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公開番号
2025004938
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-16
出願番号
2023104851
出願日
2023-06-27
発明の名称
アンテナ
出願人
日本電信電話株式会社
,
国立大学法人北海道大学
代理人
弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類
H01Q
1/48 20060101AFI20250108BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】不要放射の発生を抑制する。
【解決手段】地導体板で形成される共振器、を備え、前記地導体板の少なくとも一部には切れ込みが入っており、前記切れ込みは、切れ込みが入っていない場合に生じる定在波である仮想定在波、の少なくとも一部の腹の位置に存在するという条件を満たし、前記切れ込みはエッチングにより入れられる、アンテナ。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
地導体板で形成される共振器、
を備え、
前記地導体板の少なくとも一部には切れ込みが入っており、
前記切れ込みは、切れ込みが入っていない場合に生じる定在波である仮想定在波、の少なくとも一部の腹の位置に存在するという条件を満たし、
前記切れ込みはエッチングにより入れられる、
アンテナ。
続きを表示(約 310 文字)
【請求項2】
前記切れ込みの長さは、前記仮想定在波の波長の略四分の一の長さという条件を満たす、
請求項1に記載のアンテナ。
【請求項3】
前記地導体板の一方は広帯域で動作する形状の放射スロットを有する、
請求項1又は2に記載のアンテナ。
【請求項4】
前記地導体板に挟まれた空間に、ストリップ線路と、前記ストリップ線路に結合された結合器とを備える、
請求項1又は2に記載のアンテナ。
【請求項5】
前記切れ込みの入った地導体板は、プリント基板に対してエッチングにより切れ込みが入れられたものである、
請求項1に記載のアンテナ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アンテナに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
トリプレートアンテナ等の、2枚の地導体板の間に所定の構造が挟まれた構造を有するアンテナが存在する。このようなアンテナでは一方の地導体板と他方の地導体板とが平行平板共振器の役割を果たす。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
電子情報通信学会『知識の森』、4群2編 アンテナ・伝搬、第5章 平面アンテナ (URL; http://ieice-hbkb.org/files/04/04gun_02hen_05.pdf)
山本尚也、日景 隆、山本 学、“両平面回路と葉状ボウタイスロット素子を用いた広帯域平面アレーアンテナの設計、”信学技報, vol. 121, no. 126, AP2021-43, pp. 109-114, 2021年7月
山本尚也、日景 隆、山本 学、和井秀樹、岩國辰彦、内田大誠、北 直樹、“反射板付き広帯域スロットアレーアンテナにおける利得低下抑制に関する検討、”信学技報, vol. 122, no. 3, AP2022-6, pp. 28-33, 2022年4月
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら共振周波数で平行平板モードの不要共振が発生する場合がある。その結果、プリント基板の端部が放射スロットのように働き、不要放射が発生する場合があった。
【0005】
上記事情に鑑み、本発明は、不要放射の発生を抑制する技術の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、地導体板で形成される共振器、を備え、前記地導体板の少なくとも一部には切れ込みが入っており、前記切れ込みは、切れ込みが入っていない場合に生じる定在波である仮想定在波、の少なくとも一部の腹の位置に存在するという条件を満たし、前記切れ込みはエッチングにより入れられる、アンテナである。
【発明の効果】
【0007】
本発明により、不要放射の発生を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態のアンテナの概要を説明する第1の説明図。
実施形態のアンテナの概要を説明する第2の説明図。
実施形態のアンテナの等価構造の一例を示す図。
実施形態における第1の地導体板の構造の詳細の一例を説明する説明図。
実施形態における仮想定在波と切れ込みとの関係を説明する説明図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(実施形態)
図1は、実施形態のアンテナ100を説明する第1の説明図である。より具体的には、図1は、アンテナ100の理解の容易のため、実施形態のアンテナ100の備える各部品を分離して表示した図の一例である。図2は、実施形態のアンテナ100の概要を説明する第2の説明図である。より具体的には、図2は、実施形態のアンテナ100の断面図の一例である。
【0010】
アンテナ100は、第1の地導体板1と、第1の誘電体基板2と、ストリップ線路3と、結合器4と、第2の誘電体基板5と、第2の地導体板6とを備える。アンテナ100は、例えばトリプレートアンテナである。
(【0011】以降は省略されています)
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