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公開番号2025005010
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-16
出願番号2023104988
出願日2023-06-27
発明の名称フィッティングバルブ
出願人サッポロビール株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B67D 1/04 20060101AFI20250108BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約【課題】口金にカビが発生することを抑制できるとともに、種々の樽容器に容易に着脱できて汎用性が高いフィッティングバルブを提供する。
【解決手段】一実施形態に係るフィッティングバルブ10は、口金20に装着されるブッシュ11を備える。ブッシュ11は、口金20の内部に入り込む筒部11qと、筒部11qの上端から平面視における筒部11qの外側に突出する鍔部11rとを有する。筒部11qは、口金20の内部に入り込んだ状態で雌螺子23に螺合する雄螺子11dを有する。鍔部11rは、雌螺子23に雄螺子11dが螺合したときに、フランジ部25に対向するとともに口金20と筒部11qとの間に形成された隙間Sを封止する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
飲料を収容する樽容器に装着され、前記樽容器に装着された状態で前記樽容器の内部にガスを供給することによって前記飲料を前記樽容器の外部に送出するフィッティングバルブであって、
前記樽容器は上方に突出するとともに内周面に雌螺子が形成された筒状の口金を有し、前記口金は前記口金の上端から平面視における前記口金の外側に突出するフランジ部を有し、
前記口金に装着されるブッシュを備え、
前記ブッシュは、前記口金の内部に入り込む筒部と、前記筒部の上端から平面視における前記筒部の外側に突出する鍔部とを有し、
前記筒部は、前記口金の内部に入り込んだ状態で前記雌螺子に螺合する雄螺子を有し、
前記鍔部は、前記雌螺子に前記雄螺子が螺合したときに、前記フランジ部に対向するとともに前記口金と前記筒部との間に形成された隙間を封止する、
フィッティングバルブ。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記鍔部と前記フランジ部との間に入り込むパッキンを備える、
請求項1に記載のフィッティングバルブ。
【請求項3】
前記鍔部は、前記筒部に固定された環状部材である、
請求項1または請求項2に記載のフィッティングバルブ。
【請求項4】
前記鍔部は、前記筒部に溶接によって固定されている、
請求項3に記載のフィッティングバルブ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、飲料を収容する樽容器に装着されるフィッティングバルブに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、生ビール樽のフィッティング用ブッシュが記載されている。ブッシュは、生ビールが収容された樽の上鏡の中央部に形成された孔の縁に溶接により固定される口金に取り外し可能に螺合される。口金の内周面上部には雌ネジが設けられており、口金の内周面底部には段部が設けられている。
【0003】
ブッシュは、口金の外周上端面を覆う外径を有する鍔状部と、鍔状部に段部を介して連続している中間部と、中間部に段部を介して連続しているスカート部とを備える。鍔状部と中間部との境である段部の直下にはOリングからなるシーリング材を装着するための溝部が設けられている。
【0004】
溝部の直下から中間部の外周面には、上記の雌ネジに螺合する雄ネジが設けられている。ブッシュの中間部の内面には、ガスバルブが当接する弁座が設けられている。中間部とスカート部との境である段部の直下にはOリングからなるシーリング材が取り付けられている。
【0005】
この生ビール樽では、口金の軸方向の長さを従来の口金よりも短く形成し、かつ、口金に形成していた鍔を省略するとともに、ブッシュの鍔状部の軸方向の長さを口金を短くした分と一致させ、かつ口金の突出長さをほとんど変えないようにしている。これにより、ブッシュおよび口金の外力による破損を防止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2005-112419号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
前述した生ビール樽およびブッシュでは、鍔状部と中間部との境である段部の直下に形成された溝にシーリング材が配置される。しかしながら、鍔状部の下端と口金の上端との間に隙間が形成されている。よって、当該隙間に水分等が侵入した場合、口金の雌ネジの周辺においてカビが生じうる。
【0008】
前述した生ビール樽およびブッシュでは、鍔状部と中間部との境である段部の直下に溝を形成しなければならないので、形状を簡易にすることが望まれる。さらに、前述した生ビール樽およびブッシュでは、口金の軸方向の長さを従来より短くするとともに、口金の鍔を省略している。よって、樽容器の口金の形状を変更しなければならないので、樽容器に対する着脱性および汎用性において改善の余地がある。
【0009】
本開示は、口金にカビが発生することを抑制できるとともに、種々の樽容器に容易に着脱できて汎用性が高いフィッティングバルブを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示に係るフィッティングバルブは、(1)飲料を収容する樽容器に装着され、樽容器に装着された状態で樽容器の内部にガスを供給することによって飲料を樽容器の外部に送出するフィッティングバルブである。樽容器は上方に突出するとともに内周面に雌螺子が形成された筒状の口金を有し、口金は口金の上端から平面視における口金の外側に突出するフランジ部を有する。フィッティングバルブは、口金に装着されるブッシュを備える。ブッシュは、口金の内部に入り込む筒部と、筒部の上端から平面視における筒部の外側に突出する鍔部とを有する。筒部は、口金の内部に入り込んだ状態で雌螺子に螺合する雄螺子を有する。鍔部は、雌螺子に雄螺子が螺合したときに、フランジ部に対向するとともに口金と筒部との間に形成された隙間を封止する。
(【0011】以降は省略されています)

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