト項目に区分された項目について、第1デフォルト値31と第2デフォルト値41とをユーザIF13に表示させて選択を受け付け、カスタム項目の設定値と、第1デフォルト値31が選択されたデフォルト項目の設定値と、を第2プリンタ4に設定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
プリンタと接続可能な情報処理装置のコンピュータによって実行可能なプログラムであって、前記プリンタには、項目ごとに設定される設定値が記憶されており、
前記コンピュータに、
設定値の引継ぎ元である第1プリンタから前記第1プリンタに現在記憶されている設定値である現設定値を読み出す読出し処理と、
前記第1プリンタにおける設定値の初期値である第1初期値を取得する第1取得処理と、
前記読出し処理にて読み出された前記現設定値を、前記第1取得処理にて取得された前記第1初期値と項目ごとに比較し、設定値が同じ項目であるデフォルト項目と、設定値が異なる項目であるカスタム項目と、に区分する区分処理と、
設定値の引継ぎ先である第2プリンタにおける設定値の初期値である第2初期値を取得する第2取得処理と、
前記区分処理にて前記デフォルト項目に区分された項目について、前記第1初期値と前記第2初期値とを前記情報処理装置のユーザインタフェースに表示させ、前記第1初期値とするか前記第2初期値とするかの選択を、前記ユーザインタフェースを介して受け付ける選択処理と、
前記現設定値のうち、前記カスタム項目の設定値と、前記選択処理にて前記第1初期値とする選択が受け付けられた前記デフォルト項目の設定値と、を前記第2プリンタに設定する設定処理と、
を実行させる、
ことが可能なように構成されるプログラム。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載するプログラムであって、
前記選択処理では、前記区分処理にて前記デフォルト項目に区分された全ての項目について、一括して前記第1初期値とするか前記第2初期値とするかの選択を、前記ユーザインタフェースを介して受け付け、
前記設定処理では、前記選択処理にて前記第1初期値とする選択が受け付けられた場合に、前記現設定値の全てを前記第2プリンタに設定する、
ように構成されるプログラム。
【請求項3】
請求項2に記載するプログラムであって、
前記設定処理では、前記選択処理にて前記第1初期値とする選択が受け付けられた場合に、前記現設定値の全てを前記第2プリンタに書き込み、前記選択処理にて前記第2初期値とする選択が受け付けられた場合に、前記現設定値のうち、前記カスタム項目の設定値を前記第2プリンタに書き込み、前記デフォルト項目の設定値を前記第2プリンタに書き込まない、
ように構成されるプログラム。
【請求項4】
請求項1に記載するプログラムであって、
前記選択処理では、前記区分処理にて前記デフォルト項目に区分された項目ごとに、前記第1初期値とするか前記第2初期値とするかの選択を、前記ユーザインタフェースを介して受け付ける、
ように構成されるプログラム。
【請求項5】
請求項4に記載するプログラムであって、
前記設定処理では、前記現設定値のうち、前記カスタム項目の設定値と、前記選択処理にて前記第1初期値とする選択が受け付けられた前記デフォルト項目の設定値と、を前記第2プリンタに書き込み、前記選択処理にて前記第2初期値とする選択が受け付けられた前記デフォルト項目の設定値を前記第2プリンタに書き込まない、
ように構成されるプログラム。
【請求項6】
請求項1に記載するプログラムであって、
前記選択処理では、前記区分処理にて前記デフォルト項目に区分された項目について、前記第1初期値と前記第2初期値とが異なる項目を、前記第1初期値と前記第2初期値とが同じ項目と区別して前記ユーザインタフェースに表示させ、前記第1初期値とするか前記第2初期値とするかの選択を、前記ユーザインタフェースを介して受け付ける、
ように構成されるプログラム。
【請求項7】
請求項1に記載するプログラムであって、
前記選択処理では、前記区分処理にて前記デフォルト項目に区分された項目のうち、前記第1初期値と前記第2初期値とが異なる項目について、前記第1初期値とするか前記第2初期値とするかの選択を、前記ユーザインタフェースを介して受け付け、前記第1初期値と前記第2初期値とが同じ項目については、前記第1初期値とするか前記第2初期値とするかの選択を受け付けない、
ように構成されるプログラム。
【請求項8】
請求項1に記載するプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記区分処理にて前記カスタム項目に区分された項目について、前記第2初期値が前記カスタム項目の設定値とも前記第1初期値とも異なる場合、前記カスタム項目の設定値と前記第2初期値とを前記ユーザインタフェースに表示させ、前記カスタム項目の設定値とするか前記第2初期値とするかの選択を、前記ユーザインタフェースを介して受け付けるカスタム選択処理を実行させ、
前記カスタム選択処理が実行された場合、前記設定処理では、前記現設定値の前記カスタム項目の設定値のうち、前記カスタム選択処理にて前記カスタム項目の設定値とする選択が受け付けられた前記カスタム項目の設定値を前記第2プリンタに設定する、
ように構成されるプログラム。
【請求項9】
請求項1に記載するプログラムであって、
前記第1取得処理では、前記第1プリンタに対して設定値を初期化するコマンドを送信して前記第1プリンタの設定値を初期化した後、前記第1プリンタから設定値を読み出すことで、前記第1初期値を取得する、
ように構成されるプログラム。
【請求項10】
請求項1に記載するプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記第2初期値を優先するオプションを有効にするか否かのコマンドの入力を受け付ける受付処理を実行させることが可能であり、
前記第2初期値を優先するオプションが有効になっていない場合、前記選択処理および前記設定処理を実行させ、
前記第2初期値を優先するオプションが有効になっている場合、前記選択処理および前記設定処理を実行させず、前記現設定値のうち、前記カスタム項目の設定値を前記第2プリンタに設定するカスタム設定処理を実行させる、
ように構成されるプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術分野は、プリンタに記憶される設定値の読み出しおよび書き込みが可能なプログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、プリンタに記憶される設定値の読み出しおよび書き込みが可能なプログラムが知られている。例えば、特許文献1には、印刷装置が有する機能に関する設定値を変更する技術であって、変更された設定値に対する他の項目の設定値に関するリンク情報を読み出し、そのリンク情報に基づいて、ユーザに確認しつつ設定値の変更を行う構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-49318号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
プリンタに記憶される設定値の読み出しおよび書き込みが可能なプログラムによって、既存のプリンタに記憶されている設定値を読み出して新規のプリンタに書き込むといった設定値の引継ぎが行われることがある。このとき、既存のプリンタと新規のプリンタとで設定値のデフォルト値が異なる場合があり、既存のプリンタから読み出した設定値を新規のプリンタにそのまま書き込むと、新規のプリンタのデフォルト値と異なる設定値が書き込まれる可能性がある。この場合、例えば拘りのある項目以外の項目についてはデフォルト値を利用したいユーザにとっては、デフォルト値に戻す作業が必要になり、不便を強いる。引用文献1には、プリンタ間での設定値の引継ぎについては開示されておらず、改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この課題の解決を目的としてなされたプログラムは、プリンタと接続可能な情報処理装置のコンピュータによって実行可能なプログラムであって、前記プリンタには、項目ごとに設定される設定値が記憶されており、前記コンピュータに、設定値の引継ぎ元である第1プリンタから前記第1プリンタに現在記憶されている設定値である現設定値を読み出す読出し処理と、前記第1プリンタにおける設定値の初期値である第1初期値を取得する第1取得処理と、前記読出し処理にて読み出された前記現設定値を、前記第1取得処理にて取得された前記第1初期値と項目ごとに比較し、設定値が同じ項目であるデフォルト項目と、設定値が異なる項目であるカスタム項目と、に区分する区分処理と、設定値の引継ぎ先である第2プリンタにおける設定値の初期値である第2初期値を取得する第2取得処理と、前記区分処理にて前記デフォルト項目に区分された項目について、前記第1初期値と前記第2初期値とを前記情報処理装置のユーザインタフェースに表示させ、前記第1初期値とするか前記第2初期値とするかの選択を、前記ユーザインタフェースを介して受け付ける選択処理と、前記現設定値のうち、前記カスタム項目の設定値と、前記選択処理にて前記第1初期値とする選択が受け付けられた前記デフォルト項目の設定値と、を前記第2プリンタに設定する設定処理と、を実行させる、ことが可能なように構成される。
【0006】
本明細書に開示されるプログラムは、引継ぎ元の第1プリンタの現設定値のうち、初期値のままであるデフォルト項目について、第1プリンタの初期値とするか、引継ぎ先の第2プリンタの初期値とするか、の選択を受け付ける。そして、プログラムは、第1プリンタにて初期値から変更されているカスタム項目の設定値に加え、第1プリンタの初期値が選択されたデフォルト項目の設定値を第2プリンタに設定する。これにより、ユーザは、第1プリンタの初期値を選択した場合には、第1プリンタで使用していた現設定値をそのまま利用できる一方、第2プリンタの初期値を選択した場合には、カスタム項目以外の項目について第2プリンタの初期値を利用できる。
【0007】
上記プログラムが組み込まれた情報処理装置、プログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体、およびプログラムの機能を実現するための制御方法も、新規で有用である。
【発明の効果】
【0008】
本明細書に開示される技術によれば、プリンタに記憶される設定値の読み出しおよび書き込みが可能なプログラムであって、プリンタ間での設定値の引継ぎを改善する技術が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
PCの電気的構成を示すブロック図である。
選択設定処理の手順を示すフローチャートである。
第1設定取得処理の手順を示すフローチャートである。
選択画面の例を示す説明図である。
詳細選択画面の例を示す説明図である。
詳細選択画面の例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は、プリンタと接続可能なパーソナルコンピュータ(以下、「PC」とする)に組み込まれているプログラムを開示するものである。
(【0011】以降は省略されています)

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